なぜタッチパネルは触っただけで反応するの?『チコちゃんに叱られる!』

2020/3/6放送の『チコちゃんに叱られる!』
はいだしょうこさん、大竹まことさんをゲストに迎えています。
(アンコール放送でした)
チコちゃん「なぜタッチパネルは触っただけで反応するの?」
チコっと感電しているから
詳しく教えてくださるのは、タッチパネルを研究・開発して18年 タッチパネル研究所 西川武士さんです。
タッチパネルは感電させて動いている
タッチパネルにはその構造によっていくつかの種類があります。
皆さんがスマートフォンなどでよくお使いになっている方式は静電容量方式タッチパネルと呼ばれる方式です。
原理的にはタッチパネル上に施されたコンデンサの容量変化を見ています。
つまりタッチパネルにタッチすると電気が流れているビリッと感電しちゃうのです。
実はタッチパネルの表面は常に一定の静電気がたまっている状態に保たれています。
指で触れることで静電気が体に流れ、それにより触ったことを判別しています。
人間の体はほぼ水分なので電気を通しやすい性質を持っています。
そのため タッチパネル表面の静電気は指を通って体の方に流れていきます。
つまり、静電気にチコっと感電することでパッチパネルは触ったことを認識するのです。
タッチパネルの仕組み
電源が切れているスマホは静電気が溜まっていない状態です。
電源を入れると、タッチパネルは表面に電気がたまった状態を維持します。
アプリのアイコンを触ったときに電気が流れ、スマホ内部で反応が起こって触ったことを認識します。
つまりタッチパネルには静電気を通じて、指が触ったことを判別するセンサーが敷き詰められており、指がどのセンサーにチコっと感電したかで触った場所を特定しているのです。
このときに流れる電気はごくわずかなので人体に影響はありません。
タッチパネルが反応しない理由
老人の方がタッチパネルをタッチしても反応しないことがありますが、原因の1つとしては老化による手の乾燥が原因で電気が流れにくくなっている場合もあります。
圧力で判断するタイプのタッチパネルもある
ちなみにタッチパネルには、今回紹介した静電容量方式以外にも圧力で判断するタイプなどがあります。
このタイプは誤作動を起こすことが少ないため、銀行のATMやレジの画面など公共性の高い場面で使用されています。
あとがき
スマホはチコっと感電させて認識しているのですね。
ペースメーカーを体内に埋め込んでいる人でも大丈夫な程度の感電量でしょうか。
手が乾燥しているとタッチパネルが反応しないということは手袋してたら当然反応しませんよね。
スマホが反応する手袋も半端いされていますが、これは先端に水分を含めているようにしているのかなと考えてしまいました。

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