なぜジンギスカンは北海道名物なの?『チコちゃんに叱られる!』

2019/7/12放送『チコちゃんに叱られる!』。
松本潤さん、飯島直さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なんでジンギスカンは北海道名物なの?」

北海道でジンギスカンが名物になったのは、おまけに鍋をつけたから

詳しく教えてくださるのはジンギスカンを研究し続けて30年、北海道遺産ジンギスカン応援隊隊長でノンフィクション作家の千石涼太郎さんです。

軍の政策で羊が増える

1918年第1次世界大戦中、軍の防寒着をつくるため国は綿羊の100万頭増殖計画を実施します。
しかし、その後安い化学繊維や輸入の羊毛が増え、徐々に綿羊が不要になっていきます。
そこで余った羊を有効利用するために食べ始めたのが北海道ジンギスカンの始まりです。
しかし、癖があって臭いのでなかなか普及しなかったんですね。

一時は臭いと敬遠されていたものがなぜここまで広まったのでしょうか?

美味しいタレができた

美味しいタレができたから。
このタレをどう広めるかというときに、鍋を付けて提供することによって、ジンギスカンをより身近なものとして感じてもらったことがきっかけです。

きっかけとなった会社が今でもあるということでやってきたのは札幌市にある食品会社。
全体の工場長たちが取得試行錯誤の末、ここまで広まったんじゃないかと考えております。

ジンギスカンのタレを作って売っていたんですけれども、初めは店で売れなくて。
それでジンギスカンのタレに鍋をプレゼントしたことがきっかけだったみたいですね。

ジンギスカンが北海道のソウルフードになった背景には、様々な苦悩があったといいます。
ときは1940年、札幌市戦後の食糧難の中、安くておいしいものを作りたいという北海道大学時代の同級生たちが札幌に集まり、事業を始めました。その中で商品開発を務めたのが工場長の中本さん。

当時は羊の肉のきつい匂いを消すため家庭ではニンニク生姜を入れた醤油をつけて食べていました。臭くて美味しくないという人が多かったです。
中本さんはジンギスカンがもっと美味しく食べられたら…とジンギスカンのタレを作りました。

しかし、羊は臭いものという先入観もあってか、タレは全く売れませんでした。
そこで、中本はタレを買ってくれた人にジンギスカン鍋を貸し出すことを思いついました。

タレとジンギスカン鍋をセットにした

当時、ジンギスカン鍋はまったく普及しておらず、一般家庭で使用していたのは金網でした。金網だと臭みのもととなる油を十分に落としきる前に焦げてしまうため、美味しく食べることができなかったのです。
しかし、分厚い鉄でできたジンギスカン鍋を使えば、遠赤外線効果で適度な焼き色と旨味を加えながらも臭みのもととなる油はドーム型になった斜面を伝い落ちてしっかり落とせるため、美味しく食べることができるというのです。
こうしてジンギスカンが瞬く間に広がり、タレと羊の肉が飛ぶように売れたのです。

そういうことで「北海道でジンギスカンが名物になったのは、おまけに鍋をつけたから」でした。

所感

ジンギスカンといえば北海道名物。当たり前のように思っていて、いざそう問われてみると確かに「なぜ?」と思いました。それがチコちゃんの面白さですね。

道民が昔は羊肉を好まなかったことに驚きました。「臭みこそジンギスカン」というくらいですから、昔から食しているものだと思っていました。食べられるようになったのは50年ぐらい前なんですね。意外に歴史が浅かった。

わたしもジンギスカンが大好きです。美味しいタレを開発してくれた人たちに感謝です。

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