【韓流ドラマ】『空から降る一億の星』感想 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

【韓流ドラマ】『空から降る一億の星』感想

日本ドラマ『空から降る一億の星』では元SMAPの木村拓哉、そして明石家さんまがW主演して話題となったドラマです。ヒロイン役が深津絵里でした。

そんな人気ドラマをリメイクした韓流ドラマです。
途中まで大体日本ドラマと同じ流れでしたが、違う点は主人公の過去、ヒロインとの関係性そして結末でした。むん。

出演者

ソ・イングク

キム・ムヨン役を演じた俳優です。
主人公のキム・ムヨンは日本ドラマでいうと、木村拓哉が演じた片瀬涼ですね。

ソ・イングクは『王の顔』や『応答セヨ1997』『ショッピング王ルイ』に出演された方ですね。
彼は戸惑いながら成長する役柄が多く、ドラマの展開とともに強く逞しくなっていく彼を見るのはワクワクします。

今回の『空から降る一億の星』では、心が空っぽの青年だが、ある女性と出会い自分の過去を取り戻し戸惑いながらだいじなものを守っていく決意をする役を演じました。

チョン・ソミン

ユ・ジンガン役を演じた女優です。
ユ・ジンガンは日本ドラマでいう深津絵理が演じた堂島優子です。

チョン・ソミンを初めて見たドラマは『この恋は初めてだから』でした。
素朴だが、芯の強い女性を演じていて惚れました。

今回の役柄も見た目は地味だけど親友を思って守ろうとする芯の強い女性を演じていました。

パク・ソンウン

ユ・ジングク役を演じた俳優です。
ユ・ジングクは明石家さんまが演じた堂島完三ですね。

初めて見る俳優ですが、不器用ながらも刑事としていき、妹想いの心優しい役を演じています。

ストーリー

ユ・ジングクの所轄で起きたある殺人事件の容疑者として浮上したキム・ムヨン。
ジングクはムヨンの目を見て彼が犯人だと確信するが、確かな証拠がなく苛立っていた。

そんな中、ムヨンは金持ちの娘であるペク・スンアに手を出して婚約者と別れさせたり母親と決別させたり彼女を翻弄して楽しんでいた。
そんなお嬢様スンアの親友であるユ・ジンガンはムヨンの本性を見透かし、彼とは関わらない方が良いとスンアを懸命に引き留めようとする。

しかし、スンアはムヨンにどっぷりとハマっており、ジンガンの助言に耳を貸さない。
周りに反対されればされるほどムヨンに夢中になっていくのだった。
スンアを心配するジンガンとスンアを弄ぶムヨンは幾度か衝突して互いの印象は最悪であった。

スンアに婚約を破棄されたである元婚約者はプライドを傷つき激昂し、酒が入っている状態で車を運転してムヨンとスンアが乗る車を猛スピードで追いかけた。
スンアはムヨンに「振り切れ」と言われスピードを上げたが、コーナーを曲がりきれずガードレールを突き破って横転してしまう。

この事故でスンアと元婚約者が死亡するが、その事故現場になぜかムヨンの姿がなかった。

ジンガンはスンアが事故する前にムヨンと車に乗っているところを偶然目撃していた。
しかし事故現場にムヨンがいなかったことを疑問に思い、兄であるジングクに話した。
事故の原因はムヨンにあると確信したジングクだが、証拠もなく逮捕できずにいた。

ジンガンがジングクの妹だと偶然知ったムヨンは、自分に冷たい態度をとり続けるジンガンに興味を持ち近く。
そんな彼を軽蔑するジンガンだったが、2人が似たような境遇だと知ると急速に距離が縮まった。

実はジンガンはジングクの妹して育ったが、実の妹ではなかった。
実の妹ではない自分を幼い頃から育ててくれた兄ジングクに恩を感じてはいるが、自分の両親がどんな人なのか知りたくてたまらなかったと同時に両親に会うと自分が捨てられたという事実を知らされるような気がして怖くて両親を探せずにいた。

ムヨンは幼い頃の記憶がなく、施設で育った。
それゆえに両親の愛を知らず、本当の愛を知らず、寂しく孤独な青年に育ったのだった。

2人は仕事で顔をあわせるうちにムヨンはジンガンを愛おしく思うようになった。
ジンガンもまたムヨンを大切に思っていたが、親友を死なせた張本人だと思うと素直になれなかった。

ムヨンはジンガンと楽しい時間を過ごすうちに失われた過去の記憶が夢に出てくるようになる。
それは父親が誰かに撃ち殺されるという悪夢だった。

ひどい悪夢に苦しむムヨンをみたジンガンはムヨンの力になりたいと思い、彼のそばにいることを決意する。
ジンガンに背中を押されて自分の過去を取り戻すことにしたムヨンは、記憶を辿って幼い頃に過ごした場所や自分に関わる情報を探し始める。

そしてついに自分の父親を殺したのはジンガンの兄であるジングクだと突き止めた。
怒りのあまりジングクに復讐しようと彼に拳銃を向けたが、ムヨンを想って踏みとどまった。
ジングクは彼への負い目から事件にはせず、そのまま見逃すことにした。

しばらくしてムヨンの元にある情報が送られた。
それはムヨンの父に関する新聞記事であった。
そこにはムヨンの父が妻を殺したという内容だった。

自分の父が殺人犯だったと知りショックを受けたが、同時に納得もした。
「だから自分はこうなんだ」と。

自分の誤解だとわかり、シングクへの復讐を辞めたムヨンは自分の弟の行方を探すことにした。
すると、彼に弟はいなく、代わりに妹がいるということがわかった。
しかも妹があのジンガンなのだ。

その真実を知ったムヨンは絶望の淵に落とされた。
そしてそのネタを元に脅して意のままに操ろうとした女性を撃ち殺した。

ついに自らの手を血に染めてしまったムヨンは警察の追跡から逃れるために山奥に逃げる。
そしてジングクに電話をかけた。

「直接話がしたい」と。

あとがき

途中までは日本ドラマと全く同じです。

初めて愛した女性が実の妹だと知り絶望する主人公。
そのネタを元に脅した女性を主人公が拳銃で撃ち殺す。
逃亡する中、愛する女性の兄であり、親仇でもある自分を追う刑事に二人きりで会いたいと伝える。

そこまでは全く同じです!!
違うのはそこからの展開です。

私は日本ドラマの結末が好きでした。
悲しく切ない終わり方で、わたしも明石家さんまさんと共に号泣しました。
※最終話の最後のシーンが明石家さんま演じる堂島完三刑事が片瀬涼と堂島優子を亡くして車の中で号泣する場面でした。

日本ドラマで堂島完三が片瀬涼と堂島優子の交際を猛反対していたのは二人が実の兄妹だと知っていたからなんですよね。
最初は単に片瀬涼が嫌いなだけだったのですが、ある日彼があの時の少年だと知るわけですね。

韓流版はというと、内容がちょっと浅かったかなと思いました。
最後の逃亡中のムヨンとジングクが二人だけ話し合う場面をみて、でジングクがムヨンとジンガンの交際に猛反対したのは単に嫌いだったからなのかーい!と思わず突っ込んでしまいました。

拍子抜けする真実が明かされ、納得できない終末で終わりました。
今回は珍しく日本ドラマの方が良かったと思いました。

日本ドラマは堂島完三刑事と片瀬涼を中心に展開していくストーリーでしたが、韓流ドラマはムヨンとジンガンを中心にストーリーが発展します。
つまり、刑事と主人公の攻防戦をメインにするか主人公とヒロインの甘い関係の発展をメインするかドラマ展開の面白みに差がついてしまったのではないかと考えています。

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