温まり方がこんなに違う!?マフラーやダウン等でより温かくなる方法『この差って何』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

温まり方がこんなに違う!?マフラーやダウン等でより温かくなる方法『この差って何』

2020/1/21放送『この差って何』


1年で一番寒い1月下旬のこの季節。
そこで今回はマフラー、ダウンジャケット、ブーツそして使い切りいカイロに関するより暖かくなる方法を紹介します。

マフラーはワンループ巻きが1番温かい

まずはマフラーの巻き方による温かさの差。

マフラーの巻き方で多いのが以下の3つ方法でした

  • マフラーを首にかけて両端を後ろに回す「二重巻き」
  • 二つに折ったマフラーを首にかけて輪っかになっている部分にマフラーの端を通す「ワンループ巻き」
  • 首にかけたマフラーを前でクロスして首元にできた輪っかか記事を通す「アスコットタイ巻き」いわゆる「ネクタイ巻き」

そこで、この3つの巻き方で体のの暖まり方にどのくらいの差がある実験しました。
二重巻き・ワンループ巻き・ネクタイ巻きをそれぞれ30分間巻いてもらい、そしてマフラーを付ける前とマフラーをつけた後の体温の変化をサーモグラフィーで測定します。

その結果ワンループ巻きが圧倒的に温まることがわかりました。

ワンループ巻きは生地が4重になっている

ではなぜワンループ巻きが一番温まったのでしょうか?
衣類の素材や形について研究している東京服飾専門学校 古賀由紀夫先生に伺いました。

ワンループ巻きにしますと生地が4枚重なります。
そうすると確実に首をシャットダウンをして中の空気も温度も逃がさないし外からの外気も防げるという意味で、最も確実な方法だと思われます。

二重巻きとネクタイ巻きは生地が2重になっているのに対して、ワンループ巻きは生地が4重になっていたのです。

つまりワンループ巻きは首回りに生地が多く重なっているため洋服の中にある暖かい空気を逃がさないのでより体が温まっていました。

ワンルーム巻きで手も温まる

さらにマフラーや洋服に覆われていないのに暖かくなっていた部分がありました。
それが「手」。
二重巻きやネクタイ巻きは手が温まっていないのですが、ワンループ巻きは手が温まっていました。

その理由は首のところに大きな血管が通っているからです。
血流が良くなることによって手足の先まで血流が行き届いてより暖かくなり、全身暖かくなるという効果があります。

さらにマフラーの生地を口元に当てて巻くとより暖かくなります
マフラーにはウールやカシミアなどの素材がよく使われているのですが、これらは繊維が息から出る水蒸気に反応すると発熱する性質があります。

ダウンジャケットの下には薄い素材を着る

続いては、ダウンジャケットの着方による温かさの差。

ダウンジャケットの下には薄いのシャツを着た方が、厚手のセーターを着たときよりも温まります。

ダウンジャケットは羽毛の羽が空気の層を作ります。
それが中から自分の体温をそのまま保温するという役目を果たしていて暖かく感じることができます。

実は体温がダウンの空気の層を温めているのです。
なので、分厚い素材よりも薄手の素材の方がより体温がダウンに伝わり、空気の層が温まりやすいのです。

ブーツは少し大きめのサイズを履くと温かい

ブーツの履き方による温かさの差。

ブーツは少し大きめのサイズを履いている方が温かくなります。
ムートンブーツやパンプス、男性の皮靴でも少し大きめのサイズの方が温かくなります。

大きめの靴の方が温まった理由の1つに靴との摩擦が生じたことです。
靴が少し緩い方が中で足が動いて摩擦で血行が良くなって体温が上がります。

靴の中が臭くなるデメリットも…

しかし、温まるが上に臭いが発生してしまうデメリットもあります。
サイズがぴったりの靴よりも緩い靴の方が臭くなりやすいです。

緩い靴の場合、摩擦で靴の中の温度が上がってしまい、雑菌が繁殖しやすい環境ができてしまいます
雑菌は足の皮脂を食べて育ちますので皮脂を食べることによって臭いが発生してしまったと思われます。

靴の中が臭くなってしまうとお悩みの方は、その靴のサイズが少し大きいという可能性も考えられます。

カイロはお腹か足裏に貼ると温まる

続いてはカイロの貼り方による温かさの差。

皆さんが外出する際、体を温めるためによく利用するのはカイロですよね。
カイロを貼る場所によって体の温まり方が変わります。

実はお腹と足裏に貼ると体温が高くなります。
特におすすめなのは手足まで温まる足裏に貼る方法です。
手足に注目するとお腹に貼った場合の手足は温まりません。

足裏が1番温まる理由

一番体を温めるカイロの貼る場所は足裏ですが、ではなぜ使い切りカイロを足裏に貼ると1番温まったのでしょうか?
体を温める効果についての書籍を多数執筆している石原クリニック 副院長の石原新菜先生に伺いました。

足の裏には血管がたくさんあります。
そして皮下脂肪も少ないのでカイロを貼ることで血液が効率よく温められて体の中心に戻ってきて、全身が温まったと考えられます。

まとめ

ということで寒い冬は

  • マフラーを首にワンループ巻きで巻いて
  • ダウンジャケットは下に薄手の素材を着て
  • ブーツは少し大きめのサイズを履いて
  • カイロは足裏に貼る

と、より暖かくなるのです。

皆さんぜひお試しください。

あとがき

わたしはいつもマフラーは二重巻きで生地を鼻まで覆うようにしていました。
ワンループ巻きが一番温まるそうですが、その巻き方では鼻先まで持っていけないのが欠点ですね…。

そしてダウンジャケットは冬の間は必ず着ます。
そして下には毎回薄手のワイシャツを着ていました。
その下にはもちろんヒートテックのインナーを着ています。

ダウンジャケットを抜くと「めっちゃ寒そう」と人に言われますが、ダウンジャケットを着ると結構暖かかったのでずっとこの着方をしていました。
私の着方が正しかったと証明されて嬉しく思いました。

ブーツ…。私はブーツを使わないのでスニーカーか革靴ですね。
少しサイズが大きい靴を履くことで摩擦が生じて温まるそうですが、摩擦が起きるということは靴の中で足がずれているということなので滑らないように足指に余分な力を入れてコントロールしていると思います。
つまり脚が疲れる可能性が高いので、靴はぴったりサイズを履いて行った方が良いと個人的には思いました。
その代わりに厚手の靴下を履いたりする等工夫ができると思います。

最後にカイロ。
出不精なのでカイロは基本的にあまり使いませんが、お腹と足裏に貼るのが良いですね。
動き回るならお腹に、歩き回らずに1箇所に長時間止まるなら足裏に貼っておくのが良いでしょうね。
職場や学校の座学で使えると思いました。

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