【韓流ドラマ】『オクニョ 運命の女』感想

監獄で生まれた女性オクニョの半生を綴ったストーリー、朝鮮時代の時代劇です。

周囲の陰謀に巻き込まれながらも持ち前の知識と武芸で問題を解決していきます。
か弱そうな女性が大男を次々とコテンパンにする姿は実に爽快でした。

どんなに強くてもやはり女性。
そんな彼女を支える人達の個性豊かな登場人物が味でした。

出演者

チン・セヨン

朝鮮時代の監獄“典獄署”で生まれ育ったオクニョを演じる女優です。
『不滅の恋人』のヒロインを務めた女優でもあります。

丸い顔で目が大きくキュートですが、怒った時のキッとした目つきもまた魅力的です。
『不滅の恋人』と本作しか見たことがありませんが、他にも多数の作品に出演されているようです。

本作で彼女が演じるオクニョは典獄署で生まれ育ち、明るく元気で聡明な女性です。
面白がる囚人たちに幅広い知識や武芸を学び、並はずれた才能を発揮します。

コ・ス

朝鮮時代の監獄“典獄署”の囚人ユン・テウォンを演じる俳優です。
本作で初めて知りました。

彼が演じるユン・テウォンは頭脳明晰で腕っ節が強く、出獄後は町の商団に加わって商売を広げて金と権力を手に入れます。
オクニョに密かに想いを寄せており、オクニョが困難にぶつかるたびにそばにいて支えてあげます。

キム・ミスク

文定大妃(ムンジョンテビ)を演じるベテラン女優です。
『ウチに住むオトコ』で初めて知りました。

本作で演じる文定大妃は国王 明宗の母であり、先々代王 中宗の3番目の正室です。
息子が幼くして即位後、長年に渡り摂政を務め、現在も絶大な力で朝廷を牛耳っています。

前半は国王やオクニョの良き理解者であり、良い他人そうに見えました。
後半は方向転換して国王とオクニョと敵対する立場となります。

チョン・ジュノ

文定大妃の弟ユン・ウォニョンを演じる俳優です。

彼が演じるユン・ウォニョンは大妃の弟という立場を利用して絶大な権力を手に入れ、思いのままに世を支配しようと企みます。
さらに側室チョン・ナンジョンに頼まれ、正室や他の側室を家から追い出します。

実はユン・テウォンは彼と元正室の間に生まれた子なのです。
このことが原因で息子ユン・テウォンとの関係は悪くなる一方でした。

ソ・ハジュン

朝鮮王朝 第13代王 ミョンジョンを演じる俳優です。

彼が演じるミョンジョンは朝鮮王朝 第13代王であり、第11代王 中宗と文定大妃の息子です。
異母兄である前王が亡くなった後、幼くして即位しました。

長年に渡り摂政を務めた母親の大妃とその一派に実権を握られており、母のせいで民が苦しんでいることを知りながら何もできない自分を情けなく思っていました。
オクニョと出会い、彼女を守るために実母と対立することを決意します。

ストーリー

刺客に追われる2人の男女。
女性は身重だった。

男性は女性を刺客から守ろうとしましたが、それも叶わず、刺客の刃は容赦無く女性の背中を切り裂く。
命からがら逃げた女性は監獄“典獄署”の前に倒れ込んだ。

偶然監獄の役人に助けられ、赤ん坊を産み命を落とす。
その赤ん坊は「オクニョ」と名付けられ、監獄の使用人として働きながら育てられる。

聡明な女の子に育ったオクニョに囚人が面白がって色々と教えるので幅広い知識や武芸を習得していた。

ある日偶然見つけた地下牢で密かに囚われていた元体探人の囚人パク・テスに出会います。
オクニョは頼み込んで彼の弟子となり、体探人並の武術を習得する。

そしてその技術を見込まれて体探人として働くようになる。
初めて体探人として任務を課されてパク・テスとともに中国へ立つが、ユン・ウォニョンの陰謀でパク・テスは仲間である体探人に殺されてしまう。

中国に一人残されてしまったオクニョは自力で朝鮮に戻るが、パク・テスの殺害容疑をかけられて拷問を受ける。
絶体絶命のオクニョだったが、パク・テスを大切に思っていた文定大妃がオクニョがパク・テスの弟子であることを知り、オクニョをユン・ウォニョンの魔の手から救った。

パク・テスを失ってショックを受けたオクニョは体探人を辞めて監獄の使用人に戻り、穏やかな日々を過ごすことを決めた。

監獄の使用人に戻ったオクニョは、凶作の影響で食材不足になり、囚人たちが飢餓していることを知る。
囚人を救いたい一心であれこれ奮闘して食材を手に入れて囚人を救うことに成功する。

しかしこのことを快く思わなかったユン・ウォニョンの妻がオクニョとユン・テウォンを排除するために虚偽の情報を流して二人は贈収賄の罪で捕らえられてしまう。
ユン・テウォンはユン・ウォニョンが裏で手を回したおかげで直ぐに釈放されたが、オクニョはそのまま有罪となり、奴婢として地方に送られてしまう。

様々な困難に見舞われたオクニョだが、持ち前の聡明で機転を利かして困難を乗り越えて役人となり都に帰ってきた。

一方、王宮ではオクニョの母が持っていた髪飾りが訳あって文定大妃の手に渡り、その髪飾りを見た文定大妃は顔色を変える。

その髪飾りの出所がオクニョが育った監獄と知ると、オクニョを呼び出して「髪飾りに心当たりがないか」と尋ねる。
その髪型を初めて見たオクニョは「知りません」と答え、その髪飾りは何かと尋ねた。

その髪飾りは先々代王 中宗のご寵愛を受けた女人に送られる髪飾りだった。
顔色を変える文定大妃を不審に思ったが、そのまま監獄に帰ったオクニョに養親から驚きの知らせを受ける。

オクニョの母親が持っていた髪飾りがなぜか文定大妃の手に渡り、髪飾りを見つけたという使用人を連れて行って拷問をしているという。
理由はわからないが、オクニョも気をつけろということだった。

自分の母が髪飾りを持っているということは、自分は王女かもしれないと疑念を持ったオクニョ。
自分の出生の秘密を知りたいと思い、真実を調べ始めた。

苦労して手にした真実は驚くべきことであり、密かに想いを寄せていたユン・テウォンとの仲を引き裂くきっかけでもあった。
彼女は己の運命とどう向き合い、どのような決断を下すのだろうか。

あとがき

挑戦は急に身分が変わってもすんなりと受け入れられる文化にあるのでしょうか?
日本でも殿様が変わったり身分がひっくり返ったりすることがあるから朝鮮でもそうなのでしょうか?

使用人、一度は奴婢まで落とした身分から急に王女の身分になったとき、すんなりと受け入れられたオクニョがにわかに信じ難いです。
そこに多少引っかかりましたが、ストーリー自体は辛い環境に身を枯れても持ち前の知性と技術で次々と乗り越えていく面白さがありました。

オクニョが体探人として働いている間は「命令に疑問を持たずただ従えば良い」という理不尽さに嫌気がさしましたが、体探人を辞めて以降はストーリーに深く関わる登場人物が増えて賑やかになりました、
中盤以降は見応えがあり、面白かったです。

全51話もありますから見応えがあるのは当然でしょうね。

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