うつ病や認知症にも?!実は恐ろしい感情の老化『健康カプセル!ゲンキの時間』

2010/8/25放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』。
今回は感情の老化がテーマです。


皆さんは最近こんなことはありませんか。

  • 若い頃は思いついたらすぐ始めようと思ったけど最近は腕が重くなった
  • 感動がない
  • 映画とかを見なくなったし本も読まなくなった
  • 新しいものを若い人に教えてもらうのは面倒くさい

もしあなたも思い当たるなら、それは感情の老化かもしれません。

普通、老化といえば健康や見た目の変化を思い浮かべますが、実は感情も老化します。
早い人では40代から始まっているそうです。

進行すると男性更年期障害になり、疲労感や頭痛など体の異変が表れます。
しかもそれを放っておくと、後に認知症うつ病になる可能性さえあるんです。

今回は怖い感情の老化を徹底リサーチ!

「感情が老化する原因は、日常生活の中にあります。」
そう教えてくださるのはこころと体のクリニック院長で精神科医の和田秀樹先生です。

なぜ感情は老化するのでしょうか?
感情の老化の理由は三つあると考えられています。

感情の老化の主な要因:男性ホルモンの低下

感情が老化する三つの原因等は一つ目は、男性ホルモンの低下です。

男性ホルモンである遊離テストステロンには好奇心や意欲を盛んにしたり、人との付き合いが良くなる特性があるため、減少すると感情の老化に繋がります。
遊離テストステロン値(男性ホルモン量を測定する項目)は血液検査でわかります。

男性の更年期に当たるLOH症候群というもので治療を薦める値が8.5pg/mL以下です。
男性更年期障害(LOH症候群)とは、意欲の低下など感情の老化のような精神的症状だけでなく、疲労感やほてり、頭痛、めまいなど肉体的な症状も現れる病気です。

男性ホルモンというのは、年をとればとるほど減るものということは知られていますが、年齢以上に減っていると非常に生活に問題があるといえます。

ストレスが男性ホルモンを低下する

男性ホルモンの遊離テストステロンを下げる大きな要因の一つにストレスがあります。

辛いな辛いなという思いがたまってくると男性ホルモンの分泌が減ってしまうということがあります。
脳はストレスを感じると脳下垂体から「ホルモンを出すな」と指令を出す物質が分泌されるため、テストステロンの分泌量が減少してしまいます。

さらに、男性ホルモンは基本的には夜寝ている間に分泌されるもので、6時間切っちゃうようだと今度はむしろ睡眠不足の類に入ります。
これは男性ホルモンの分泌に悪影響があります。

ある研究では、健康な男性10人に対し、睡眠を制限したところ、1週間で15%もテストステロンが減少したというデータもあります。

睡眠時間が短い方は気をつけてください。

感情の老化の主な要因:前頭葉の老化

続いて、2つ目の原因は脳の中の前の方の部分である前頭葉という場所が老化してくる、つまり前頭葉の働きが悪くなってくるのです。

前頭葉とは、脳の前方にあり、意欲や創造性・切り替えなどを司る場所です。
前頭葉の働きが悪くなると感情の老化に繋がってしまいます。

40歳前後から脳が縮み出してしまいます。
一般的には前頭葉が萎縮するほど前頭葉の機能も落ちていきます。

ただ、前頭葉の機能が落ちる理由が老化による萎縮だけではなく、日常生活のある行動が前頭葉の働きに大きな影響を与えるといいます。

前頭葉を老化させるリスクは人と喋らないこと

例えば、普段は歩かない人は足腰の機能が衰えますが、よく歩く人は丈夫になる傾向があります。
これと同じように脳に刺激がない暮らしが続くと、前頭葉が老化しやすくなってしまいます。

そこで大切なのが、人との会話
他の人と話すと、予想外の言葉に対応しなくてはならないため、脳が刺激されやすいそうです。

喫煙は前頭葉を萎縮させる

喫煙は頭葉を萎縮させるということがはっきりわかっています。
はっきりと縮むという調査研究結果があります。(資料提供: 国際健康医学センター 脳神経研究部門 教授 医学博士 大貫 学)

感情の老化の主な要因:「セロトニン」の減少

三つあるという感情の老化の原因、最後の一つは「セロトニン」といわれる神経伝達物質が年をとればとるほど減ってくるとのこと。
これも感情の老化の大きな要因になります。

セロトニンとは別名「幸福ホルモン」といわれる神経伝達物質であり、精神を安定させる働きがあります。
そのため、分泌が少なくなると感情の老化に繋がるのです。

実は、セロトニンは太陽の光を浴びることで目から脳に信号が出され、合成が活発になります。
室内での作業がメインで日光を浴びることはほとんどない方はセロトニンが減少している可能性があります。

このセロトニンが減ると、不安が強くなったり、嫌な感じになったり、あるいは腰痛だと痛みを感じやすくなります。

さらに減ると「うつ病」になってしまいます。
「うつ病」とは意欲がなくなったり、不眠や食欲不振などの症状が長い間継続し、日常生活にも支障をきたす病気です。
セロトニンが不足することでも発症するそうです。

誰でも起こる可能性のある感情の老化。
あなたは大丈夫?

更年期障害 男女の違い

男女とも自分の性のホルモンが減ってきてくるものが更年期障害、そういう意味では同じなんです。
しかし、女性の場合は閉経があるので発症する時期がはっきりしています。
男性の場合はだんだん男性ホルモンが減少するので割と気づきにくいのです。

感情の老化 セルフチェック

感情が老化しているかどうかセルフチェック。

  • 好奇心が減った
  • 同じ店で買い物しがち
  • 会話は同じ仲間ばかり
  • 新たな事を始めない
  • 異性への興味が減った
  • 昔より失敗を引きずる
  • 肉をあまり食べない
  • 最近イラつくことが多い
  • 最近感動していない
  • アイデアが浮かびにくくなった

これらの項目に3つ以上当てはまると感情が老化している可能性があります。

昔より失敗を引きずる

実は昔より失敗を引きずるようになった方は要注意です。
悲しみが続いたり、怒りが収まらなくなる可能性もあります。

和田先生によると、
映画でワンシーン泣けるシーンがあったとき、その後涙が止まらないみたいなことがあるとそれは感情の老化であるとのこと。

つまり前頭葉という場所は感情を切り替える働きがあります。
前頭葉が老化してくると感情が切り替わりにくくダラダラと続いてしまいます。
これが感情の老化の特色です。

感情の老化を克服する方法

感情の老化を改善したり、うつ病を予防したりするために大切なことが三つあります。
感情の老化を克服する4つの方法とは?

初めてのことに挑戦する

まず1つ目。
初めてのことにチャレンジする、トライするということです。

例えば行った事のないレストランで食事をするとか、歩いたことのない道を歩いてみるとか、そういうことが前頭葉を使うことになりますし、気持ちをリフレッシュさせることにもなります。

初めてのことにチャレンジする、これは前頭葉の老化の改善に効果あり!

筋肉をつける

2つ目や適度な筋トレで筋肉をつけるということです。

テストステロンというのは筋肉をつけるときに消費されるホルモンですけれども、一方で筋肉を使うと多く分泌されることがあります。
筋トレをすると結果的にテストステロンが増えてくるということになりますね。

肉を積極的に食べる

3つ目は肉を積極的に食べる。

肉には「幸福ホルモン」とされているセロトニンの原料であるたんぱく質が多く含まれるため積極的に食べることをおすすめします。

恋愛が感情老化の改善に良い

恋愛が実は感情の老化にものすごく効果的です。

結局触れ合いっていうのは実は性ホルモンをすごく増やしてくれるので、奥さんのことがすごい好きであったと性ホルモンは出ます。
夫婦で肩を揉み合うマッサージをしてあげるみたいなことでも効果があります。

所感

やはり山登りが良いね!
適度な筋トレにもなり、日光も浴び、すれ違う人に声を掛け合い(会話になるか?)、毎回違うルートや違う山にチャレンジして。

山登りをして、帰りに焼肉を食べたら最強だと思いました。

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