褒め方にコツがある!?少し工夫するだけで気持ちが伝わる最高の褒め方『この差って何』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

褒め方にコツがある!?少し工夫するだけで気持ちが伝わる最高の褒め方『この差って何』

2020/1/7放送『この差って何』
褒めるのが上手な人とそうでないの差がテーマです。


今 書店には褒めるがテーマの本が山積みです。
職場で後輩を育てるのも子供を保育するのも褒めることが大事だといわれていますよね。

実際に航空会社のANAグループではで社員同士で良いところを見つけたら感謝の気持ちを伝える「Good Job Card」を導入しています。

例えばこちらの整備士から清掃員に送られたメッセージがあります。
「いつも一生懸命に作業する姿には尊敬です」

ほかにも三重県にある南部自動車学校は褒めちぎるという教習方針を取り入れています。
たとえ脱輪してしまっても叱らずにすぐに止められたと良いところを見つけて褒めます。
褒める指導方針によって生徒の運転技術はみるみる向上し、卒業生の事故数がなんと半分以下になりました。

このように褒めるという行為はさらなる結果を生み出す原動力となるのです。

しかし、せっかく本心で褒めているにもかかわらず嘘っぽいと思われたり社交辞令にとらえられたりして むしろ逆効果になってしまうことがありませんか?
今回は本心から褒めているのになかなか伝わらないというときにどうすれば良いのか?

より気持ちが伝わる褒め方を探るために企業で新人研修を行う教官やプロ野球のコーチ、校長先生など人を褒める立場にある人たちに普段どんなことに気をつけて褒めているのか聞いてみました。
すると、褒めるエキスパートたちの褒め方は大きく3つのパターンにわかれることが判明した。

褒め方その1「ひと言足す」

まず1つ目のパターンはひと言足して褒める方法です

今を褒めるだけではなく過去と比較して褒める

褒め方を教えてくれるのは航空会社のANAグループで新人研修の教官を務める佐村一樹さんです。
その人の過去と今を比較して褒めることによってより信憑性が増すと思います。

新人の子に荷物の積み下ろしがスムーズにできたら「スムーズにできたね」とただ褒めるのではなく「前は時間がかかっていたけど今はスムーズにできるようになったね」ど過去と今を比較して褒めます。

あえて出来ていなかった過去を引き合いに出すことで、出来ている今をより際立たせることができるのです。

例えば他にも、母親が子供を褒める時に「この前までは朝起きるのが苦手だったけど最近は早起きできるようになったね」という褒め方や上司から部下へ「前回の資料は見辛かったけど今回の資料はすごく見やすくていいよ」といった褒め方にも応用できます。

「前から思っていたんですけど」

続いて褒め方を教えてくれるのは異性への褒め言葉を指導している婚活アドバイザーの立花えりこさん。
褒めたい言葉の前に「前から思ってたんですけど」とひと言足すだけでより真実味が増します。

例えば「綺麗ですよね」とひと言だけ褒めるよりも「前から思っていたんですけど、本当にお綺麗ですね」と言ってくれた方が前からそういうふうに思ってくださってたと思って嬉しくなります。

こちらの褒め方も、例えば相手の服装を褒めたいときに「前から思ってたんですけど部長のネクタイっておしゃれですよね」のように使ったり「ちょっと前から思ってたけどあなたすごく痩せたね」といった使い方もできます。

大変だったことへの共感を足す

続いてひと言足す褒め方を教えてくれるのが芸能界一褒め上手の関根勤さんです。
実は関根さんは後輩から褒め上手だと慕われています。

そんな関野さんにもひと言足す褒め技がありました。
褒めたことプラス厳しかったことを共感して同情するという方法です。

どういうことかというと、例えば契約を取ってきたとしたときに「すごかったな!やったな!」だけではなく「向こうの部長大変だったろ?よくいけたね。どうやったんだ」と足して言います。
そうすると相手の方も「実は○○で…」と話してくれたりします。

M-1やR-1とかでトップバッターだと点数が取れないので「面白かった」だけではなく「トップバッターだったからさ…5番手だったらもっと上いけたよ」という風に話します。

褒め方その1「ひと言足す」まとめ

  • 過去を足して今を褒める
  • 「前から思っていたんですけど」
  • 大変だったことへの共感を足す

このように同じ褒め方でもひと言足すだけで嘘っぽくなくなり、本心が伝わりやすくなるのです。

褒め方その2「直接褒めない」

そして褒めるエキスパートたちの褒め方2つ目のパターンが「直接褒めない」。

第三者の褒め方として褒める

続いて、直接褒めない褒め方を教えてくれるのはめちぎる教習所の南部自動車学校のインストラクター 八田宣彦です。

第三者褒めというのがあります。
「人から聞いたんだけど」という第三者の言葉として褒めます。

実際に教習の様子を見てみると「昨日乗った先生があなたのことを運転がめちゃくちゃ上手いと褒めていましたよ」と伝えていました。

この第三者褒めも例えば自分の子供を褒めるときに「先生から聞いたんだけど成績が上がってるって褒めてたわよ頑張ってるのね」といったように使うこともできるのです。

誰かに代わりに褒めてもらう

お互いを褒める「褒め育」提唱する谷里保育園 園長の白相先生です。
褒める時は誰かに話して代わりに褒めてもらうようにしています。

部下である若い先生を褒めるときに、私が例えば主任に「あの先生すごく成長してる」ようなことを話をして主任がその先生に「園長先生もすごく良いと言っていたよ。園長先生も見ているから頑張って」というと褒め言葉がストンと入ったりするのです。

本人に聞こえるように陰で褒める

続いては「ほめほめタイム」という生徒も先生もお互いのことを褒め合う時間を導入したことで荒れた生徒が多かった中学校を劇的に改善させた元校長 山香昭先生です。

例えばご家庭でしたらお父さんとお母さんが会話するときにちょっと子供さんに遠くから聞こえるくらいの声で褒めると良いです。

「最近頑張ってるね」と子供に直接に褒めると本人が「いや そうでもないよ」「そんなにやってないよ」となることがありますが、子供に少し聞こえるぐらいの声で「お父さん、あの子最近頑張っているよ」というようがむしろ信憑性が増すような気がします。

実はこの方法は関根さんもご家庭で妻に使っているそうです。
普段恥ずかしくて妻を素直に褒められないご主人も子供も介することで本音を伝えられます。

褒め方その2「直接褒めない」まとめ

  • 「○○さんが言ってたんだけど」
  • 誰かに代わりに褒めてもらう
  • 聞こえるように陰で褒める

このように直接の褒めないことで相手により本心が伝わることもあるのです。

褒め方その3「褒める対象を変える」

そして褒めるエキスパートたちの褒め方3つ目のパターンが「褒める対象を変える」。

「結果」ではなく「過程」を褒める

褒め方を教えてくれるのが伊藤ハムふぁいたーずの元ヘッドコーチとして褒める指導法を取り入れたことで見事日本一に導いた白井一幸さんです。
私達はすぐに結果に焦点を合わせますが、大事なのは結果ではなく結果を出すための過程です。

例えば「今回は素晴らしい結果が出たけれどもそれ以上に結果を出すために取り組んできた姿勢素晴らしかった」と取り組む姿勢をちゃんと評価してくれてる見てくれてるというのがやっぱり相手にはよく伝わりますし、それがまた次の良い結果に繋がる可能性があります。

この結果ではなく過程を褒めることは 特に子供を育てる上で大事なことです。

60点を取ったときに「何をしているの」と叱り、100点取ったら「すごいね」と褒めると100点をとらないといけないとプレッシャーになって結果が出なかったら怒られると覚えてしまいます。
仮に失敗しても成果が出なくても頑張ったことに価値があるということをちゃんと子供に伝えてあげたいと思います。

嘘っぽく聞こえない褒め方のまとめ

  • ひと言足す
  • 直接褒めない
  • 褒める対象を変える

確かにこのように褒め方を少し工夫するだけで、ちゃんと気持ちが伝わるほめ方をすることができるのです。

ただし、エキスパートの皆さんが口を揃えて言うのはテクニックとして褒めるのではなくてちゃんとこちらの正直に感じたその気持ちを伝えてあげることが大切です。
大前提として本心で褒めていないと相手には伝わらないということです。

あとがき

実はわたしも人を褒めるのがすごく下手です。
むしろ厳しかったりするので後輩にはとても怖がられています。
なので自分はリーダーのような人の上に立つ役割は向いていないと思っています。

直接褒めることがわたしにとってはとてもハードルが高いので、誰かに代わりに褒めてもらう方法が一番やりやすそうな気がしました。
皆を褒めて褒めて褒めまくればわたしの心も丸く優しくなるのでしょうかw

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