今こそ知っておくべき鶏肉パワー!肌のバリア・骨の強化・肉体疲労回復『林修の今でしょ!講座』

2020/4/14放送『林修の今でしょ!講座』
スペシャル学友:木村拓哉
木村拓哉と一緒に丈夫な体を作ろう!
今こそ食べて丈夫な体を作ろう、豚肉v鶏肉 最強食材はどっち!?スペシャル
豚肉・鶏肉にはたんぱく質が豊富で筋肉を作るのに大事な食材というのは皆さんご存知ですよね。
実は最新研究で今こそ食べるべきすごいパワーを秘めた2大食材であることが判明しました。
今こそ知っておくべき、木村くんも驚いた豚肉・鶏肉パワーとは!?
今こそ食べて丈夫な体を作ろう豚肉vs鶏肉3本勝負。
今回は後攻・鶏肉のすごいパワーです。
教えてくれるのは、梶本修身先生(東京疲労・睡眠・クリニック院長)です。
鶏肉が粘膜を丈夫にして感染から身を守る
まず若い人にも知ってほしい、鶏肉のすごいパワー。
それは鶏肉に豊富なビタミンAが粘膜を丈夫にして感染から身を守ることです。
ビタミンAが肌に潤いを与える
皮膚や粘膜は表面に潤いバリアを作ります。
それによって菌の感染やウイルスの感染から身を守っているわけです。
このバリアを作るためにはビタミンAが非常に関与しています。
ところが、ビタミンAが不足してしまうと肌が荒れて感染から防御できなくなります。
例えば乾燥肌や唇のひび割れ、目の乾燥がビタミンA不足のサインになります。
ビタミンAが慢性的に不足してくると、実は乾燥していないときでもそういったカサカサが出てくるので1つのサインになるかと思います。
鶏レバーにはビタミンAがたくさん含まれている
ビタミンAというと皆さんβ-カロテンや緑黄色野菜のイメージを持ってる方が多いですが、実は鶏レバーにビタミンAが人参の約20倍含まれています。
ビタミンAの鶏の部位別データとしてレバーがダントツです。
ビタミンAは脂溶性なので油に溶けます。
なので、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
レバーばかり食べる過剰になるのでバランスよく摂っていただくことが大切です。
鶏肉が骨を丈夫にする
鶏肉に豊富なコラーゲンとビタミンKが骨を丈夫にします。
コラーゲンが骨を丈夫にする
コラーゲンは肌に良いイメージがありますが、実は骨にとって非常に重要な物質です。
近年 女性の方 特に過度なダイエットされてる方も非常に多く、骨がもろくなっているとよくいわれています。
そもそもコラーゲンは体中の組織の中で細胞同士を繋ぐ、いわゆる接着剤的な役割を果たしています。
このコラーゲンがあるからこそ骨の強度を上げることができるということです。
骨を鉄筋コンクリートのビルに例えた場合、入っている鉄筋がコラーゲンに相当します。
この周り固めてるこれコンクリートがカルシウムになります。
コンクリートだけだと脆いので、中に鉄筋をいれることで強度を上げています。
この鉄筋に相当するコラーゲンがしっかり入っていることで非常にしなやかで弾力性がある骨が作られるわけです。
鶏肉の中で特にコラーゲンが多い場所は軟骨です。
ビタミンKがコラーゲンの働きを活性化させる
そして、そのコラーゲンの働きを助けるのがビタミンKです。
ビタミンKはコラーゲンの働きを活性化させてくれます。
鶏肉が肉類の中でダントツにビタミンKが多く含まれています。
なかでも皮がダントツに多く含まれています。
ビタミンCをコラーゲンと一緒に摂ることで骨を丈夫にする
さつまいもはビタミンCが豊富です。
実はコラーゲンを作るのにビタミンCは必要不可欠です。
ビタミンCがないとコラーゲンが作れません。
唐揚げを食べるときにレモンをかけますよね。
あれは実は非常に合理的なことで、鶏肉にビタミンCをかけることによってコラーゲンの生成を促してくれます。
鶏肉が肉体疲労を回復させる
日頃から達成感や意欲を持ってやってらっしゃる方は疲労感をあまり感じません。
しかし、実は「疲労感なき疲労」といって裏のところではすごく疲労が蓄積していて過労死の原因の1つといわれています。
今回 若い人にも知ってほしい鶏肉のすごいパワーが、実は鶏肉に超豊富なイミダゾールジペプチドが肉体疲労を回復させるということです。
イミダゾールジペプチドは脳の疲労いわゆる認知症の予防であったりとか脳の老化を防いでくれる物質ですが、実は疲労回復させる効果が非常に高いということがわかってきました。
そもそも疲労が起こるのは筋肉を動かしたときに活性酸素が生まれてしまうからです。
この活性酸素が細胞などを錆び付かせてしまうのです。
その結果、酸化によって本来の細胞の働きができなくなってしまう。
これがいわゆる疲労の正体で、これに気づいてない可能性があります。
過労死の研究してると日ごろから達成感や意欲を持ってやってらっしゃる方ほど過労死が多いことがわかります。
普段からつまらないと思って過ごしている方は先に疲労感が来て休んじゃうので結果的に疲れません。
鶏肉に含まれる抗酸化物質イミダゾールジペプチドが活性酸素を撃退してくれるといういうことがわかってきました。
他の抗酸化物質、例えばコーヒーに入っているポリフェノールやお茶に入っているカテキン等 いろんな物質がありますが、大体2時間以内にその効果を消失させてしまいます。
ところがこのイミダゾールジペプチドは24時間効果が持続するので抗疲労効果が持続できるのです。
このイミダゾールジペプチドが鶏肉に非常に豊富に含まれています。
特に胸肉に多く含まれており、豚肉の2倍、牛肉の5倍といわれています。
胸肉を1日50gの量を摂取していただくと少なくとも2週間経ったときに76パーセントの方に効果が出ています。
朝に取っていただければ一日中効果があります。
水溶性なのでもし料理される際は煮汁の方にも出てしまいます。
なので煮汁も一緒に飲むことが大切です。
あとがき
鶏肉が骨を丈夫にするイメージがありませんでしたが、コラーゲンが骨の強度を上げていたのですね。
これからは軟骨をボリバリ食べていきたいと思いました。
また、肉体疲労回復もなるほどと思いました。
だから筋トレをする人はやたらとササミや胸肉を食べたがるのですね。

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