主治医が教える!今だからこそ知りたい新型コロナウイルスの疑問『主治医が見つかる診療所』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

主治医が教える!今だからこそ知りたい新型コロナウイルスの疑問『主治医が見つかる診療所』

2020/5/21放送『主治医が見つかる診療所』


『主治医が見つかる診療所』へようこそ。
今回は今だからこそ聞きたい新型コロナウイルスの疑問に6人の番組主治医がそれぞれ専門とする視点から回答します。

新型コロナウイルスに負けないために主治医が今だからこそ知りたい健康に回答します。
視聴者が今気になっている新型コロナウイルスの疑問に番組主治医主事がそれぞれ専門とする視点から一歩突っ込んでお答えします。

新型コロナウイルスに感染すると脳梗塞を発症しやすい

まずは新型コロナウイルスと脳梗塞についての最新情報です。
脳のスペシャリストで上山先生にお伺いしたいと思います。

アメリカから衝撃的な情報が伝わってまいりました。
新型コロナウイルスに感染すると脳梗塞を発症しやすいとのことです。

最新データでニューヨークのデータですが、73人の15歳以下の小児が手足が霜焼け状に赤くなって血管炎になり心筋梗塞や脳梗塞を起こしているという驚愕のデータが出ています。

怖いのは新型コロナウイルスに感染すると血管の炎症を起こして血管の中で血の塊ができてしまいます。
現に上山先生の病院でも脳梗塞を発症して新型コロナに感染している患者さんが運ばれてきています。

では、私たちはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
血管炎を起こすといけないわけなので、血管を強くすることがこの病気の対策に1番必要なことかもしれません。

新型コロナウイルスに感染すると心肺の働きが悪くなる

続いては新型コロナウイルスと心臓、そして肺についての最新情報です。
循環器内科ご専門の秋津先生です。

新型コロナウイルスに感染すると肺炎を引き起こすということになります。
心臓と肺は隣同士ですし、心臓から肺に行ってもう1回心臓に戻るというピンポンゲームをしてる部分です。

肺にダメージがあると心臓は肺からの十分な酸素が送られなくなって心臓そのものが窒息状態になってしまいます。
心臓にダメージが及んでくると今度は肺に血を送れなくなり、肺の働きも悪くなってしまいます。

では、具体的に私たちが気をつけるべきことは何でしょうか?
普段から心臓 特に血管を元気に若く保っておくということが非常に大事です。

一般的な成人病(生活習慣病)は糖尿病(2型)・高血圧・高脂血症のような血管にダメージをもたらす病気が普段からある方は、ダメージのある血管の上にさらに新型コロナのダメージが乗っかかります。
そのため非常にハイリスクグループに入りやすくなります。

そういう意味で普段から血管を若く保つことが我々にできる1番の予防策です。

あとがき

新型コロナウイルスにかかると肺炎になることはニュースで何度も流れており認知していましたが、脳梗塞を引き起こすことは初耳でした。こわいですね。

緊急事態宣言が解除されて東京ではステップごとに休業要請を緩和する計画が実行されています。
ただし、北九州と東京で新感染者が再び増加しているのでまだまだ予断を許さない状況です。

私たちがしっかり手洗いをして3密を避ける等をして自分を家族を守っていきましょう。

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