雨のニオイって何?『チコちゃんに叱られる』

2020/8/14放送『チコちゃんに叱られる』
YOUさん、菊池風磨さんをゲストに迎えています。
チコちゃん「雨のニオイって何?」
微生物のオナラのニオイ
詳しく教えてくださるのは、大同大学で生活環境におけるニオイや香りの役割を教えている岩橋尊嗣先生です。
雨のニオイの主な物質「ゲオスミン」
一般的にいわれてるのは、化学物質というものが存在していてその中でも「ゲオスミン」という独特の匂い物質が存在します。雨の匂いは「ペトリコール」とも呼ばれている様々なニオイが混ざってできていて、中でも「ゲオスミン」という物質が雨のニオイの主な要因といわれています。
「ゲオスミン(geosmin)」は大地のニオイを意味する名前を持った化学物質です。
一般的に下水道から臭うカビ臭や鯉やナマズなどの淡水魚が持つ泥臭いニオイの原因物質といわれています。
ゲオスミンは最近が出すオナラ
ゲオスミンはどのようにして発生するのでしょうか?
放線菌という土の中に存在している細菌がいろんなその栄養素を食料として取り入れて要らないものを体外に排泄します。
その排泄の中に「ゲオスミン」という物質が含まれいます。
人間に例えるとおならですね。
実は土の中には細菌が排泄物として出した「ゲオスミン」などの化学物質が含まれています。
土の上に雨が降り注ぐとエアロゾル現象が起きます。
エアロゾルは空気中に浮遊する微粒子のことで、例えばスプレーの霧やタバコの煙、黄砂などもエアロゾルの一種です。
雨が地表に落下すると空中にはいくつものエアロゾルが発生します。
この時 土の隙間に入り込んだ水がゲオスミンを含む土の微粒子を取り込み、それがエアロゾルとなって待機中に舞うことであの独特の雨のニオイを私達の鼻へと届けているのです。
雨の匂いを強く感じる場所の条件
一体どんな場所であれば、雨のニオイを強く感じるのでしょうか?
雨のニオイを感じる場所の条件としては
- アスファルトより土が多い
- 適度な臓器があり土が露出している
- 土がかき回されていない
が重要な条件になっています。
これらの条件が揃う場所として、例えば 学校のグラウンドや植え込み、近所の空き地などが想定されます。
アスファルトでも感じる雨のニオイというのは主に道端の街路樹の土から発生するもの、あるいは遠くから風で流れてきたものです。
都心部などでは車の排気ガスや埃などが混じって純粋な雨のニオイとは少し異なった特有のニオイになっています。
あとがき
今でも雨のニオイがすると 真夏日に嫌々部活動に行っていた中高生の頃を思い出します。
少し苦いような、でも楽しかった思い出です。
雨のニオイは土のニオイだとずっと重いっていました。
半分 当たっていました。
「エアロゾル」は新型コロナ騒動で最近覚えたキーワードです。
新型コロナに限らずいろんなことにもはてハマるのですね。

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