なぜ鳥は卵を温めるの?『チコちゃんに叱られる』

2019/8/23放送の『チコちゃんに叱られる』。
指原さん・草刈さん・松重さんをゲストに迎えています。

今日のチコちゃんからの質問はコチラ。

チコちゃん「なぜ鳥は卵を温める?」

体が冷えて気持ちいいから

詳しく教えてくださるのは4度目の登場、動物の態に詳しい今泉忠明さんです。

鳥には子育てしている自覚がない

なぜ鶏が卵を温めるかというと、実は自分の体が冷えてきもちいいからですね。

鶏の卵は温めないと成長できませんが、そもそも親鳥はそんなことをしているわけではありません。
しかも鳥は羽毛に体を追われているため、そのまま卵を抱えても対応が卵に伝わりにくく、温めることができません。

そこで、鳥は繁殖期になると胸からお腹にかけての羽毛が自然に抜け落ちるんですね。
そこの抜け落ちた部分を「抱卵斑(ほうらんはん)」、いってみればハゲみたいになります。
羽毛が落ちた部分は血管が枝わかれしていて温かい部分の面積が増えるため、ここに直接卵が触れると体温が伝わりやすく、卵の成長が進むのです。

実は、親鳥は自分の子供を早く育てようとするために温めてるわけではありません。
皮膚(抱卵斑)に卵の冷たいのがあたると気持ち良いと思っているだけですね。

ちなみに、卵の片側が温まってくると卵を転がして新たな冷たい面をお腹側に向けてまた温めることで卵が均一に成長していると考えられています。
つまり鳥が卵を温めるのは子供を育てるためというより自分の体が冷えて気持ち良いからです。

「気持ち良い」という快感によって卵を育てるように導く
愛情ではなく子孫を残すために体にプログラミングされた仕組みだというのです。

鳥に愛情はない

他の鳥に卵を狙われたとき必死に親鳥は卵を守ろうとするのは愛情からきているわけではありません。
動物は全部自分のもんだと思っています。
自分のものを他の者に取られたくない。だから守るのです。

ペンギンとかはすごい酷寒の地で音の寒さに耐えてでも守っているといわれていますが、それも愛ではありません。
ペンギンの羽毛は保温性が高く、極寒の地でも寒くないため、抱卵斑に冷たい卵が当たると気持ちいいと感じているというのです。

産卵を終えたメスはすぐに海へ食べ物を探しに行ってしまったため、オスが卵を温めます。
しかし、メスが2週間ほどで戻るはずが、3、4日遅れるとオスは空腹に耐えきれず、卵を捨てて海に出てしまうことも多いといいます。

愛があれば自分が最後まで抱っこしてますよね?
そうではないので愛ではないといえます。

“餌やり”は色に対する反射

ヒナが孵ったら親鳥は必死に餌を与えるじゃないですか。
あれも愛ではありません。

色に対する反応なんです。
とりあえずヒナの口の中の赤や黄色が見えると脳が反応し、そこに餌を入れなければならないという反射的な行動に出ます。

取ってきた餌を口に入れるとまた色に反応し、餌を取りに行く。これを繰り返しているのです。
餌やりは刺激に対する反応ということですね。

所感

ペンギンは1匹の相手と一生を添い遂げるとか、親鳥はヒナを守るために命を懸けるとか、色々言われてきましたが、「愛情ではない」と断言されてがっかりしました。

そこでふと疑問が一つ。
別番組で、親ガモと子ガモが命がけで引越しをするシーンを見ました。
我が子のために命がけの引越しをするのは“愛情”じゃないんですか?
愛情ではないならその行動は一体どんなプログラムがされているのでしょうか?

次から次へと疑問が湧き出るわたしでした。

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