4月22日放送の『ソクラテスのため息〜滝沢カレンのわかるまで教えてください〜』

もう広まっている！最新コロナ詐欺
実は既に新型コロナを利用した詐欺や犯罪が起きています。

その手口は一体どのようなものなのか、また私たちはどのように対処すればいいのでしょうか。
詐欺・悪質商法ジャーナリストの多田先生に解説していただきます。

詐欺師は騒ぎに便乗してお金をだまし取る

詐欺は世間でいろんな出来事があるたびにそこに便乗してやってきます。
いわゆる新型コロナウイルスに便乗した詐欺というのが今 続々起きています。

この度一律10万円給付金が支給されると発表がなされました。
まさにこれは詐欺師にとってうってつけの材料です。

なぜならもらえるのが全員ということは詐欺のターゲットが全員ということになります。
詐欺師は今 手ぐすね引いて待ってるということです。

実際、新型コロナウイルスに関連した詐欺の相談は4月8日の時点で既に1万件を超えているといいます。
ここで多田先生が実際にあった新型コロナウイルスに便乗した衝撃の詐欺や犯罪を3連発でご紹介します。

国民全員がターゲット！？新型コロナ給付金詐欺

新型コロナ給付金詐欺は新型コロナウイルスの関係で「給付金があなたに支給されます」と電話をかけて逆にお金を騙し取るという手口です。
この事例は既に起きており、4月13日 富山県の70代の女性が現金50万円をだまし取られています。

市役所を騙って「新型コロナウイルスによって市から給付金が出ることになりました」と電話かかってきて「口座情報が必要です」と言ってまず口座情報さらに暗証番号を聞き出されてしまいます。
そして「これから担当者がお宅へ向かいますのでキャッシュカードを渡してください。それで手続きいたします」と言われてキャッシュカードを騙し取られてお金が引き出されてしまうという事例です。

新型コロナ給付金詐欺の対策

対策としてはまず身元の確認を絶対にしてください。
役所がわざわざ「給付金の手続きをしてください」と電話してくることはないので役所からの給付金の催促には気をつけてください。

暗証番号や口座番号を聞き出す連絡があった場合はすぐに警察にすぐに相談をしてください。

実被害が急増！新型コロナ・オレオレ詐欺

新型コロナが流行っていますので、いわゆる田舎に住む両親の元に都会に住んでる人は帰れません。
そうすると電話をかける機会が非常に多くなります。

新型コロナ・オレオレ詐欺は息子のふりをして「コロナ流行っているけど大丈夫？」と最初は優しい言葉をかけて息子であることを信じ込ませて、そこから話が展開して「会社が倒産した」とか「借金ができちゃった」とか言ってお金借りれないかと持ち出してお金を騙し取る手口です。

4月9日 静岡市に住む70代の女性が同じ手口で息子を騙る人物に現金150万円を騙し取られました。

新型コロナ・オレオレ詐欺の対策

対策としては、電話が来た時におそらく「携帯をなくした」とか言ってくると思いますが、1回必ず本人に確認してください。
そしてお金の話が出た時点で怪しいと思って誰かに相談してください。

正面から堂々と侵入する泥棒！訪問盗

最後はコロナウイルスの影響で家にいることが増えた今を狙った卑劣な犯罪です。
一人暮らしのご高齢のお宅は要注意です。

正面から堂々と侵入する泥棒 訪問盗は例えば電力会社を騙って2人組が家にやってきます。
「この近くで漏電があったので検査して回ってます。ブレーカー等見せてください」と言って家に上がり込んで「検査に立ち会ってください」と言って見てもらっている間にもう1人が金目のものを盗んでいくという手口です。

ですので狙い目は基本的には1人住まいです。
都内を中心に被害が非常に増えています。

実際に町田市に住む80代の女性は電気工事業者を名乗る2人組に自宅の財布から現金15万円を抜き取られたという事件もあります。

訪問盗の対策

対策としては、成りすましは非常に多いので「電力会社の者だ」と言ってもすぐに信じて家に入れないで一旦帰ってもらいます。
あるいは自分から電力会社に電話をして事実確認することが大切です。

まとめ

新型コロナを利用した詐欺や犯罪はこの通りです。

• 新型コロナ給付金詐欺
• 新型コロナ・オレオレ詐欺
• 訪問盗

世の中が不安定な今、その隙につけ込んでくる悪質な詐欺犯たち。
相手の身元を必ず確認して少しでも怪しいと思ったら188で繋がる消費者ホットラインにすぐ相談してください。

あとがき

こんなものにわたしは引っかからないと思っていますが、そう思う人ほど騙されやすいとテレビで言うので一応気をつけてはいます。
訪問盗が一番怖いですね。

敵は新型コロナウイルスだけでありません。
混乱に便乗してお金を騙し取ろうとする詐欺師からも身を守らないといけません。

そんな事実に気づかせてくれました。