なぜボタンを見ると押すものだと思うの?『チコちゃんに叱られる』

2019/9/20放送の『チコちゃんに叱られる』
宮沢えりさん、小栗潤さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜラジオ体操には第1と第2があるの?」

ボタンが押せと誘っているから

詳しく教えてくださるのは高千穂大学で心理学や哲学を教えている染谷昌義教授です。

人間は物を見るだけで意識することなく動作できる

目の前にボタンがあるとどうして私達はしたくなってしまうのか?
実は人間は物が持つ特徴を見るだけで意識することなく動作することができるんです。

学術的にはアフォーダンス理論といいます。
アフォーダンス理論とは「afford 提供する」という意味の英語から作られた専門用語です。

身の回りにはアフォーダンスで溢れている

先生によると、我々の身の回りにはこのアフォーダンスが溢れているといいます。

例えば、このコップですが、手を開いて掴みます。
でもどのくらい手を開こうかとかどのくらいの力を入れようかなんていうことは全く意識していなくて、コップを見ただけでこういうふうに使うんだっていうことを我々はすぐに動作することができます。

同様に意識することなく、テッシュペーパーは指でつまんで取り、ドアノブは形に合わせて握り方を変えますよね。

アフォーダンス理論はこれらの自然な動作を説明してくれる考え方です。

なぜボタン押したくなるのかという疑問について答えを出すとすれば、ボタン自体が私たちに押すという行動を誘っているからなんです。

赤ちゃんはいろいろ試してアフォーダンスを学習している

理性が発達途中の赤ちゃんを見てみると、ガラガラは降って遊ぶ、ボタンは繰り返し押しています。
赤ちゃんは基本的に周囲にあるアフォーダンスを片っ端から試しながら動作をどうするかということ学習してます。

幼児用のおもちゃの中にはアフォーダンスが詰まったものがあります。
これも、ただ遊んでいるのではなく、一つずつ動作を学んでいるのだそうです。

街中にはアフォーダンスを利用したものが溢れている

更にアフォーダンスを利用したものは街中にもあふれています。

例えばゴミ箱の受け口には、新聞や雑誌は長方形、缶やビンは円形にするなど、ゴミを分別していたくなるように誘っているのです。

最も押したくなるボタン

先生が考える最も押したくなるボタンは下記の条件が揃ったボタンだと言います。

  • ボタンが盛り出している
  • 土台とボタンは対比した色
  • 大人の腰ほどの高さに設置

(果たして…?!)

あとがき

意識しないと気づかない内容でしたのでとても面白いと思いました。
身の回りにあるあらゆるものがアフォーダンス理論に基づいて作られているのだと思うとなかなか面白いですね。
そしてアフォーダンス理論から逸れたものがあるだけで我々は違和感を感じ不便な思いをするのでしょうね。

昔、トイレ中で「流す」と書かれているボタン形状が壁にあったので押したのですが全く反応がなく。
力一杯押しても押しても反応がなくて不審に思ってボタンを観察したところ、そのボタンに小さく「↓」が書いてあり、よく見るとその下に手をかざして流すタイプの赤いランプがありました。

「なんでやねん!!」と思わず突っ込みましたね。

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