春一番ってなに?『チコちゃんに叱られる!』

2020/3/27放送の『チコちゃんに叱られる!』
森 七菜さん、西川 貴教をゲストに迎えています。

チコちゃん「春一番ってなに?」

死を招く怖い風

教えてくださるのは、気象庁に長年勤め、現在の気象予報士として活躍している𩜙村さんです。

春一番の発祥地は長崎県壱岐島

「春一番」というのは、気象庁では南寄りの風で8m以上というような定義がありますが、もともと「春一番」という風は「死を招く風」として恐れられてきた風です。

そんなイメージは全くありませんが、𩜙村さんは春一番発祥の地に行けばわかるとおっしゃいます。
その場所は長崎県の壱岐島です。

ということで早速春一番発祥の地へ。

博多港からフェリーで2時間20分、玄界灘に浮かぶ長崎県壱岐島。
そこにある郷ノ浦港が春一番発祥の地と言われている場所です。

わたしたちはなんとなくウキウキするようなイメージの「春一番」について島の方々に伺うと、皆さん春一番を恐れていることがわかりました。

春一番が53名の漁師の命を奪った

江戸時代の末期、安政の旧暦2月13日にほとんどの漁船が南からの突風で53名が亡くなりました。
以来、南寄りの風を春一番と呼ぶようになり恐れられてきたといわれています。

この地では古来春に吹く南風を「春一」や「カラシバナ落とし」といっていましたが、この海難事故を機に「春一番」と名称を定めたといいます。

当時の記録によると、集落に70軒ほどあった家の半数以上が大黒柱である男手を失うという大惨事だったそうです。

春一番が季語として使用されて気象庁がそれを定義した

そんな死を招いた壱岐島の春一番が全国に知れ渡るきっかけは、民俗学の学者の宮本常一さんが「俳句歳時記」の季語として使用されて、それから気象庁が定義したそうです。

1960年前後まで報道各社は春に吹く強い風を「南の強風」や「春を呼ぶ荒らし」などと全国で表現がバラバラでした。
そこで、気象庁は春先に吹く強風の呼び方を基準を定めた上で「春一番」とし、国民に周知することにしたのです。

春一番に陽気なイメージがついたのはキャンディーズのヒット曲が原因

しかし本来、怖い風である「春一番」が今では陽気なイメージになっています。

その原因は1976年にシングリリースされたキャンディーズ「春一番」です。
その曲のイメージが多くの人に浸透し、春一番のイメージが変わりました。

あとがき

春一番が本来怖い風という意味だったなんて知りませんでした。
わたしも春がやってくるとウキウキしていた陽気な人の1人でした。

春一番で事故が起こったりもするのでウキウキしながらも気をつけていきたいと思いました。

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