冷やして痒みを抑える!蚊に刺された時の正しい応急措置『健康カプセル!ゲンキの時間』
2010/7/14放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』。
夏真っ盛り!海に山にバーベキュー!レンジャーが満載です。
しかし、ケガや害虫など思わぬめぐる事故も…。
そんなとき、大切なのが応急措置。
ところが、現役の救命救急のドクターは警鐘鳴らします。
「間違った処置をすると治りが遅くなるだけでなく、かえって状態が悪化することもあります。」
俗説や言い伝え、インターネット上の噂など、実は間違っている応急措置を信じていませんか?
これから出かけるあなた、正しい応急措置の知識を持っていますか?
昔から言い伝えられている蚊に刺された時の応急措置
この時期楽しみなのが、野外レンジャーですね。
そんな時困るのが、蚊。
蚊に刺されたら痒くてせっかくのレジャーも楽しめなくなるなんてもったいない!
そこで、昔から言い伝えられている「蚊に刺された時に痒みを抑える方法」で正しいのは?
- 爪でバッテン
- 酢を塗る
- 石鹸で洗う
- 温める
- 冷やす
この中で正しい応急措置は「冷やす」でした。
蚊に刺されると痒くなる理由
ところで皆さん、かなり刺されるとなぜ痒くなるか知っていますか?
蚊が血を吸うときに血を固めないように唾液を入れます。
その唾液が人にアレルギー反応を起こさせて痒くなります。
つまり、かゆみや腫れは蚊の唾液によるアレルギー反応なんです。
言い伝えられている応急措置
間違った応急措置:爪でバッテン
蚊に刺されたところを爪でバッテンの印をつける。これは間違った方法です。
これは痛みで痒みを紛らわすという点では、一時的には効果がありますが、また痒みが振り返ります。
この方法では痒みが治まるのは一時的な上、肌に傷つくととびひや感染症の危険がありますのでやめた方が良いです。
間違った応急措置:酢を塗る&石鹸で洗う
続いて、酢を塗ると石鹸で洗う。これは間違った方法です。
これらはインターネット上で噂になった対策ですが、どちらも科学的な根拠はない上に、肌を必要以上に刺激するので、痒みが増す可能性があります。
間違った応急措置:温める
続いては、温める。これは間違った方法です。
温めることで血管が広がり血流がよくなることでかえって痒みが増します。
正しい応急措置:冷やす
続いては、冷やす。これは正しい方法です。
アレルギー反応の熱を冷ますことでかゆみを抑える効果があります。
大切なのは、かゆみを抑えて掻かないこと!
蚊に刺された時のアレルギー反応は2種ある
蚊に刺されてすぐに晴れる「即時型反応」と1日後にもう一度赤く腫れる「遅延型反応」があります。
即時型反応の時に掻いてしまうと、遅延型反応が長く続いてしまったりすることがありますので、掻かないで我慢する方が良いです。
夏の野外レジャーには痒み止めをお忘れなく!
足の臭いがきついと蚊に刺されやすい
ここでに蚊に関する気になる噂「足の臭いがきついと刺されやすい」は本当なのか?
これは本当です。
実は足の汗には「イソ吉草酸(いそきっそうさん)」と呼ばれる、蚊が好む足の臭いの成分が含まれています。
そのため足にたっぷり汗をかいたときは要注意です。
野外レジャーの際は足裏ケアと虫除けスプレーをお忘れなく!
所感
体臭がきついと蚊が寄ってくる…そんな噂を耳にしたことはありました。その原因がイソ吉草酸。
外に出かける前にシャワーを浴びて汗を落として虫除けスプレーをかければ良いんですね。
刺されたら掻かないように気をつけても、無意識に掻いてしまうことがあるんですよね。
とにかく冷やす。まずは冷やす。冷やして痒みを抑えればいい。とても良いことを覚えました。
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