そのインフルエンザ予防は間違っている!?最新の対策方法とは『世界一受けたい授業』

2019/11/23放送の『世界一受けたい授業』


異例の早さでンフルエンザが流行中です。
例年12月からですが、今年はなんと9月から流行しています。

昨年の同時期と比べると患者数は9倍!
沖縄では8月にインフルエンザ注意報が発令され、東京では9月から学級閉鎖が相次ぎました。

一体なぜこんなに早く流行したのでしょうか?
正解は「理由はわからない」でした。

今年はラグビーワールドカップ開催で観光客が急増しました。
そのため、季節が逆の南半球のウイルスが運ばれてきたという説がありますが、これは嘘です。
なぜなら、日本で流行ったインフルエンザウイルスの型と南半球で流行った型が別物だったのです。

このように、簡単に理由がわからないからこそ、インフルエンザは毎年流行るのです。
教えてくれるのはインフルエンザワクチン研究の第一人者 国立感染症研究所インフルエンザ研究センター長谷川秀樹先生です。

インフルエンザは何よりも予防が大事です。
最新の対策方法をお教えします。

メディアで挙げられているインフルエンザ予防法は有効か?

多くのメディアでインフルエンザ予防として手洗い・うがい・マスクを挙げられています。

エタノール消毒液でほぼ100%インフルエンザウイルスがなくなる

インフルエンザとして手洗いはもちろん重要ですが、エタノールで手を消毒するともっと簡単にほぼ100%インフルエンザウイルスがなくなります。
薬局などで売られているエタノール消毒液を両手の平に全面にかけて揉み込めばOKです。

インフルエンザウイルスエタノールに非常に弱いです。
国立感染症研究所ではエタノールを水で70%に薄めて霧吹きに入れて使っています。

うがいはさほど予防にならない

実はうがいはさほどインフルエンザの予防にはなりません。

ウイルスは喉に侵入してから数十分後に感染してしまうのです。
ですから、数十分おきにうがいしていれば効果があるかもしれませんが、1日に数回のうがいではインフルエンザの予防にはあまり効果がありません。

首相官邸のホームページを見ると…

うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。

と書かれています。

長谷川先生のオススメは、うがいの代わりに飲み物をちびちび飲むことです。
ちびちび飲むことで喉を常に湿らせておくことによって喉の粘膜の免疫力をアップします。

マスクをつけることは予防にはならない

実はマスクをつけることは予防にはなりません。
一般的なマスクの場合、網目よりウイルスはずっと小さいので咳の飛沫は防げてもインフルエンザウイルスウイルスを防ぐ効果はありません。

ただし、既にかかってしまってる人は咳やくしゃみで他の人にうつしてしまう可能性がありますので、マスクは非常に意味があって必要です。

ポイントは1度外したら捨てることです。
何回も繰り返し使わないようにしてください

また、マスクの表面というのはあえて触らないことが重要です。

インフルエンザ予防接種

毎年微妙に変化しているインフルエンザウイルスは、代表的なものだけでもその数409株あります。

一方、予防接種に入っているワクチンはたった4株です。
一体どうやってその4株を決めているのでしょうか?

実は、WHOが世界中からデータを収集して次の年に流行りそうなウイルスを予測する国際会議を実施しています。
ここで4つのワクチン株を決めているのです。

ワクチンの効果はおよそ半年間です。
予防接種によるワクチン効果の研究では、高齢者においてインフルエンザの発症リスクをおよそ45%防ぐ、死亡リスクはおよそ80%を防ぐという結果が出ています。

大切な日の2〜3週間前に予防接種をしておく

結婚や受験のように日が決まっていてどうしても休めない場合には、大体その2~3週間前までにワクチン接種をしておくことがが重要です。
というのもワクチンを打って一番その免疫が上がるのが3週間後だからです。

既に打ったという人もいるかもしれませんけれども、そういう人はもう一度予防接種を受ければいいんです。
一般的に大人は1回ということになっていますけれども2回打っても特に問題はありません。

普段の生活に取り入れたい予防法

それでは続いて、普段の生活で取り入れられる予防です。
まずは先生が必ず実践してほしいという予防法を紹介します。

加湿をする

空気が乾燥して湿度が40%以下になると咳やくしゃみの水分が蒸発して軽くなりウイルスがその場に舞い続けるといわれています。
つまりその分、感染する危険性が高くなるのです。

加湿器がない場合は、湯船にお湯を張った状態でお風呂場のドアを開けておくと良いです。
さらにもう一つ重要なのは空気がこもるのでこまめに換気をすることです。

ドアノブは肘で開ける

みんなが触るドアノブはウイルス危険地帯です。
だから、肘で押したりティッシュを使ったりして直接触れないようにしてあげると良いのです。

自分が触れる場所にはウイルスがついているかもしれないという意識を持ってることが重要です。

ビタミンCをたくさん摂っても意味がない

もしインフルエンザにかかったらビタミンCをたくさん摂ると良いと思われがちですが、これは間違いです。
医学的根拠は何もありません。
過剰な摂取は下痢や胃腸障害を引き起こしかねないので気をつけましょう。

毎朝の歯磨きが予防になる

実は歯みがきがインフルエンザ予防になります。

インフルエンザは、ウイルスが喉の気道の粘膜にはりつき、そこで増殖を繰り返して発症します。

気道の粘膜はもともとはタンパク質のバリアで守られているのですが、歯垢など口の中が汚れていると悪玉菌が発生して酵素を生み出し、気道のバリアを壊してしまいます
すると、ここにウイルスがはりつきやすくなってしまうのです。

口の中の細菌は夜皆さんが寝ている間に一番増えてきますので、朝起きてからの歯磨きが重要になります。

インフルエンザの症状が出たらたらすぐに病院へ行くべし!

一昔前まではインフルエンザにかかってもすぐに病院に行っちゃダメといわれていましたが、今は熱が出て全身症状が出てインフルエンザだと思う場合には早く病院に行った方が良いです。

というのも、今はインフルエンザに対する薬もいろいろありますし、検査に関しましても早い段階でインフルエンザと診断づけるような高感度の検査計も開発されています。

インフルエンザ予防に聞くドリンク

インフルエンザ予防には緑茶が良いといわれています。

インフルエンザウイルスに緑茶エキスを入れると緑茶のカテキンによってウイルスの活性化を抑制し、固まって死滅します。
つまり緑茶にはインフルエンザ感染を防ぐ効果があります

腸内環境を整えてインフルエンザへの免疫を高めよう!

さらに先生オススメのインフルエンザ予防ドリンクがあるというのです。

鼻・喉・胃・腸などは全て共通の免疫システムを持っています。
そのため、腸を整えれば粘膜全体が正常に働き喉も守るのでインフルエンザにかかりにくくなるのです。

さらに今年東大の研究チームが、マウス実験により、腸内環境を整えると感染時にインフルエンザへの免疫が高まるということを突き止めました。
そこで今回先生がオススメする飲み物は「ヨーグルトスムージー」です。

先生オススメ「ヨーグルトスムージー」の作り方

材料はたった3つ。

  • 飲むヨーグルト
  • バナナ
  • キウイ

作り方はミキサーにバナナとキウイフルーツと飲むヨーグルトと入れてかき混ぜるだけです。

ヨーグルトの乳酸菌が腸の中の善玉菌を増やしてバナナやキウイの食物繊維が善玉菌のエサになるのです。
腸を整えるという意味で、1日1杯飲んでいただきたいです。

あとがき

今年は例年より早く既にインフルエンザが流行しているらしいですが、実感がまだ湧いていません。

今回のインフルエンザ予防として、数年前から取り入れている数十分の日光浴と併せて「腸内環境を整える」「毎朝の歯磨きをこれまで以上に丁寧に行う」の2つを新たに習慣にしたいと思いました。
あとは緑茶をこまめに飲みたいですね。

今回一番驚いたのはインフルエンザ予防接種は2度受けても大丈夫ということです。
本当に本当に大切な日の2〜3週間前に予防接種を受けましょう!

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