宿に泊まるときに宿帳を書くのはなぜ?『チコちゃんに叱られる』

2019/8/2放送の『チコちゃんに叱られる』。
潮田玲子さんと伊東四朗さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「宿帳を書くのはなぜ?」

感染症の拡大を防ぐため

詳しく教えてくださるのは日本旅館協会副会長の竹内順一さんです。

宿帳は感染拡大を防ぐのに有効

宿帳を書かないといけないのは、感染症の拡大を防ぐためです。
ホテルや旅館を規制する旅館業法によると、ホテルや旅館の営業者は氏名、住所、職業などを宿泊者に書いてもらうことと決められています。

宿帳は江戸時代にはすでに存在したことがわかっています。
藩によってその決まりはまちまちですが、主に泊まった人の身元確認のために書かせていたそうです。

そんな宿帳に大きな転機が訪れたのは昭和23年、終戦の混乱の中、日本人の死因のトップは感染症です。
そこで、少しでも感染症の拡大を防ぐため宿帳に記入させることが法律で義務づけられたのです。

感染症の原因もはっきりわからなかったり、予防法治療法が確立されていなかったので、観戦拡大を最小限に食い止める目的で宿帳は有効な手段だったといいます。
果たして宿帳感染症の拡大を防ぐためにどのように活用されるのでしょうか?

宿帳の活用方法

たとえば、ホテルで出した食事によってノロウイルスが付着していた疑いがあった場合。

まずホテルで行われるのは、保健所の方がまず宿帳を取りに宿泊施設に来て症状の確認をするというのがまず最初に行われます。
それと並行して、スタッフたちで手分けをして他の宿泊者に連絡をとらせていただいて。全体的な被害状況の把握に努めます。
さらに感染者が複数のホテルに宿泊していた場合、宿帳をたどることで感染ルートの特定もできるというのです。

実際、2000年に12都府県以上で同時期に124人がノロウイルスに感染しました。
宿帳を元に感染源を特定し、さらなる感染拡大を防ぐことができたといいます。

宿帳に嘘を書くと罰則!

宿帳は罰則規定もありまして、宿泊のお客様は必ず書かなければいけません。
宿帳に偽名や嘘の住所を書いた場合、1日以上30日未満の拘留または1万円未満の科料に処すると旅館業法で定められています。
絶対にですので虚偽の記載をしてはいけません。

そういうことで、宿に泊まるとき宿帳を書くのは感染症の拡大を防ぐためでした。

所感

宿帳って連絡か何かのためにあると思いましたが、感染症の拡大を防ぐためだったのですね。
それならば、食事が出ない「素泊まり」であれば宿帳を書く必要がないのでは…?と思いましたが、例えばノロウイルスは食事だけではなくトイレからも感染するらしいですし、感染症って空気感染するものもありますからやはり宿帳の記入は必要ということになりますね。

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