なぜ炭を置くと臭いがしなくなる?『チコちゃんに叱られる』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

なぜ炭を置くと臭いがしなくなる?『チコちゃんに叱られる』

2019/9/6放送の『チコちゃんに叱られる』
吹石一恵さん、星野源さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜ炭を置くと臭いがしなくなる?」

とんでもない数の穴という穴に臭いが引っかかるから

詳しく教えてくださるのは、穴が空いたミクロの物質を研究し、炭のこともよく知る京都大学アイセムス特定助教 樋口雅一先生です。

臭いが消えているわけではない

炭を置くとよく臭いが消えるといいますが、正確にいうと臭いが消えているわけではありません

ニオイとは空気中のほこり・花粉・カビ・細菌などが作り出すとても小さな臭いの元が混ざり合ってできています。

炭はこのニオイの素をミクロの穴で捕まえるのです。
角の表面を1000倍に拡大してみるとハチの巣のようにスカスカです。
この穴という穴にニオイが引っかかることで空気中のニオイの数が減り、臭いがしなくなるのです。

1グラムの炭の表面積は体育館の床ぐらいある

ピーナッツ1粒1グラムぐらいの炭の中に髪の毛の断面とほぼ同じサイズのミクロの穴がたくさん開いていて、その穴を全て平らに広げるとちょっとした体育館の床くらいの面積になります。

つまり炭はミクロの穴がたくさんあるお蔭でとんでもないスペースを持ち、そこで臭いを捕まえているのです。

例えば、玄関に置いてあるこの300 gの炭であれば、東京ドームおよそ3個分の面積で臭いをひっかけていることになるのです。

しかし、穴は無限ではないのでニオイがたまると引っかかる場所が減り、だんだん臭いを捕まえられなくなってしまいます。

所感

炭が臭いを捕まえていると昔聞いたことがありますが、ぼんやりとしか覚えていませんでした。
今回改めて説明を聞いてなるほどと思いました。

炭が浄水にもなる理由もきっと同じ理由でしょうね。

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