2019年9月1日
なんで探し物をしているとき独り言を言うの?『チコちゃんに叱られる』

2019/8/30放送の『チコちゃんに叱られる』。
木村文乃さん、ザキヤマさんをゲストに迎えています。
今日のチコちゃんからの質問はコチラ。
チコちゃん「なんで探し物をしているとき独り言を言うの?」
子どもに戻っちゃうから
詳しく教えてくださるのは日本ビジネス心理学会副会長 匠栄一さんです。
不安に駆られると退行現象が起こる
独り言を言うのは「退行現象」といいまして、脳の状態が子どものときに戻ってしまいます。
子どもは物事を考えるときに、手を動かしたり、声を出したりしないと考えられません。
例えば、数を数えるとき、子どものうちは脳が未発達のため黙って考えることができず、物を動かしたり、声に出したりしながら考えることで数を認識しています。
大人でも強い不安によって退行現象が起こります。
独り言は脳を活性化する
しかし、実は退行現象は記憶を呼び戻すには良い効果があります。
つまり、探し物が見つからないという不安によって退行現象が起こり、その結果、脳内だけでは考えがまとまらず、独り言をいうようになります。
その独り言が脳活性化させ、探し物の場所を思い出しやすくしているというのです。
ですので、黙っているよりは口で何かを言いながら探したりするとその探し物を発見しやすくなるみたいなことが起きます。
あとがき
考えをまとめる時や難しい問題に直面した時に独り言を呟いた方が考えがまとまって作業が捗るとよく聞きます。
悩み事も話しているうちに考えがまとまって自己完結してしまうこともありますよね。
難しい問題に直面したり悩み事を抱えている時は心理的に不安状態になっているので、退行現象に関係がありそうです。
普段からブツブツ独り言を言う方が良いような気がしました。
その代わり周りの人に変な目で見られるでしょう…。

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