「水卜」は香川県の占い師の名残だった!?名字「三浦」と「水卜」の差『この差って何』

2019/12/10放送の『この差って何』。


一般的な「三浦」という名と水卜アナウンサーのような「水卜」の差。

三浦さんといえば俳優の三浦友和さんをはじめ、三浦翔平さんやサッカー選手の三浦知良選手など「三」にさんずいの「浦」とかく三浦さんが多いですが、加藤さんが毎朝共演している日本テレビの水卜麻美アナウンサーは「水」にカタカナの「ト」のような字を書く珍しい水卜さんですよね。

では、水卜はどのくらい珍しいのでしょうか?
ハローページに登録された世帯数をもとに、名字が珍しい有名人ランキングを作ってみました。

  1. 水卜(みうら) 2世帯
  2. 筒香(つつごう) 2世帯
  3. 蛍原(ほとはら) 3世帯
  4. 楳図(うめず) 4世帯
  5. 一青(ひとと) 5世帯
  6. 葉加瀬(はかせ) 6世帯
  7. 貫地谷(かんじや) 7世帯
  8. 薬師丸(やくしまる) 8世帯
  9. 鰻 9世帯

なんと水卜が珍しい名字ランキング1位に輝きました。

三浦は神奈川県三浦半島からとったもの

三浦と珍しい名字ランキング1位の水卜には一体どのような差があるのでしょうか?

「三」に「浦」と書く三浦さんは平安時代後期に相模国・三浦群という現在の神奈川県三浦半島で勢力を振るっていた武士が地名から取って三浦と名乗ったことが始まりです。

水卜は香川県の占い師が始まり

一方、「三」にカタカナの「ト」ような水卜さんの名前はどのようにして生まれたのでしょうか?
実は「三」に「浦」とかく三浦とは全く別の地域で全くの別の理由で生まれた苗字です。

この「水卜」の発祥地は香川県です。
水卜を名乗り始めたのは、水を占う、つまり雨が降るかどうかを占う占い師でした。
この「卜」という文字は「占」の「口」を省略してできた文字です。

香川県は日本でも有数の雨の少ない地域です。
昔から農業用の水を確保することが大変でした。

そのため、雨に関する占いは香川の人にとってはとても大事なことでした。
そこで占いをしていた人が「水占」と名乗るようになったのです。

「水占」が「水卜」に変わったのは占い師を辞めたから

では、なぜ「水占」さんたちは口をとって「水卜」と名乗るようになるのかというと、占い師を辞めたからです。

実は江戸時代 香川県では土木技術が発達し、数多くの池溜めが作られ、農業用水を安定して確保できるようになりました。
現代も香川県の土地に対する池溜の割合が全国で1位です。

その理由から香川県の人にとって雨を占うことが重要ではなくなったので水占さんも占いを辞めたと思われます。
その結果、占いを口で伝える必要がなくなって「口」を取って「水卜」という名字になったと思われます。

あとがき

この「水卜」という名字は日テレの水卜アナウンサーが居なければおそらく一生知ることがなかったと思います。

初めて水卜アナウンサーをテレビで見た時、なんて読むのか全くわかりませんでした。
あだ名が「ミトちゃん」でしたので「水卜(みと)」と読むものだと勘違いしていました。

しかし、名前の由来を知り、なるほどと思いました。
占いを「卜い」と書く場面をどこかで見たことがありました。
(おそらく仲間由紀恵さんが出演している『トリック』だった気がします。)

この「卜」は名字や占い以外で使われることはない感じなんでしょうかね。

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