なぜブルーシートは青いの?『チコちゃんに叱られる!』

2020/4/25放送『チコちゃんに叱られる!』
足立梨花さん、鈴木雅之さんをゲストに迎えています。
チコちゃん「なぜブルーシートは青いの?」
バケツが青かったから
詳しく教えてくださるのは、国内産ブルーシートのトップメーカーの会長 萩原邦章さんです。
ブルーシートはもともとオレンジ色だった
ブルーシートはもともと青ではありませんでした。
実は安全だというイメージを作るために青に変えたのです。
ブルーシートの主な素材はポリエチレンです。
ポリエチレンで作った糸で織り、防水のためにラミネートコーティングします。
コーティングの際に青い顔料を混ぜるので青になります。
現在は工事現場や農作業などで使われているブルーシートですが、最初にシートを作ったきっかけはトラックの荷台にかける幌として使っていたためです。
昭和40年代ごろまではトラックの幌は綿の布で作られた厚手の布でした。
この幌を軽いポリエチレンの布で作れないかと開発を始めたそうです。
丈夫な糸を開発し、現在のブルーシートの原型となるものを完成させました。
しかし、シートの色は青ではなく、大手の運送会社さんのイメージカラーに合わせてオレンジ色でした。
実際に幌として使って長距離試験を行った結果、風圧とはためきで破れてしまい、幌として使うことは断念しました。
しかし、このシートの様々な利用価値に気づき、昭和40年に「万能シート」として発売されました。
私の父・初代の社長 萩原賦一の時代にそれまでにない軽くて丈夫なシートが誕生しました。
公害問題で青色にイメージチェンジ
皆様に重宝されて順調に普及していったのですが、ある問題が発生して色を変えなければならなくなりました。
当時のオレンジシートの顔料には黄鉛という鉛の化合物が含まれていたため、それが問題となったのです。
昭和42年 公害対策基本法が制定されるなど日本では公害が大きな社会問題となっていました。
公害の原因となっていたのは当時の工業製品の製造過程で発生した人体に有害な物質(水銀・硫黄酸化物・カドミウム・四アルキル鉛 等)でした。
そこで各企業は新たな公害の原因になりうる物質の使用を自ら規制しました。
シートメーカーも例外ではありませんでした。
黄鉛は人体には問題ありませんでしたが、将来的に燃やした場合に危険が伴うかもしれないと会社ではその顔料を使わないことにしました。
しかし、黄鉛が含まれず、紫外線などに耐えうる耐候性と、商品の値段に見合う製造コストを兼ね備えたオレンジ色の顔料はなかなか見つかりませんでした。
当時は各社から出ているシートがほぼオレンジ色でしたが、その色自体を変えてはどうかと大企業の方から提案がありました。
そこで目をつけたのが大手化学メーカーがバケツやホースを製造する際に使っていた青色の顔料です。
耐候性もあり大量に流通していたためコストも安かったのです。
こうしてシートを取り扱う会社はその青色の顔料を使って一斉に青いシートを完成させました。
青いシートが定着するまでに3年かかりましたが、全国に広まり、いつしかブルーシートと呼ばれるようになりました。
あとがき
いまやブルーシートが定着していますが、昔は万能シートと呼ばれていてオレンジ色だったのですね。
青色に変わってよかったと思うのは私だけでしょうか。
オレンジ色が大手の運送会社さんのイメージカラーに合わせたものだといっていましたが、そんな運送会社さんありましたかな?
今は見かけないということは既になくなっているかもしれませんね。

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