なぜジーンズは青いの?『チコちゃんに叱られる!』

2020/2/28放送の『チコちゃんに叱られる!』
牧瀬里穂さん、三浦翔平さんをゲストに迎えています。
チコちゃん「なぜジーンズは青いの?」
ガラガラ蛇に噛まれないため
詳しく教えてくださるのは、ベストジーニスト賞を選出する日本ジーンズ協議会の大島康弘さんです。
ジーンズは破れにくいと労働者に大人気
ジーンズはもともと労働者のために衣服でした。
そこにジーンズが青い秘密があります。
ジーンズ誕生のきっかけはゴールドラッシュで沸く1850年代のアメリカ・カリフォルニア州です。
そこに商人として成功したいと考えている男がいました。
彼の名はリーバイ・ストラウス。
後に世界に名をとどろかすジーンズメーカーを作った人物です。
金を掘ることは立ったりしゃがんだりと非常に激しい作業になるのでズボンがすぐに破れてしまうと労働者はや悩んでいました。
そんな労働者の意見に耳を傾けてリーバイが作ったのが当時一番強い素材だったテントや船の帆などに使われるキャンバス生地のズボンでした。
耐久性が高く鉱山で働く人たちに大人気でした。
最初に作られたズボンは青くはありませんでした。
ではなぜジーンズは青くなったのでしょうか?
ジーンズは蛇よけに青く染められた
労働者にはもう1つ悩みがありました。
労働者が働く鉱山には蛇がたくさん生息しており、蛇に噛まれる危険がありました。
そこで使用されたのが「天然のインディゴ」という、主にインドアイという植物が原料でできた染料です。
天然のインディゴにはピレストロイドという成分が含まれており、これが虫よけ・蛇よけの効果があるといわれていました。
当時、インディゴ染めのジーンズは毒ヘビよけの効果もあると宣伝され、多くの人が履くようになっていきました。
ジーンズが青くなったのは、蛇から鉱山で働く人たちを守るためだったといわれています。
今のジーンズは蛇よけの効果はない
今のジーンズには虫よけや蛇よけの効果はありません。
なぜなら天然のインディゴではなく合成のインディゴが使われているからです。
19世紀後半 化学的に合成インディゴを作る技術が発明され、安くて大量生産に向いていたため現在作られているジーンズのほとんどで合成インディゴが使われています。
日本の藍染も虫よけ・蛇よけ効果がある
日本でも伝統的なものに天然のインディゴが使われています。
それは日本では「藍染」といわれています。
藍染とは、アイという名の付く植物を使った染め物のことです。
まさにこれこそが天然のインディゴそのものなのです。
江戸時代 藍染めは庶民の服やのれん、風呂敷などに使われていました。
古くから藍染は蛇よけや防虫効果があると知られており、農作業をするときの衣服にも使われていました。
今では日本で藍染めされたジーンズも販売されており、海外に輸出しているお店もあります。
アメリカでは「ジーンズ」、日本では「藍染」。
遠く離れた国で同じようなことをしていたのです。
あとがき
藍染って虫よけ効果があるのですね!!!
ダサいと思っていましたが、そんな効果があるなら今すぐに欲しいです!
しかし、藍染したジーンズは5万円もするんですね…。タカイヨ
洗濯しても半永久的に効果が続くのでしょうか?
もしそうならば購入する価値はありそうです。

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