なぜ眠くなるとあくびが出るの?『チコちゃんに叱られる!』

2020/6/12放送『チコちゃんに叱られる!』(2019/4/26に放送されたものの再放送)
増田恵子さん、出川哲朗さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜ眠くなるとあくびが出るの?」

脳の温度を下げるため

詳しく教えてくださるのは、あくびについて研究をしている首都大学人間健康科学研究科の北一郎教授です。

酸欠だからあくびをするのではない

あくびが出るのは脳が酸欠になっているからだと思っている人が多いと思いますが、日常でそこまで脳が酸欠になることはほとんどありません。
脳が酸欠になるのは脳出血・脳梗塞を発症したときや高山病になったときなどです。

締め切った部屋に長時間いると酸素が足りないなどと思ったりしますが、実は隙間から常に空気が流れ込んでいるため脳が酸欠状態になるほど酸素が少なくなることはありません。

あくびをするのは脳の温度を適度に保つため

眠くなったときにあくびが出るのは、脳の温度を下げて適温に保つためだといわれています。
脳の温度は通常36〜37度程度に保たれています。

脳の温度が下がることで眠気を感じる

しかし、勉強や仕事などで脳が疲れたりご飯をお腹いっぱい食べて満腹になると脳は休息モードに切り替わります。
すると、血流量が減って脳の温度が下がります。

このときに感じるのが眠気です。
人間は脳の温度が下がることで眠くなります。

寝てはいけない場面で眠気を感じると起きようと身体が温度を上げる

しかし、このまま寝てはいけないと思ったその時、体は脳の血流量を増やして温度を上昇させます。
こうして眠気を覚そうとするのですが、そこに問題がありました。

高くなりすぎた脳の温度を今度は下げようとする

一般的に人間の脳は温度が39度まで上昇すると脳機能が低下し、場合によっては細胞が破壊されていくこともあります。
それを食い止めるために体は脳の温度を下げようとします。

そこで出るのがあくびです。

あくびをしたときに口から空気を吸い込みます。
吸い込んだ空気が喉の近くを通る血管に届き、血液を冷やします。

同時に口を大きく開けたときに喉の筋肉が血管に圧力をかけてポンプのように冷えた血液を押し上げます。
冷えた血液が脳に送られて温まった血液が脳から排出されることで脳の温度を下げるのです。

こうして考えると、眠くなったときに出るあくびは眠らないように我慢をして一所懸命頑張った結果 上昇した脳の温度を下げようとして出ていたのです。
あくびをしている人を見たらほめてあげましょう。

あとがき

学校であくびをすると先生に怒られましたよね。
眠くなるのは先生の授業のやり方に問題があるのだと不満を抱えながらも、いかにバレないようにあくびをするか考えていました。

でも、あくびは頑張って起きていようとしている証なのですね。
(先生の教え方が悪くて眠くなっているのに)頑張って起き続けようと努力した結果 あくびが出たわけですから、むしろ褒めてほしいものです。

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