大切な情報やデータを守ってくれる正義の味方!ホワイトハッカーとは『世界一受けたい授業』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

大切な情報やデータを守ってくれる正義の味方!ホワイトハッカーとは『世界一受けたい授業』

2020/2/8放送『世界一受けたい授業』


皆さんは「ホワイトハッカー」という仕事をご存知ですか?
そもそも「ハッカー」とはコンピュータの内部に侵入できる高い技術を持っている人のことをいいます。

インターネット上で個人情報などを盗むサイバー犯罪が激増しています。
被害額は5年前で既に3兆ドル(約330兆円)、来年にはほぼ倍の6兆ドル(約660兆円)になると予想されています。

犯罪組織の利用する闇サイトでサイバー攻撃の請負が売買されています。
その額わずか3万円!

依頼者が指定した人物や企業に仕事を請け負ったブラックハッカーがパソコンデータに入り込みクレジット情報を盗んだりライバル会社のデータを破壊したりするものです。
こうしたサイバー攻撃がたったの3万円で取引されているのです。

そんなブラックハッカーから私達を守ってくれるのが今回の授業の講師 ホワイトハッカー 河崎純真先生です。
ホワイトハッカーとは簡単にいうと情報やデータを守るプロ中のプロなのです。

河崎先生は現在ホワイトハッカーとしてNPOや一部上場企業などのセキュリティアドバイザーを務めており、580億円相当の仮想通貨流出事件など多くのサイバー犯罪の捜査に協力してきました。

サイバー犯罪から人々を守る正義の仕事 ホワイトハッカーとは一体何をするのでしょうか?

ホワイトハッカーの仕事は犯罪者から大切な情報を守る事

まずはホワイトハッカーの仕事をもう少し具体的にご紹介します。

訪ねたのは新宿にある先生が経営する会社『Gftd Japan(ギフテッドジャパン)』。
ホワイトハッカーの仕事やその育成にも携わっています。

ホワイトハッカーは普段どのような仕事をしているのでしょうか?
ホワイトハッカーの主な仕事は犯罪者から大切な情報を守ることです。

頑丈なセキュリティーシステム作り

そのために頑丈なセキュリティシステムを作ります
簡単に言うと敵に攻め込まれない城を作るのが仕事の1つです。

セキュリティーシステムの監視

さらにもう1つ ホワイトハッカーの重要な仕事がセキュリティーシステムの監視です。

先生と付き合いがあり、セキュリティーを請け負っている会社(株式会社エスエスアイ・ラボ)は上場大手の新聞社や建設会社などの一流企業のセキュリティを監視している会社です。

中にはブラックハッカーのハッキングをリアルタイムで可視化して表示している画面があります。
攻撃の種類によって色分けされています。

そのハッキングの回数はなんと毎秒1億回!
これが日常だといいます。

最新のハッキング方法を調べて逐一対策を立てる

さらに最近新しいハッキング方法を見つけまして、キーボードの打つ音をマイクで拾えばパスワードがわかってしまうというものです。
最新のハッキング方法を使えばタイピングの音でパスワードを解析できてしまうのです。

様々な新しいハッキングの方法を調べて逐一対策を立てていくのもホワイトハッカーの仕事です。

ブラックハッカーによる攻撃やハッキング

企業へのサイバー攻撃「逆SEO」

ブラックハッカーによって行われる企業へのサイバー攻撃に逆SEOと呼ばれるものがあります。

逆SEOとは検索順位を無理やり下げる行為です。
ライバル会社のウェブサイトの順位を下げることができるのです。

検索サイトはトップページに表示されるか否かで1日数十億円の売り上げが変わったりします。
なので数千万円かけて順位に下げさせて自分のサイトを上にあげるということを実際にやっている会社がありました。

無料Wi-Fiを利用してスマホやPCをハッキング

スマホをハッキングされるとスマホの中で何をしているのかが丸見え状態になります。
リアルタイムで情報が筒抜けになるのです。

どうやってスマホをハッキングするのかというと、最近お店などでよく見かける無料Wi-Fiを利用してハッキングをしているのです。
ブラックハッカーたちは無料Wi-Fiにアクセスしたスマホ・PCの暗証番号やカード情報などを盗んでいます。

今年の東京オリンピックに向けて外国人用に無料Wi-Fiの数が増えています。

対策としては、Wi-Fiの接続をオフにするなどして管理元がわからない無料Wi-Fiには繋がらないようにすることが大事です。
また、繋いだ場合は暗証番号など重要な情報は入力しないよう心がけましょう。

あとがき

悪いことをするハッカーを「クラッカー」と呼んでいたはずですが、最近は「ブラックハッカー」と呼ぶのですね。
良いハッカーを「ホワイトハッカー」、悪いハッカーを「ブラックハッカー」と区別していて素人にもわかりやすい名前になったと思います。

さて、ホワイトハッカーの身元を明かすとブラックハッカーの標的になって危険です。
今回テレビに出演したホワイトハッカーの方々は大変勇気がある方だと思いました。
あるいは自分の技術に絶対的な自信があるとか…。

自分はハッカーではないので身を守るためにPCやスマホにセキュリティソフトを入れたり無料Wi-Fiに接続したりしない等を徹底しようと思いました。
ハッカーになりたかったけど難しすぎて諦めたさわみでした。

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