いまこそバターを食べて免疫力アップ!?脂肪燃焼効果あり!?脳の働きを活性化!?『林修の今でしょ!講座』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

いまこそバターを食べて免疫力アップ!?脂肪燃焼効果あり!?脳の働きを活性化!?『林修の今でしょ!講座』

3月10日放送『林修の今でしょ!講座』


食生活からウイルスと闘う特別企画。

その時期からことに意味がある!
「蜂蜜 vs バター」スペシャル
今日は蜂蜜とバターの概念が変わります。

連日報道されている新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症。
日々の生活にも気をつけたいところですがスーパーなどで身近な食材の蜂蜜とバター。

実はこの2人の博士によると、この時期だからこそ食べるべき驚きの理由があるそうです。
それでは、この時期食べることに意味がある「蜂蜜vsバター」

前回は蜂蜜のすごいところを紹介しました。

今回は後攻・バターの凄いところです。
教えてくれるバター博士は乳製品の研究を30年続けている佐藤先生です。

バター博士が伝えたいバターのすごいパワー

新型コロナウイルスやインフルエンザは私達の体の免疫力が低下していると発症します。
この時期だからこそバター博士が伝えたいテーマです。

  • 感染症対策に!バターを食べて免疫力アップ
  • バターの成分が脂肪を燃焼!?
  • 脳の働きを活性化!?

感染症対策に!バターを食べて免疫力アップ

バターといえば「カロリーが高い」というイメージがありますよね。
そんなマイナスイメージを覆すような様々な健康効果があります。

今世間を騒がせている新型コロナウイルスをはじめ、様々なウイルスに感染しやすいのは体の免疫力が落ちているときです。
しかしバター博士によるとバターには免疫力を上げる栄養素ビタミンAが豊富に入っているといいます。

ビタミンAが腸まで届いて免疫細胞を活性化してウイルスの侵入を防ぐということが知られています。

牛乳をバターにするとビタミンAが約13倍に増える!?

バターの原料は牛乳です。
ビタミンAは牛乳がバターになることですごいパワーになります。

牛乳をバターにするとなんと、免疫力を上げるためビタミンAが約13倍の量になるというのです。
その理由は原料となる牛乳をギュッと凝縮して作られているからなのです。

バター作りでまず最初に行うのはとれたての牛乳を遠心分離機にかけ、脂肪分の低い脱脂乳と脂肪分の高いクリームに分けます。
この脂肪分の高いクリームがバターのもとになります。

続いて、重要な撹拌機を使ってバターを作ります。
スクリューが付いた撹拌機に一晩冷やしたクリームを一気に投入して撹拌させます。

撹拌させることで脂肪分同士がくっついて大きな塊へと変化してバターができるのです。
16リットルのクリームから作られるバターはおよそ6キロ分です。

3分の1ほどの重さに凝縮されて栄養成分が増え、ビタミンAが牛乳のおよそ13倍になるのです。

ビタミンAをより効率よく摂れる食べ方

ほうれん草のバター炒め

1つ目は「ほうれん草のバター炒め」。
バターにはビタミンAがたくさん含まれていますが、このビタミンAは脂溶性で油に溶けるビタミンです。

さらにほうれん草の中にもビタミンAが入っていますのでバターと一緒に炒めることで油と一緒になってビタミンAが体内に吸収されます。

じゃがバター

免疫力アップの栄養成分が効率よくとれるバターの食べ方2つ目は「じゃがバター」。

バターの中に入っているビタミンAの他にもう1つビタミンEも入っています。
さらにジャガイモの中にはビタミンCが豊富です。
ビタミンAとCとEを合わせて「ビタミンACE」といい、これが免疫力をさらにアップするといわれてます。

ビタミンCは加熱すると分解されやすいのですが、ジャガイモに含まれているビタミンCは加熱してもなかなか分解されないと言われています。
熱々のじゃがいもにバターをのせて食べるとは美味しくもあり免疫力アップするということで理にかなった料理です。

バターの成分が脂肪を燃焼する!?

皆さんの中にも「バターは太りそう」とバターを避けている方もいるのではないでしょうか。
実はそんなイメージを覆すパワーをバターが持っていることがわかりました。

「バターの成分が脂肪を燃焼する」

バターは脂肪分を集めたものですから確かにカロリーがあります。
脂が入ってますが、その脂の中にいろんな種類の脂肪成分が入ってます。
それがポイントなのです。

バターには特別な脂肪成分「共役リノール酸」が含まれています。
共役リノール酸は不飽和脂肪酸の1つですが、共役リノール酸には脂肪代謝を高めてくれる働きがあります

佐賀大学で行われた研究ですが、2週間共役リノール酸を含んだ餌を与えたところ、肥満のラットは高脂血症の発症や内臓脂肪の蓄積を抑制するということがわかっています。
これは動物の実験ですが、海外では人間を対象にした実験でも行われおり、内臓脂肪減少の効果があるという報告が出始めてきています。

バターは1日10gが適量

バターは脂でありカロリーが高いのであまりたくさん摂りすぎない方がいいと思います。
1日10g程度のバターを毎日摂っていただく方が良いと思います。

脂肪を敵にするか味方にするかが大切です。
バターは適切な量をとれば味方になるという食材なんですね。

「牛肉×バター」で脂肪燃焼効果アップ!

鶏肉・豚肉・牛肉のなかで「L-カルニチン」が多区含まれているのは牛肉です。
「L-カルニチン」は脂肪燃焼促進してくれますのでそういった意味ではバターとの相性が良いです。

もう1つ付け加えるとすれば、牛肉の中にもこの共役リノール酸が入っています。
元々バターも牛から作られていますので、この共役リノール酸というのは牛肉や乳製品の中に入っています。

そういった意味で、L-カルニチンと共役リノール酸のダブル効果で脂肪燃焼が高まります。

バターで脳の働きを活性化!?

続いてのバターが持つすごいパワー。

1日9gのバターの成分で認知機能低下のリスクが約16%という抑えられるという研究報告が出ています。
2015年に国立長寿医療研究センター研究されたものですが、8年間高齢者の方に食事を調査した結果報告です。

これはバターに含まれる中鎖脂肪酸の働きによって認知機能の低下リスクが16%抑えられるという結果が得られました。
さらにアメリカの研究では中佐脂肪酸を一定期間摂取することで記憶力の低下を抑制したという研究結果も出ているそうです。

トーストにバターを塗って食べると認知機能の低下を防ぐ!?

そこでパン好きの方に耳寄りの情報!
あの研究で、パンだけつまり穀物だけを食べている人と穀物と中佐脂肪酸を一緒に摂った人と比べますと、一緒に摂った人の方が認知機能の低下を抑えるという結果が出ています。

バターを塗ることで認知機能の低下を抑制できるのです!

魚×バターで脳を元気に!

魚の脂にはDHA・EPAがいっぱい入ってますので脳にも良い働きがあります。
魚とバターは美味しいだけでなくて脳を元気にするということで相性は抜群です。

美味しくて脳にも良い魚とバターの組み合わせ「ちゃんちゃん焼き」がオススメです。
そもそも、先DHA・EPAが含まれている青魚(イワシやサバ)にバターを使った料理になされるとすごく良いです。

バターのすごいパワーのおさらい

  • 免疫力をアップさせるビタミンAが豊富なバター
  • 緑黄色野菜との相性も抜群!
  • バターに含まれる共役リノール酸が脂肪燃焼させる働きを持っている
  • ただし摂りすぎには注意!1日10gがオススメ
  • DHA・EPAが豊富な魚はバターで調理して脳の働きを活性化!?

覚えておきましょう。

あとがき

バターに対して良いイメージがありませんでした。
油の塊なので太る、健康に悪いとしか思っていませんでした。

なので今回の紹介はとても意外でした。
ビタミンAがたくさん含まれているのですね。
しかも脂肪燃焼効果もあるし、脳の活性化を高めてくれるし良いことばかりです!

摂りすぎはやはり良くないみたいなので、何事も適量が大切だということは前回の蜂蜜と今回のバターでよくわかりました。

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