カスタネットはなぜ赤と青なの?『チコちゃんに叱られる』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

カスタネットはなぜ赤と青なの?『チコちゃんに叱られる』

2019/9/20放送の『チコちゃんに叱られる』
橋本マナミさん、ムロツヨシさんをゲストに迎えています。

チコちゃん「カスタネットはなぜ赤と青なの?」

業者さんが面倒だったから

詳しく教えてくださるのは日本で始めて、赤と青のカスタネットを作った会社の2代目の富澤賢一さんです。
皆さんになじみのある赤と青のカスタネットは彼の父が作ったものなのです。

カスタネットは演奏が難しい楽器だった!?

カスタネットはスペインの舞踊フラメンコで古くから使われているものです。
指を細かく動かして音を鳴らす、実は演奏が難しい楽器です。

そこで、子どもでも簡単に使えるように日本で作られたのが、この「ミハルス」という楽器です。
この「ミハルス」は舞踏家の千葉みはるさんが考案したものです。

小学生がリズムを取るための楽器としてカスタネット誕生

そもそも赤と青のカスタネットはミハルスを改良して作られたものです。

昭和20年ぐらいに私の父のところに大学で音楽を教えていた先生から小学生向けのリズムを取る楽器を作りたいという依頼がありました。

その依頼を受けてミハルスをより簡単に演奏できるように改良し、赤と青の2種類のカスタネットが誕生しました。
男の子用の青いカスタネット、女の子用の赤いカスタネットを作ったのです。

指で挟むミハルスとは違い、手のひらに乗せて叩く形になりました。

赤と青を合体させて在庫管理を楽にした

男女で色を分けたことで、ある問題呼び出してしまいます。

日本が第1次ベビーブームを迎えていた昭和20年代、子供の人口は現在の倍近いおよそ3000万人です。

そのため富澤さんの工場にもカスタネットの発注がたくさんあったといいます。
しかし、男女で色分けしたことで、男の子が多いと青が足りず逆に赤が余ってしまうなど、在庫の管理が難しく頭を悩ませていました。

そこで、男の子用と女の子用を分けずに赤と青を合わせたカスタネットを作ることを思いつきました。
こうすることで女の子も男の子もどちらも使えるようになります。
赤と青を合わせたカスタネットが誕生し、無駄なく効率よく在庫管理ができるようになりました。

こうして誕生した赤と青のカスタネットは学校教材として採用され、全国に広まっていきました。

カスタメット装着ルール

カスタネットの赤と青の上下は決まっています。
赤が下、青が上というふうに装着するように富沢さんのお父さんが決められたということです。

しかし、どちらを上にしても音はどちらでも大丈夫だそうです。

あとがき

男女どちらでも使えるように片方赤、もう片方を青にしていると思っていましたが、昔は丸ごと赤、青という風に作られていたのですね。

在庫管理が大変で合体させたところ、学校教材として採用されて全国に広まったというから面白いですね。

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