首の痛みについて専門のドクターが解説!『健康カプセル!ゲンキの時間』

2020/4/19放送『健康カプセル!ゲンキの時間』


病気に負けない体作り。
今朝も元気になれる健康の秘訣をお届けします。

体に不調が現れて多くの人が頼るのがインターネット検索です。
でもネット上には嘘か本当かわからない情報もあります。
そこで健康の悩みに関するキーワードについてその正しい知識を専門のドクターが解説します。

今回取り上げたキーワードは「首」。
ネットでは「首」とともに「痛い」というワードが多く検索されている模様です。

実は首の痛みは様々な病気のサインとされています。
中には命に関わることもあります。

例えば、心臓が悪いと首が痛くなったり指先に痺れがたまに出るときがあったりします。
テレワークなどで長時間パソコンやスマホを使っている方、必見です!

「首」の関連ワードはダントツで「痛み」

ネット上では首に関してはどんな悩みが検索されているんでしょうか?
Googleトレンドを使うと「首」と一緒にどんな関連ワードが使われているのかわかります。

「首」と入れて検索したところ、なんと関連ワードの上位4つが「痛い」でした。
やはり首の痛みに悩んでいる人は多いようです。

▼「首」の関連ワード

  1. 「首 痛い」
  2. 「首 痛み」
  3. 「首が痛い」
  4. 「首の痛み」
  5. 「首 後ろ」

そして、首の痛みに「しびれ」を加えて検索すると『頚椎椎間板ヘルニア』『頚椎症』『頚椎性脊髄症』等と出てきました。
いろいろ情報が出てきすぎてよくわかりません。

そこで専門のドクターを尋ねることにしました。
両国きたむら整形外科 院長 北村先生に詳しく教えていただきます。

首の痛みは危険な病気のサイン!?

首の痛みを引き起こす病気は整形外科以外にも内科系の病気から耳鼻科系の病気まで様々なものがあります。
首の痛みの多くは筋肉のコリなど整形外科の分野であることがほとんどですが、中には危険な病気のサインであることもあります

例えば、心臓の痛みを首のあたりが痛いというふうにおっしゃって病院を受診する方がいます。
狭心症や心筋梗塞の症状が首や肩、背中などの痛みとして現れることを「放散痛」といいます。
心臓には痛みを感じる神経が少なく、心臓の痛みを脳がその周囲の痛みとして認識するためだと考えられています。

首の痛みの場所で大体の疾患がわかる!?

首の痛みの場所的に言うと、後ろの場合は内科系のものは疑いません。
しかし、首の前側が痛い場合には内科系の疾患と整形科系の疾患の鑑別を注意するようにしています。

首の前側には免疫機能を司るリンパ節などが多く集まっています。
そのため 首の前側の痛みは風邪など内科系疾患等の可能性があります。

ということで、首の痛みでまずチェックすべきは痛みのある場所です。
首の後ろ側の痛みは筋肉のコリ・関節・靱帯が影響しているケースが多く、これは整形外科の分野です。
一方、前側に痛みがある場合は内科系や耳鼻咽喉科系の疾患の可能性もあるので注意が必要です。

首の痛み+手足の痺れ

整形外科医はストレートネックを問題視していない

ストレートネックは、猫背などの悪い姿勢や運動不足が原因で起こるといわれています。
正直言うと、整形外科医はストレートネックを全く気にしていません。
ストレートネックで首や肩が凝ることはありますが、しびれに繋がる可能性は低いとのことです。

手足の痺れは『椎間板ヘルニア』の可能性アリ!?

指先にしびれが出る場合、『椎間板ヘルニア』の可能性があります。

骨と骨の間にある、頚椎の間にあるこのスペースには椎間板という組織があります。
『頚椎椎間板ヘルニア』は加齢などが原因で椎間板の中の髄核が飛び出た状態です、飛び出た髄核が神経などを刺激すると手足にしびれや痛みが生じます。

首の痛み・痺れを伴うときは持続時間やしびれ具合をチェックします。
痺れが何日も続いたり、細かい作業ができなくなるような痺れは要注意です。
ヘルニアや頚椎の変形などによる神経症状の可能性もあるので、早めに整形外科医に相談を!

逆に痺れが出る状況が持続時間して短い場合、椎間板ヘルニアによる神経症状起こしてないと考えます。
その場合、関節・筋肉・靭帯の変化が痛みや痺れの原因になっていると考えられます。

長時間のデスクワークが筋肉のコリ・手足の痺れを起こす

長時間のデスクワークで首周りだけでなく、肩や腕の筋肉までが硬直し、それが指先のしびれに繋がった可能性があります。

また、ディスプレイを台などに置き、上向きになるのも首に負担がかかります。
パソコンを使うときは目線が水平よりやや下以上肘を90度以上開くと猫背になりにくく首への負担も少なくなります。

くも膜下出血は今までに経験したことがない頭痛が起こる

くも膜下出血で頭が痛くなる場合は、基本的に今まで経験したことがないような頭痛がするといわれてます。
そのような痛みがなくてたまに全体的な痛みが漠然と出てくる状況であれば、『筋緊張性頭痛』と考えられます。

筋緊張性頭痛は、首周りの筋肉の緊張やコリからくる頭痛です。
首の痛みの原因は筋肉のコリや緊張であると考えられるため、改善にはウォーキングなどの有酸素運動やエクササイズがオススメです。

あとがき

何かの痛みが現れてネットで検索すると、恐ろしい病名が出てきて不安度が高まりますよね。
そんな経験、わたしもあります。

予備知識がないとネットの情報に溺れて却って悪い方向に進みがちなので、ちゃんと医者にみてもらった方が良いですね。
その方が早いですし、「かもしれない」と漠然とした不安を抱えるよりもちゃんとした病名がわかった方が次に起こす行動も変わってきます。

病気について調べるならネットではなく本で情報を得る方がより確かだと思いました。

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