いつPCR検査を受けるべき?費用はいくら?PCR検査の疑問を解消!『林修の今でしょ!講座』

2020/8/11放送『林修の今でしょ!講座』
実際に感染したかどうかの判断基準となるPCR検査についての疑問を実際に自らの病院でPCR検査を行っている先生に伺います。
日本感染症学会専門医 KARADA内科クリニック五反田院長 佐藤昭裕 先生に教えていただきます。
- どんな症状が出たらPCR検査を受けるべき?
- 申し込んだらいつできる?
- 料金はいくら?
PCR検査を受けるパターンは2つある
PCR検査を受けるパターンは大きく2つに分かれます。
- 心配だから受けるPCR検査
- 熱や風邪があるから受けるPCR検査
心配だからPCR検査を受ける場合は自費診療になっています。
自費診療でPCR検査を受けられるクリニックが今かなり増えてきています。
症状がなくてもPCR検査を受けられます。
ただ結構 今 混んでいますので予約を取るのはもしかしたら難しいかもしれません。
PCR検査の費用
自費検査は全額 自分でお支払いしていただくことになりますので平均3〜4万円のクリニックが多く、高いところだと6万円のクリニックもあるようです。
保険適用になるPCR検査は以下の2パターンです。
- 保健所から濃厚接触者と言われた方
- 熱や咳があって医師に新型コロナウイルス感染症が疑わしいと判断された方
保険適用になる場合、PCRの検査代は国が負担してくれるのでお金はかかりません。
ただし、初診料や採血検査、レントゲンなどの費用は普通に健康保険を使って1〜3割自己負担は出てきます。
そうすると大体2000〜4000円ぐらいの自己負担で受けられると思います。
風邪と新型コロナウイルスを見分けることは不可能
問診や身体診察をして新型コロナウイルスと風邪を見分けることは不可能だと思います。
なので、今このように感染者数がどんどん増えてきているときに そういった症状がある方は医師に相談して積極的にPCR検査を受けてもいいと思います。
もちろん検査で白黒つけることは大事ですが、今回の問題はPCR検査も間違えることがあるということです。
なので検査をあまりにも過信するのではなく、基本は具合が悪ければ休むことが大切です。
具合が悪くてもPCR検査を受けて陰性だったから大丈夫ということではありません。
それだけは覚えといていただきたいです。
まとめ
PCR検査を指示があって受ける場合は保険適用で2000〜4000円。
保険適用外で平均3〜4万円。
しかし 検査体制が整っていない点も現状としてあるそうです。
少しでも体調に不安があったら行動を控えてしっかり休むようにしましょう。
あとがき
医師や保健所による指示で受ける以外のPCR検査、すなわち心配だからと自分でうけるPCR検査は意味がないと思っています。
佐藤先生が指摘していた通りPCR検査の精度が100%ではないのと、検査を受けたその時は陰性だとしてもその後に陽性になる可能性があるからです。
PCR検査結果が陰性だったから大丈夫というわけではないので、いつでも「自分は新型コロナ感染者かもしれない」と思って対策を施す方が自分のためにも周りのためにもなると思っています。
抗体が体内に作られたらもう感染されないから早く抗体検査を受けたいと思っていましたが、どうやら抗体というものが弱まるらしいと報道されたのでまだまだ我慢の日々が続きそうです。

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