なぜ静かなことをシーンというの?『チコちゃんに叱られる!』

2019/12/20放送の『チコちゃんに叱られる!』
中川翔子さん、泉谷しげるさんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜ静かなことをシーンというの?」

実際に「シーン」という音がしているから

詳しく教えてくださるのは人間の聴覚について詳しい東北文化学園大学の和田仁教授です。

「シーン」を最初に使ったのは手塚治虫さん

耳を澄ましてみてください。
ひょっとしたら「シーン」と聞こえてくるかもしれません。

そもそもこの「シーン」という表現を最初に使ったとされるのは漫画の神様 手塚治虫さんです。
さらに古くは夏目漱石や志賀直哉などの文豪たちも静かなことを“シン”と表現しています。

果たして「シーン」の正体とは?

音の正体は空気の振動

そもそも私たちの耳は空気の振動を音として感じ取っています。
耳に入った空気の振動が鼓膜を揺らしその振動が蝸牛という場所に伝わります。

ここで空気の振動を音として認識するために電気信号に変えてを脳に送ります。
その際、重要な役割を担っているのが蝸牛の中にある外有毛細胞です。

外有毛細胞は大きな音は吸収して小さくし、小さな音はより大きくするように動いています。
例えば、騒がしいパーティー会場でも会話ができるのは大きな音は小さく、小さな音は大きくしてくれる外有毛細胞のおかげなのです。

「シーン」の正体は外有毛細胞自身の振動!?

外有毛細胞は1万2,000個ほど生えていて、1秒間になんと2万回の振動しています。
外有毛細胞は静かなときも小さな音を増幅しようと24時間休まず動き続けているのです。

入ってきた音にも反応しますが、音を探して自分でも絶えず動いています。
「シーン」の正体は静かなときでも音を探して動く外有毛細胞の可能性があるのです。

実際に「シーン」という音が聞こえるか実験してみることにしました。
協力してくださるのは、仙台高等専門学校の濱西伸治先生です。

学生さんの耳にかすかな音でも広くことができる特殊マイクを入れて「シーン」の音の正体を探します。
収録は雑音が入らないように防音室で行います。

果たしてどんな音なのでしょうか?
「ピー」と言う音が聞こえてきました。

この「ピー」が耳から出ている音といわれてます。
「ピー」となっていますが、人間の耳ではもっと小さくなっていて「シーン」と聞こえる可能性があるといいます。

手塚治虫さんや数々の文豪はこの「シーン」を表現したのかもしれません。

最後に「※シーンの音のメカニズムについては改名しきれていない部分がございます」と注釈がありました。

あとがき

「シーン」というのは漫画の世界だけの話で、実際に「シーン」ときこえる事はないと子どもの頃に大人に言われました。
実際に「シーン」という音がしているじゃないですか!!!

まぁ、わたしには「シーン」という音が全く聞こえないのでピンときていません。
手塚治虫さんや数々の文豪さんは耳が出す小さな音「シーン」を感じ取っていたなんてすごいですね。

よく考えたら昔の時代は今みたいに物が溢れていなく、それはすなわち音を出すものが少なかったと思うのですね。
そんな静かな環境を生きていた彼らだからこそ「シーン」を生み出せたし、読者たちもそれをすんなりと受け入れられたのではないかと予想しています。

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