20人に1人が緑内障!?ゆっくり進行する気付かない怖い目の病気『健康カプセル!ゲンキの時間』

2020/5/31放送『健康カプセル!ゲンキの時間』


実は40歳以上の20人に1人が緑内障にかかっています。
車の外出自粛が続いで今の時期 目の使いすぎでその病気のリスクが上がっているかもしれません。

緑内障は目の中を通る神経に障害が起こり、視野が徐々に欠けてしまう病気です。
緑内障は本来そこにあるものが見えなくなってしまうのです。

さらに緑内障によって失われた視野は元に戻りません。
また失明の可能性もある恐ろしい病気です。

そこで40歳以上は要注意!
今朝は緑内障を大調査します。
緑内障危険度チェックもご紹介します。

詳しく教えていただくのは、緑内障治療の専門医 東北大学の中沢先生です。

失明の原因第1位!?緑内障

緑内障は日本人が失明する原因の第1位です。
緑内障の1番怖いところは自覚症状が弱いことにあります。

自覚症状が弱い原因は2つあります。

緑内障に気付かない理由:片方の目や脳で補填する

まず目が2つあって片方の悪いところを反対の目で補ってしまいます。
また、脳が優秀で見えないところを画像を補填してまるで見えているかのような錯覚に陥るところがあります。

それは健康な人の目でも常に同じことが起こっています。
人にはみんな盲点という見えてない場所があります。
人間の目に備わった仕組みの1つです。

なぜその部分だけ見えないかというと、目は目の奥にある網膜という部分が光や色を感じることで映像を映し出しています。
しかし網膜は目の神経の入り口にだけ存在しないため、その部分に当たる映像は映し出されません。
それでも自然とお互いの目や脳で見えない部分を補うため普段の生活で盲点に気づくことはありません。

それは初期の緑内障でも同じです。
視野が欠けていても両眼が補完し合い、気づくことは難しいのです。

緑内障に気付かない理由:数年単位でゆっくり進行する

さらに緑内障に気づかない理由は他にもあります。
緑内障の視野の悪化・進行は非常に遅く、年単位でゆっくりと進みます。

さらに緑内障による視野の悪化は真ん中ではなくてその周辺から始まります。
視野の周辺がゆっくり変わる変化であるため気づきにくい病気ということになります。

そのため異変を感じる頃にはかなり進行しているケースが多いのです。

緑内障で失われた視野は元に戻らない!?

緑内障は一度進行したら元には戻りません。
そういった意味ではぜひ早く検診を受けていただかないといけません。

緑内障の検査

眼圧検査

まず眼圧検査を行います。
眼圧検査は、目に空気を吹きかけて眼球にかかっている圧力を測定します。

眼圧は本来 眼球内の房水という水分を隅角という穴から排出することで調整されています。
ところが、隅角が目詰まりなどを起こすと眼圧が高くなり、視神経を圧迫して神経細胞が傷ついて視野の欠損に繋がります。

眼圧の正常値は10〜20mmHgとされています。

実は眼圧は体位や姿勢 身体の状況によって変わります。
日頃やりがちなうつぶせ寝やうつむいた状態でのスマホいじり、腕立て伏せで眼圧が上昇します。

これの姿勢を日常的に長時間続けることは眼圧が上がりやすくなります。
自粛中にスマホやパソコンを触る時間が増えたという方は要注意です。

眼圧が正常でも緑内障になる!?

緑内障を診断する上で重要な眼圧ですが、正常値だからといって決して安心はできません。
日本人の緑内障は7割の方が正常眼圧緑内障です。

つまり眼圧が正常でも緑内障になるのです。
日本人は目の神経が弱い傾向にあり、眼圧が正常でも緑内障になる場合が多いのです。

そこで大切なのが、眼圧を測る以外の2つの検査です。

眼底検査

1つは眼底検査。
特殊なカメラで、眼球の奥にある網膜や血管、神経の状態を見ます。

視野検査

もう1つは視野検査。
正面を見たときに周りで点滅する小さな光がどの程度見えるか、その範囲から視野の欠損度合いを測定します。

さらに緑内障リスクの目安となるのが、この後紹介する緑内障危険度チェックです。
1つでもあてはまれば眼圧が正常でも将来 緑内障になる可能性があります。

緑内障危険度チェック

この危険度チェックのうち1つでも当てはまると緑内障になる可能性があります。

  • 低血圧気味・高血圧治療中
  • 冷え性・偏頭痛がある
  • いびきがよく止まる
  • 強い近視
  • 親や兄弟に緑内障の人がいる

低血圧気味・高血圧治療中

血流が悪いために緑内障になりやすい方も今いることがわかってきています。
そのタイプの人が低血圧、そして高血圧でたくさんの血圧の薬を飲んで非常に血圧を下げている人です。
薬で血圧を下げることもまた低血圧になるかと思います。

冷え性・偏頭痛がある

冷え性や偏頭痛も外からの刺激によって血管が収縮し血流が悪くなります。
血流が悪くなると視神経への栄養の供給が十分に行き届かず緑内症のリスクが上がってしまいます。

いびきがよく止まる

いびきが止まる、いわゆる睡眠時無呼吸症候群も同じです。
血流が悪く視神経の酸素が不足しがちになります。

強い近視

近視は実は日本人が世界で1番多いです。
近視はもともと目が横に伸びて目が大きくなる状態です。

目が大きくなると神経が引き延ばされて薄くなります。
さらに血管も細くなって血の流れが悪くなってしまい、ダブルパンチが目に来ている状態です。
そのため近視は目の病気の万病の元といわれています。

親や兄弟に緑内障の人がいる

親や兄弟に緑内障の方がいるとそうでない人に比べて発症率が約9倍と危険度が増します。
症状が進行した家族がいる場合は特に早めの検査をお勧めします。

誰でも簡単にできる!緑内障チェック

使うのは中心に点のある黒い方眼紙です。
この方眼紙は番組ホームページからもダウンロードできます。
ぜひ皆さんもやってみてください。

  • A4サイズの方眼紙を正面に約30センチ離す
  • 片方の目を隠す
  • 開いている方の目でしっかりと中心の部分をよく見る
  • 反対側の目も同様に行う

方眼紙の四隅が欠けたりかすんだり、一部が暗く見えるなど異常がある場合は緑内障の疑いがあります。

緑内障の予防

食べ物

加齢の原因となるような酸化ストレスが緑内障に一部関わることが考えられます。
予防としては主に緑色野菜や良質の魚の脂など、さらに発酵食品を積極に取り組むことが緑内障発症の頻度を減らすといわれています。

頻繁に目を休める

30分に1回は目を休めることが最も大事です。

目の筋肉をずっと使い続けているとそれが近視になります。
まず疲れを取るということが非常に重要です

あとがき

緑内障の名前はよく聞きますが、どんな病気かあまりわかっていませんでした。
なので、今回はとても勉強になりました。

そして何よりも恐ろしいことは緑内障によって欠けた視野は2度と元に戻らないということです。
発症しても気づきにくいということなので年に1回黒い方眼紙で緑内障チェックをしておいた方が良いかなと思いました。

…1年経ったら忘れそうですね。

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