【韓流ドラマ】『ロマンスは命がけ!?』感想

事故をきっかけに人格が変わってしまった神経外科医師ハン・スンジュ。
彼の担当医師となった内分泌内科医師チュ・イナ。
ハン医師の勘違いでチュ・イナを憎しみキツく当たるが、それでも誠実に接するチュ・イナに次第に心を開いて恋愛関係に発展します。
しかし、事故にあった時の破片が脳内に残っていて、それが原因で恋をすると命を落とす虞があったのです。
彼女を愛しく思うほどに自分の命が危うくなる。
まさに「ロマンスは命がけ!?」なストーリーでした。
出演者
チ・ヒョヌ
神経外科医師ハン・スンジュを演じる俳優です。
彼は『恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~』で知りました。
外見はイケメンではありませんでしたが、『恋する泥棒』を見ているうちに彼の魅力にハマってしまいました。
彼が出演している作品をもっと見たくなりました。
イ・シヨン
内分泌内科チュ・イナを演じる女優です。
見覚えのない女優でしたが、ググってみたところ『番人!~もう一度、キミを守る~』の主役を務めた女優でした。
このドラマでは娘を失い真犯人を鬼気迫る表情で追う元刑事役でした。
本作『ロマンスは命がけ!?』では両親を早くに亡くすという過去を持ち、周りに辛く当たられても耐えて前向きに生きようとする明るい女性役です。
だから同じ女優だとは思わず、ググるまでに気づきませんでした。
素敵な女優さんです。
イム・ジニョプ
ハン・スンジュを兄と慕う神経外科医師チャ・ジェファンを演じる俳優です。
初めて見る俳優でした。
ググってみましたが、欲しい情報が出てきませんでした。
(わたしの検索方法が悪かったかも…)
『推理の女王2 ~恋の捜査線に進展アリ?!~』で悪役としてチラッと出ていたのをたまたま見かけたのでまだ出演本数が少ない若手俳優かもしれません。
これからが楽しみな俳優です。
ユン・ジュヒ
チュ・イナの妹であるチュ・セラを演じる女優です。
チュ・イナの養子先である家族の実娘です。
両親が事故で死んだのはチュ・イナのせいだと思っており、チュ・イナが不幸になることに全力を注ぐ哀れな女性を見事に演じていました。(腹がたつほどに)
この女優も何処かで見た記憶がある…とググってみたところ、『オクニョ』にも出演されていました。
服装が全く違うから気づきませんでした。
ストーリー
事故をきっかけに人格が変わってしまった神経外科医師ハン・スンジュ。
かつての温厚な姿はなく、感情をコントロールできず誰彼構わず当たり散らすようになる。
そんな彼に内分泌内科医師として興味を持ち近づいたチュ・イナ。
スンジュが人格が変わったのは脳内に残った破片が神経を刺激しホルモン分泌量が変わったから人格が変わってしまったのだと仮説を立てた。
さらにハン医師と似た症状をもつ患者に出会い、彼が看護婦と恋をしており、親密にするほど頭痛が走り意識を失う現場を偶然目撃する。
イナは恋をするときに脳内で分泌するホルモンが血流量を増やして脳に悪影響を与えているとさらに仮説を立てた。
一方、スンジュは事故のきっかけである親友の死に苦しんでいた。
親友は恋人にボロ雑巾のように捨てられて自暴自棄となり大量の酒を浴びるほど飲んで飲酒運転をしてスンジュの目の前で車にはねられて死んでしまったのだ。
スンジュは親友が死んだのは彼を残酷に振った彼女のせいであると思い、復讐のために彼女を探して1枚の写真を見つけた。
そこに写っていたのはあのチュ・イナだった。
親友を死に追いやった人物がチュ・イナであるとわかったスンジュは、親友が死んでなお悪びれず悠々と生きているチュ・イナが憎く思う。
職場でチュ・イナを罵り、患者から賄賂を受け取っていると嘘の情報を流して彼女を病院から追放した。
なぜスンジュが自分にキツく当たるかわからず、身に覚えのないことで病院を追放されたチュ・イナは途方に暮れていたが、養親を思って親が残した家で思い切ってクリニックを開院することを決心した。
開院を知ったスンジュは、チュ・イナを病院から追放するだけでは飽き足らず、開院の邪魔をしようとする。
自宅で開院するに猛反対の妹チュ・セラから不動産県を買い取り、家から出るようにとチュ・イナに迫り、家に居座る。
こうして奇妙な共同生活が始まった…。
日中ともに過ごすうちにチュ・イナの人柄に触れて惹かれ始めたスンジュ。
いつしか親友を死に追いやった人はチュ・イナではないかもしれないと思い始めた。
それは想い人が親友を死に追いやった本人であって欲しくないという「願い」に近かった。
そして親友の彼女が誰であったかを、弟のように可愛がっているジェファンと共に本格的に調べ始めた。
やがて親友の彼女がチュ・セラであることを突き止めた。
なんとチュ・セラは姉チュ・イナの恋人であった親友を姉から奪い、そしてボロ雑巾のように捨てたという。
そしてチュ・イナは恋人を妹に奪われたことを知らない。
まるで悪びれないチュ・セラに腹が立ったスンジュだったが、ただ一人全てを知らないチュ・イナを守るために口を噤む。
そして今までのチュ・イナに対する言動を後悔した。
スンジュはチュ・イナに想いを告げて晴れて恋人同士になり、幸せいっぱいの日々を過ごし始めた。
2人の中が深くなればなるほど、スンジュのイナへの想いが強まれば強まるほど、スンジュに強い頭痛が走り命が脅かされるのだった。
生きるためには脳の手術が必要だが、成功率はたったの5%。
まさに手術を受けることは自殺に等しい行為であった。
スンジュは愛する人と生きるために成功率5%の手術を受けることを決意し、自分の命を最も信頼する外科医ジェファンに託した。
果たしてスンジュの手術は成功するのだろうか。
そしてイナを不幸のどん底に落とそうとするセラとそんな妹を守ろうとするイナ。
果たして2人はどうなるのか。
あとがき
最悪な関係から始まるラブストーリーです。
徹底的な嫌がらせを続ける悪魔のようなスンジュ。
たとえ女性が涙を流していたって手を緩めることはしない。
まさに悪魔…悪魔だ!!!!!
その悪魔の嫌がらせを全身に受け止める健気なチュ・イナ。
彼女は幼い頃に両親を亡くして養親に育てられました。
失敗したら捨てられるのではないかという恐怖に常に怯えて常に優秀な成績をおさめた可哀想な子供時代を生きていました。
そんな過酷な人生を生きてきたから悪魔のようなスンジュの仕打ちにも耐えられたのでしょうか。
もしくは妹であるチェ・セラの執拗な嫌がらせを日々受けてきたからスンジュの仕打ちは屁でもなかったのかもしれません。
どちらにせよ、とても逞しい女性でした。
自分より他人を優先し、自己犠牲を厭わない涙ぐましい女性です。
めちゃくちゃ好きになりました。
「自分を責めるより誰かを責めていた方が楽だから」
わたしが一番印象に残ったチェ・イナのセリフです。
だからチェ・イナは真実を告げるより、自分が責められることを選び、嫌がらせに耐えたのです。
これが愛なのでしょうね。

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