なぜシュウマイの上にグリンピースがのっている?『チコちゃんに叱られる』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

なぜシュウマイの上にグリンピースがのっている?『チコちゃんに叱られる』

2019/9/6放送の『チコちゃんに叱られる』
吹石一恵さん、星野源さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜシュウマイの上にグリンピースがのっている?」

苺のショートケーキをマネしたから

詳しく教えてくださるのは、3度目の登場、文化人類学の研究をしている江戸川大学の斗鬼正一教授です。

グリピースをのせたシュウマイは日本発祥

グリンピースがのっているシュウマイは日本発祥です。

そもそもシュウマイは14世紀頃に中国で誕生しました。
江戸時代の初めの頃、長崎の唐人屋敷を通して日本に伝わったというふうに考えております。

そして明治時代に横浜の中国料理店で初めてシュウマイが販売され、日本各地に広まっていきました。
当時のレシピを元に作ったシュウマイを見てみるとまだグリーンピースはのっていません。

学校給食から始まった

きっかけは学校給食です。

昭和29年の「学校給食法」施行がきっかけとなり、全国の小中学校で給食が実施されるようになりました。
しかし、脱脂粉乳やボソボソしたコッペパンなど当時の給食は子供たちにあまり好評ではありませんでした。

メニューを開発者たちが給食を魅力的にできないかなと試行錯誤したんですね。
当時子供に人気だった苺のショートケーキを真似ることを考えていました。

そのときに目を付けたのがニュージーランドから輸入していたグリーンピースです。
日本にあったものよりも甘く、子供に人気が出るのではないかと考えました。

すると、その予想が大的中。
グリーンピースが乗ったシュウマイは子供たちに大好評でした。

その後、グリーンピースはシュウマイだけでなく、ご飯に乗せられたり、肉じゃがやシチュー、スープなどの学校給食を彩る重要な食材になりました。

いまやシュウマイにグリンピースはのっていない

時は流れて昭和63年にシュウマイの上から徐々にグリンピースが姿を消し始めました。
本格的な中国料理たくさん入ってきまして、シュウマイも本格的になって中にエビが入ったりカニが入ったりいろんなものが登場してきたのです。

そして今ではほとんどのシュウマイにグリーンピースは載っていません。

所感

シュウマイにのっているグリンピースは栄養のバランスのためにあると思っていましたが、まさか子供ウケを狙っていたとは!!!
シュウマイはグリンピースがのっているものと思っていましたが、確かに最近はそのグリンピースが見かけませんね。
言われるまで気づきませんでした…。

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