「くすぐったい」ってなに?『チコちゃんに叱られる!』

2020/5/15放送『チコちゃんに叱られる!』
もう放送したのにまだ質問が来てるので教えてあげるスペシャル
(平成30年6月15日に放送されたものを再放送)


チコちゃん「くすぐったいってなに?」

虫対策

詳しく教えてくださるのは、皮膚感覚の研究一筋 桜美林大学教授 山口創先生です。

人間の天敵は虫

実は、くすぐったい感覚は人間の天敵から身を守るための重要な防衛本能です。
その天敵は虫です。

虫こそが地球上で最も人間を殺している生き物といわれています。
つまり虫は人類最大の天敵といえます。
中でも天敵ナンバー1は

実は今でも年間およそ83万人もの人々がマラリアなど蚊ら媒介する病気で命を奪われています。
蚊はまさに我々人類にとって天敵中の天敵です。

くすぐったいは防衛本能

「くすぐったい」という感覚はもともとは蚊のような害虫が皮膚に止まったときに血を吸われる危機を察知する不快な感覚です。

くすぐったいと誰でも身をよじりますよね。
これこそが防衛反応です。

たとえ楽しそうに見えても実は本能的に体をよじり逃げようとする反射行動だったのです。

特にくすぐったく感じる場所は身体の急所である

体の中でも、くすぐったい場所とそうでない場所があるのはなぜでしょうか?

実はくすぐったいと感じるのは皮膚の表面近くに動脈が通っていて、自律神経が集中している部位だといわれています。
つまり、くすぐったさに敏感なのは体の急所を守るべき大事な部位なのです。

脳はくすぐったい感覚を不快な感覚として認識している

くすぐったい感覚を不快な感覚として認識しているのは脳です。
ですから実際にくすぐると脳はストレス反応を出します。

「くすぐったい」という感覚は脳の「体性感覚野」に伝達されます。
脳が危険を察知してストレス反応を出して防御姿勢をとらせているのです。

自分で自分をくすぐるとさほどくすぐったくないですよね。
予測できない動きに対して外敵と認識しているのでくすぐったさを感じます。
なので、自分で自分をくすぐった場合には、自分の指の動きを脳が予測できるのでくすぐったさは感じなくなります。

ちなみに、子どもをくすぐると楽しそうに笑うのは親子など親しい関係では不快ではなくて心地よい感情を伴うスキンシップになるからです。

このように全身に張り巡らされた「くすぐったい」センサーによって私たちは蚊のような天敵から命を守っていました。

あとがき

くすぐったい感覚は防衛本能からくる感覚だったのですね。
人間の天敵が虫なのですから絶対必要な感覚ですね。

不快な感覚なはずなのに子供たちが自分からくすぐられに行くのはなぜかと途中で不思議に思いました。
しかし、最後の最後に親子など親しい関係であれば不快ではなくて心地よいスキンシップになると説明がなされて納得しました。

子供は子供なりにスキンシップをはかろうとしていたのですね。
時間と体力が続く限りなるべく応えてあげたいと思いました。

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