プロに学ぶ熱中症対策『健康カプセル!ゲンキの時間』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

プロに学ぶ熱中症対策『健康カプセル!ゲンキの時間』

2019/7/4放送の『健康カプセル』。
テーマは「プロの熱中症対策」、大工さんや運送屋や着ぐるみ等のその道のプロが実施している熱中症対策を紹介する内容でした。
日常生活で使える対策法をわたしなりにまとめてみました。


連日暑さの厳しいこの季節。
ある建設現場では、エアコンがないと辛い中でも熱中症にかからないようにこんな対策が行われています。

休憩中に「水シャン」をしています。
水で頭を冷やすことで全身に流れる血液も冷やされて体にこもった熱が発散されるんです。

さらに、仕事の合間はかき氷も食べ放題。
水分補給にもなり、火照った体を一気に冷やしてくれます。

暑い現場で働く建設業は熱中症のリスクが高いため、他にも様々な対策が施されています。
さらに現場にはミストシャワーも設置されています。
熱中症リスクが高い所だからこそ、そこには私達もぜひ真似したい熱中症対策のヒントがたくさんあります。

これからの時期は熱中症患者がより増えるシーズンでもあります。
8月は夏の疲労も進み重なって、重症の熱中症患者がたくさん発生します。
状態によっては死に至るケースもあります。

自分は大丈夫だと安心している人、これからの時期は特に危険です。
熱中症対策のプロにその方法を教えてもらえます。

日常生活で使える熱中症対策

Tシャツが濡れたらマメに着替える

体にこもった熱は汗が乾くと同時に放出されてそれによって体温も下がります。

しかし、濡れたTシャツを着たままだとその熱が逃げにくくなってしまうんです。
Tシャツが汗に濡れたら着替えていきましょう。

Tシャツは速乾性・通気性の高い素材を選ぶとなお良いです。

飲み物は「麦茶」がオススメ

お茶の中でもオススメは「麦茶」です。

緑茶やコーヒーにはやはりカフェインが入ってますので利尿作用があります。
カフェインは体内の水分を尿によって出してしまう性質があります。

それに比べ、麦茶にはカフェインがないので利尿作用がありません
その分、身体に水分を保持する能力が高いです。
さらに麦茶は汗で失ったミネラルも補給できるため、熱中症対策におすすめです。

30分に1回1~2口飲む

喉が渇いた時点で、脱水は始まっています。
こまめに摂ることで、常に脱水を予防できます。
これを習慣づけることで喉が乾く前に水分補給ができ、非常に熱中症には有利になります。
こまめに水分を摂るようにしましょう。

快適な環境下でも水分補給を忘れずに!

夏はエアコンも熱中症対策の一つです。
実はその快適な環境にも落とし穴があります。

エアコンは室温を下げるだけではなく乾燥もさせます。
人間の身体は「不感蒸泄」といって1日に皮膚から600ccぐらい、呼気から300ccぐらい水分を失っています。
それが空気中が乾燥しているとより一層大量に水分が失われてしまいます。

快適な環境下でも徐々に体の水分は失われていますので、汗をかいていなくても水分補給は忘れずにしましょう

豚肉を積極的に食べる

豚肉にはビタミンB1が豊富で夏バテ防止に良いです。
三度のバランスの良い食事を摂るという中で、豚肉はおすすめだと思います。

また、酸っぱい食べ物には発汗作用があり、これも熱中症対策にオススメです。

日傘は有効

直射日光を避けることで体を温めないですし、環境省なんとも日傘男子っていうのを推進しています。

ブドウ糖やクエン酸を摂る

ブドウ糖やクエン酸は分解されて非常に吸収されやすい、かつすぐエネルギーに変えることができます。
疲れがたまって熱中症になるのを非常に避けることができます。

ですから、疲労回復、パフォーマンス向上にはうってつけです。

頭や首を冷やす

頭の上っていうのは頭そのものが血流が多いので頭全体冷やすのは、血液全体を冷やすという意味では有効です。

ちなみに、素早く体を冷やすなら首前の両サイドが効果的です。
皮膚近くに太い血管が通っており、全身に回る血液を素早く冷やすことができます。

熱中症の症状

帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長の三宅先生にお話を伺いました。

軽い症状では、手足のしびれ・めまい・立ちくらみ・顔のほてりなんかが初発症状としてはあります。

これが重症になってきますと、体のだるさであるとか、吐き気・頭痛、大量に汗が出るとか、逆に汗が止まってしまいます。
こうなると重症ですので、一刻も早く休憩と水分補給が必要になってきます。

熱中症の4割が室内で起こっている

実は熱中症患者の4割が室内で起こっています。

室内での発症場所トップ3はこちら!

  1. リビング
  2. 寝室
  3. トイレ

なぜ寝室での発症が2番目に多いのでしょうか?

住環境に詳しい慶応義塾大学 伊香賀先生によると、夜になるとその室内も涼しくなるというふうに勘違いしていらっしゃる方が多いと思いますが、室内が一向に涼しくならないということで、熱中症になりやすいのかなと思います。

例えば日中の最高気温が36度だとしても、夜の外気温は下がりますが、室内には日中に受けた熱がこもり、熱いままその状態で眠ると熱中症になる危険性があります。

そんな寝室での熱中症を防ぐ鍵は、家具の配置です。

扇風機で空気全体を循環する

まず、扇風機の風が直接体に当たらない方が良いです。
ずっと風を身体に当てると身体がが乾燥しすぎたり冷やしすぎたりします。

扇風機の正しい使い方は首を上向きに部屋全体に風を送るようにします。
そうすることで下に溜まったエアコンの冷気を循環させることができます。

ベッドはなるべく窓から離す

窓の近くは温度が上がりやすいため避けましょう。
ベットはなるべく窓から離れた位置に置き、エアコンの直風の避けましょう。

ベッドと電気製品を離す

熱を持つ電気製品とベッドを近づけないようにすると良いです。

すだれを部屋の外に置く

すだれは基本的に部屋の外に置いて直射日光が部屋に入ってこないようにします。

また、ベランダのある場合は、よしずを使うのも賢い手です。
窓から離して日陰を多く作るのがポイントです。
そうすることで窓付近の床に熱が溜まるのを防ぎ、室内の温度上昇を和らげることができます。

所感

どこかで室内はキッチンが危ないとみたような気がしましたが、寝室も熱中症の危険性が高いのですね。
しかも寝ている状態ですので症状に気付きにくいのかもしれません。

これからますます暑くなるので熱中症対策をしっかり施してゲンキに夏を乗り越えていきましょう!

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