裏声はなぜ出るの?『チコちゃんに叱られる!』

2019/12/13放送の『チコちゃんに叱られる!』
黒木華さん、石黒賢さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「裏声はなぜ出るの?」

のどが諦めるから

詳しく教えてくださるのは、桜美林大学でオペラを教える小林玲子教授です。

声のメカニズム

声というのは閉じた声帯が震えることによってできた空気の波のことです。
その空気の波を作り出すのが喉の奥にある「声帯」という部分です。

普通に呼吸をしているときは声帯が開いていますが、声を出したり歌ったりするときは左右の声帯が閉じて間を通る息によって振動し、そこでできた空気の波が声になります。

声の高さは筋肉の引っ張り具合で決まる

このとき声の高さを決めているのが、声帯の筋肉 いわゆる声帯筋と輪状甲状筋です。
声帯筋が縮むと声帯が短くなって、低い声が出て、輪状甲状筋が縮むと声帯が引っ張られて高い声が出ます。

わかりやすくゴムで例えると声帯が縮んでいる状態、つまりゴムを張らない状態で弾くと低い音が出ますね。
続いて声帯が張っている、つまりゴムが張っている状態で弾いてみると高い音が出ます。

声帯もこのように伸び縮みすることで音の高さが変わります。
声の高さはこの二つの筋肉が綱引きのように引っ張り合うことで決まっているのです。

裏声は声帯筋の張り具合ではなく厚さに関係していた

声の高さは声帯筋の張り具合によって決まりますが、裏声は声帯筋の張り具合には関係がありません。
声帯筋の厚さに関係があるのです。

声帯に厚みがあるときは合わさっている部分の面積も大きい状態であり、これが地声です。
そして徐々に声を高くしていくと声帯は徐々に薄くなっていきます。

しかし一方で、地声を維持しようとして全体の厚さを保とうとする力も働きます。
地声の限界がくると声帯筋は「これ以上引っ張られたら壊れちゃうよ~」と悲鳴をあげます。

声帯は限界まで引っ張られると厚さを保つことを諦めて長く引き伸ばされて一気に薄くなります。
そうすると声帯同士が合わさる面積も一気に小さくなり、裏声になるのです。

ソプラノ歌手は最初から声帯筋が諦めた裏声で歌っています。
実際にクラシック曲の中で音程が高いことで有名な曲を聞いてみるとソプラノ歌手は裏声だけで曲を歌っていたのです。

あとがき

裏声は喉が諦めた状態で声帯筋が常に非常に引っ張られた状態で出ていると聞くと、どうしても靭帯が伸びきってしまったイメージと連携してしまいます。

裏声って非常に喉に悪そうですね。
あまり裏声を出さない方が良い気がしてきました。

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