なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べないの?『チコちゃんに叱られる!』

2020/6/12放送『チコちゃんに叱られる!』(2019/4/26に放送されたものの再放送)
増田恵子さん、出川哲朗さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜイカスミは食べるのにタコスミは食べないの?」

分身のイカ 煙幕のタコだから

詳しく教えてくださるのは、国立科学博物館 名誉研究員の窪寺先生です。
窪寺先生は世界で初めて深海を泳ぐダイオウイカの姿を撮影したすごい人です。

イカとタコのスミの性質は違う

イカスミを食べるのにタコスミを食べないのは、同じスミでも性質が違うからです。
そもそもイカやタコがスミを持つのは敵に襲われそうになったときに身を守るためです。

イカのスミは分身タイプ

イカの場合は吐いたスミは粘り気があり、海水に溶けることなく塊となって漂います。
その理由は、イカは分身の術を使うからです。

イカの天敵はマグロ・イルカ等です。
彼らは目が良い生き物です。

イカは彼らから逃げるときにスミを出して自分の分身を作り、その分身を天敵が食べている間に逃げるという方法身を守っているのです。

タコのスミは煙幕タイプ

一方、タコの場合はスミを吐くと煙幕のように広がります。
タコ自体そんなに速く動けないので、襲われたときにスミを煙のように広げて敵の視界を遮ったり驚かせたりしてその隙に逃げます。

つまり、イカスミは固まりをつくるために粘り気があり、タコスミは煙のように広げるためにサラサラとしているのです。

タコスミはイカスミよりも旨い!?

イカスミの成分には昆布にも含まれるグルタミン酸などのうまみ成分や粘り気のもととなる多糖類が多く含まれています。
私達がイカスミパスタを食べるのも納得できるような気がします。

タコスミはイカスミと違って粘液は入っていませんが、実はうまみ成分がたくさん入っています。
比べてみるとイカの中でも旨味が豊富なスルメイカのスミよりも、なんとタコスミの墨がおよそ3倍もうまみ成分が多く含んでいるというデータもあります。

タコのスミ袋はとても取りづらい

イカのスミ袋は内臓の中でも独立した器官なので要領さえつかめば誰でも簡単に取り出すことができます。

一方、タコのスミ袋は他の臓器に潜り込んだ位置にあり、簡単に取り出すことができません。
なぜタコスミが使われないかというとスミ袋を取り出すのが面倒くさいからでしょうね。

ということで、イカスミを食べるのにタコスミを食べないのは、イカスミに比べて取り出しにくいからという感じになってしまいました。

あとがき

タコスミの方がイカスミよりもうまみ成分が3倍も入っている!?
タコスミを使ったパスタを食べてみたくなりました。

以前別の番組で、タコスミを使ったパスタを作るにはイカスミの10倍の量が必要と観たことがあります
(10倍だったかは記憶があやふや)

イカスミパスタは1袋分(イカ1匹)で事足りるがタコスミパスタは10袋分(10匹)必要となり、結果的に値段が高価になってしまいます。
高価な割に味はイカスミとそんなに変わらない(多分ちょっとだけ旨い)からタコスミはあまり使われないということでした。

それでも死ぬまでに1度は食べてみたいですね。

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