日本の恋愛ドラマと韓国の恋愛ドラマの差『この差って何』

2020/6/30放送『この差って何』
日本の恋愛ドラマと韓国の恋愛ドラマの差
韓国ドラマが今アツい!
その人気に火をつけたのが『梨泰院クラス』と『愛の不時着』です。
『梨泰院クラス』は父親を殺された主人公が個性的な仲間とともに復讐を果たす物語です。
そして『愛の不時着』は韓国の財閥令嬢のヒロインが突風によるパラグライダーの事故で北朝鮮に不時着します。
その先で出会った北朝鮮のイケメン将校との禁断のラブストーリーを描いた作品です。
韓国での最高視聴率はなんと24. 1%。
大ブームを巻き起こしたドラマ版なのです。
日本でもこの2作品がネット動画配信サービスで提供され、爆発的ヒットを記録しました。
芸能界でもゆきぽよさんをはじめ、藤田ニコルさん、三代目J Soul Brothersの岩田さんの若い世代から黒柳徹子さんや鶴瓶さんなど年配層までホームステイ中にに韓国の恋愛ドラマにどハマりする人が続出しています。
そこで今回は韓国ドラマを語らせれば芸能界1と豪語する3人が日本の恋愛ドラマと韓国の恋愛ドラマの差をご紹介します。
トレンディエンジェル・斎藤さん、森三中・黒沢さん、
そして3人目はこれまで15年間 韓国ドラマを見続けてインスタグラムに投稿した韓国ドラマのあるあるネタで今話題沸騰中の芸人 スクールゾーン・橋本さんです。
韓国ドラマの基本情報
国別 | 1話あたりの時間 | CM | 全話数 | 1週間の放送本数 |
---|---|---|---|---|
日本 | 40〜50分 | あり | 9〜11話 | 週1回 |
韓国 | 60分以上 | なし | 16話以上 | 週2回 |
1番の違いは予算です。
だいたい大河ドラマぐらいの予算が韓国ドラマにかけられています。
『青い海の伝説』に23億円、『君はロボット』に10億円といった具合です。
韓国は国を挙げてそのエンターテイメントを応援してるのでお金のかけ方が違います。
韓流四天王
旧韓流四天王:ぺ・ヨンジュン、イ・ビョウンホン、チャン・ドンゴン、ウォンビン
新韓流四天王:イ・ミンホ、イ・ジュンソク、キム・スヒョン、キム・ウビン
旧韓流四天王は15年前に人気だった韓国俳優です。
ヨン様は実業家に転身し、2019年推定資産価値が約44億円で韓国で5本の指に入る大金持ちです。
新韓流四天王のイ・ミンホはとても人気があります。
2014年にフィリピンを訪れる際にフィリピン国民中が大騒ぎしてフィリピン訪問日を祝日にすると噂になりました。
さらに中国では彼氏をイ・ミンホの顔に無理やり整形させるファンが続出したそうです。
キム・スヒョンは『愛の不時着』に出演しています。
カメオ出演というのがあり、主演レベルだけどノーギャラで少しだけサービスで出ています。
日本と韓国の恋愛ドラマの差「設定」
とにかく韓国ドラマは主人公とヒロインの設定がぶっ飛んでいます。
本当あまり日本では考えられないような設定というのが結構多いです。
日本の恋愛ドラマの設定
過去15年の間に放送されたTBSの恋愛ドラマの主人公とヒロインなどの設定を調べてみたところ、多かった設定がこちらでした。
- 同級生
- 会社の同僚
- 社会人と学生
3番目に多かったのが、社会人と学生の設定です。
例えば教師を演じた有村架純さんと中学生役の岡田健史慎司さんとの恋を描いた『中学聖日記』です。
2番目に多かったのが会社の同僚です。
病院の同僚同士の恋を描き、今年大ブームとなった『恋は続くよどこまでも』
そして1番多かったのが学校の同級生です。
山田孝之さん・綾瀬はるかさん主演の『世界の中心で、愛を叫ぶ』は同級生同士のラブストーリーでしたよね。
日本ドラマはわりと我々の身近にある現実的な設定のドラマが結構多いですが、韓国は非現実的な設定が多いです。
韓国の恋愛ドラマの設定
『トッケビ 〜君がくれた愛しい日々〜』 ヒーローの設定は不老不死
『トッケビ』は2016年から韓国で放送され、最高視聴率20. 5%です。
ヒロインはキム・ゴウンが演じる普通の一般的な女子高生です。
しかし、相手のヒーローの設定がぶっ飛んでいます。
ヒーローは900年以上 生き続ける不老不死の男性です。
神様から不滅の命を与えられてずっと生き続けています。
長く生きていることで周りの人に先立たれ、寂しくて自分も死にたいと思うけれど死ねないのです。
死ぬためには胸に刺さった剣を抜く必要がありますが、自分で抜くことができません。
剣は「トッケビの花嫁」しか抜くことができず、ヒーローは900年以上その人をずっと探し続けていました。
そしてやっとのことで見つけたのがヒロインの女子高生でした。
ヒーローはヒロインのことを好きになり、剣を抜かなければ自分は死なずに最愛の人を愛し続けられると考えるようになります。
しかし、逆に剣を抜かなければ最愛の人の死を見届けなければならなりません。
自分が死ぬべきか愛し続けるべきかの究極の選択に迫られます。
こういった葛藤が描かれています。
60作品中19本の作品が架空の生き物と人間との恋の設定
『トッケビ』は900年以上生き続けた不滅の男でしたが、他にも長寿のキャラクターがいました。
『星から来たあなた』のヒーローは宇宙人で400年生きているという設定です。
『ホテル デルーナ』はヒロインが1000年生きてる女社長の設定です。
架空のの生き物と人間の恋を描いたドラマはまだまだあります。
例えば『青い海の伝説』は2016年新韓流四天王のイ・ミンホと『猟奇的な彼女』で主演を務めたチョン・ジヒョンのドラマです。
実はヒロインが人魚という設定です。
人魚と人間の男性という叶わぬ恋を乗り越えようとする甘く切ない2人の姿に韓国で最高視聴率21%を記録しました。
さらに、ロボットの男性と人間の女性、神様と人間の女性、人間の男性と仙女のようにに韓国ドラマでは架空の生き物と人間との恋の設定が多いです。
過去20年間の恋愛ドラマを調査したところ、60作品中19本の作品が架空の生き物と人間との恋の設定でした。
同級生同士の恋も普通ではない
日本の恋愛ドラマで1番多かった同級生同士の恋の設定も韓国ドラマでは普通の同級生同士の恋ではありません。
2006年に放送されたドラマ『宮 ~Love in Palace~』はごく平凡な女子高生がなんと同級生の皇太子と恋に落ちるという設定です。
韓国では『冬ソナ』と人気を2分する人気ドラマで、韓国で最高視聴率28.8%を記録しました。
さらに2013年に放送された『相続者たち』は大財閥の御曹司が他に婚約者がいながら家政婦の娘と恋に落ちてしまう設定です。
厳しい格差の中でもがき苦しむ2人のラブストーリーに韓国で最高視聴率28.6%を記録しました。
こちらも調べてみたところ、60作品中なんと36本、半数以上が平凡な女の子と手が届きそうにない男性との恋という設定だったのです。
ちなみに黒沢さんが衣装を真似している『コーヒープリンス1号店』も大金持ちの御曹司と平凡な女の子の恋の設定です。
さらにもう1つ設定があります。
人の感情の揺れ動きを表している
『コーヒープリンス1号店』は御曹司の男性が経営する女性禁止のカフェにヒロインの女の子が潜り込んでいって男性のフリをして働き始めるというストーリーです。
御曹司の男性が男のふりをしているヒロインに惹かれていきます。
御曹司の男性は男性に恋をしてると思っているので「自分は異常だ」と思い悩むのです。
設定はぶっ飛んでいますが、人の感情の揺れ動きを表してるのです。
だから極端な設定の方が入りやすいのです。
日本と韓国の恋愛ドラマの差「襲い掛かる不幸」
日本のドラマでも主人公やヒロインが事故や病気に遭ったりする不幸が結構あると思います。
韓国ドラマの不幸といえばもう皆さんおなじみの記憶喪失ですね。
日本で大ブームを巻き起こした『冬のソナタ』でもストーリー序盤でヨン様が事故に遭いそのまま行方不明になりました。
その後ヨン様とチェ・ジウは10年後に再会を果たしますが、ヨン様が記憶喪失で全く覚えてなかったのです。
調べてみたところ、60作品中19本が記憶喪失でした。
男性と女性が向かい合って走り出したら大体事故に遭います。
『運勢ロマンス』でも男性と女性が向かい合って走り出したときに男性が車に轢かれてしまいます。
限界がきたらすぐ鼻血が出るみたいな感じで韓国ドラマは演出がわかりやすいのも特徴です。
日本と韓国の恋愛ドラマの差「ケンカ」
日本はグッと感情を抑え込むことを美徳としますが、韓国はとにかく感情をむき出しにしながら喧嘩するシーンがたくさんあります。
『みんなキムチ』というドラマでは娘の元夫を訪ねた母親がめちゃくちゃ怒っているシーンです。
手に持っているキムチの束で娘の元夫をビンタしてしまいます。
続いて『ブッとび!ヨンエさん』ではプライベートをしつこくいじってくる男性に女性が怒り爆発してサムギョプサルで強烈なビンタをが炸裂します。
このようにただ怒るのではなく時には小道具を使い、怒りだけでなく悲しみや喜びの感情を抑えず爆発させているのが韓国ドラマの魅力の1つです。
日本と韓国の恋愛ドラマの差「キス」
韓国ドラマでキスは小道具を使いがちです。
『コンパクトセレクション』というドラマではヒロインがカプチーノを飲んで上唇についた泡を袖で拭こうとするのをヒーローが止めてそこにキスしちゃうのです。
キスの神様といわれるソ・イングクが魅せた小道具を使ったキス
さらにキスの神様といわれるソ・イングクが魅せた小道具を使ったキスを2つご紹介します。
ギプスキス
主人公が怪我をしてギプスをしています。
ギプスされている腕をヒロインの首にかけてキスをするのです。
鉄棒キス
鉄棒の上に乗っているヒロインにしたから主人公がキスをするのです。
あとがき
本番組でわかったことは、韓国ドラマは予算が豊富で設定がぶっ飛んでいるということでした。
『トッケビ 〜君がくれた愛しい日々〜』は私が韓国ドラマにハマったキッカケの1つです。
ヒーローが神から罰として不老不死の身体を与えられ、トッケビとして生きて長年愛する人々を見送らないといけないことに苦しんでいる男性です。
その彼を救うのが「トッケビの花嫁」として登場する女子高生なのです。
さらにその女子高生の存在をよく思わない死神とトッケビの妹の生まれ代わりの女性が登場します。
彼らのコミカルなやりとりが面白おかしく、ストーリーの進展によっては甘く切なくなります。
『トッケビ」の話になると止まらなくなるのでさておき…
本番組で配分ミス!?と思ってしまうくらい「設定」に偏っていましたね。
この量の差なら残りの3つは要らなくない?と思ってしまいました。
確かに韓流ドラマは大体 不幸から始まります。
さきほどの『トッケビ』もヒロインは幼い頃に親を亡くして叔母に虐げられる日々を過ごすという不幸、そしてヒーローはあらぬ疑いを王にかけられて断罪され、神から不老不死という罰を与えられるという不幸から始まっています。
喧嘩が派手。どちらかというと女性から男性への暴力が派手ってところでしょうか。
たしかにスカッとしますがw
キスはどうなんでしょうね?日本でも同じようなことがあると思います。
最近でいうと映画で鼻にかじりつくようなキスもありましたね。
現実的にありえないような設定のドラマが大ヒットする傾向にあるのは日本も同様と思います。
『花より男子』もそんな感じですよね。
番組内で土屋さんが「昔は『西部警察』がすごく面白かったけど、あれって設定がぶっ飛んでいるから面白いんだよね」と行っていたことが印象に残りました。
昔の日本ドラマはぶっ飛んでいる設定がありましたが、最近では滅多にみられなくなりました。
最近でいえば『今日から俺は!!』がぶっ飛んでいるドラマにあたりますかね。
面白くて好きした。映画も見ようかな。

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