ウイルスから守る第1の砦!唾液パワー『健康カプセル!ゲンキの時間』

2020/9/6放送『健康カプセル!ゲンキの時間』


今や生活に欠かせないマスク。
しかし、たまに口臭が気になりませんか?

番組アンケートでも7割以上の人がマスクをしているときに口臭が気になると答えました。
口臭が気になる人は唾液力が低下している可能性があります。

唾液の分泌量は多い人で1日1.5リットルです。
ところが、その量が減少したり機能が低下すると口臭など様々な支障が現れてしまいます。

さらに唾液には今こそ大切にしたいパワーがあります。
それは抗ウイルス作用抗細菌作用です。

いわば唾液はウイルスなどから体を守る第1の砦。
それほど大切なのです。

そこで今回は唾液について徹底調査!
意外と知らない唾液のことをイチからおさらいします。

唾液について神奈川歯科大学 副学長の槻木先生にお話を伺います。

唾液がもつ機能・役割

唾液はたくさんの機能・役割を持っています。

  • 消化作用(消化を助ける)
  • 石灰化作用(葉の修復)
  • 浄化作業(歯垢や口内の汚れを落とす)
  • 緩衝作用(虫歯予防)
  • 抗ウイルス作用・抗細菌作用

唾液で虫歯を予防!

唾液には消化作用があります。

それから歯の石灰化作用といって初期の虫歯を修復してくれます。
ごくごく初期の虫歯ですが、ミネラルをもう1度沈着させて修復してくれる作用もあります。

唾液には他にも歯垢や口内の汚れを落とす浄化作業、口の中を中性に保ち虫歯を予防する緩衝作用などがあります。

唾液でウイルスや細菌を撃退!

唾液には今の時代に大切な抗ウイルス作用抗細菌作用を物質も入っています。
インフルエンザ等の感染症に対して良い効果を表していると思います。

実は唾液には「IgA」という抗体が入っています。
その抗体が口内のウイルスや細菌などを撃退します。

私たちを感染症などから守っているのです。

実に多くのパワーを秘めた唾液ですが、その力を発揮するには2つのバロメーターがあります。
それがです。

唾液の量

まずは唾液の量について詳しく聞いていきましょう。

唾液は1日に約1〜1.5リットルぐらい出ています。
唾液が分泌されるのは耳下腺・舌下腺・顎下腺です。
健康な人はこの3つから1日多くて1.5リットルもの量が分泌されます。

ところが、ストレスや緊張で交感神経が優位になるとその量は著しく減ってしまいます。
唾液が出なくなると口の中の細菌が増えやすくなり、ニオイの元になります。

つまり、口臭は唾液の量と密接に関係しているのです。

また、ウィズコロナの生活を強いられている今だからこそ、唾液量にも大きな影響があるといいます。
例えば外に出れない、遊びに行けないという様々なストレスが非常に身体に影響を与えて唾液の量を減らしている可能性はあります。

唾液量をセルフチェック

唾液量が減っていないかどうかセルフチェックしましょう。

  • 食事のときに味噌汁やお茶で食べ物を流し込む。
  • 食べ物の味を感じにくい。
  • 口の中のよく粘ついたりパサついたりする。
  • 口内炎が出ていきやすい。
  • 歯磨きをしているのに虫歯が多い。

3つ以上当てはまるという人は唾液量が少なくなっている可能性があります。

唾液量が減る要因

唾液量が減る原因はストレスの他にも加齢生活習慣などの影響なと考えられます。
中でも加齢の影響は大きく、年齢を重ねるにつれて唾液量は低下していくことがわかっています。

口呼吸も口が乾燥する大きな原因です。
ただし、それによって唾液の分泌量が減少するわけではないとのことです。

唾液は食べ物を噛むことでも分泌されますが、早食いや大食いだと咀嚼回数が減少して唾液量も減ってしまいます。

糖尿病を持つ方は唾液量の減少に影響している可能性が高いです。
糖尿病だと高血糖の状態を抑えるために多くの水分を排出します。
このため、脱水状態になり、唾液量が少なくなってしまいます。

そのまま放っておくと唾液量は落ちるばかりです。

唾液不足の改善法

唾液不足に効果的テキメン!すぐに変化が現れる改善方法があります。

3つの唾液腺のうち外から最も刺激しやすいのが耳下腺炎です。
そこをマッサージするのがオススメです。

耳たぶの前のあたりにくぼみを3本指で軽く押して10回ほど円を描くように軽くほぐします。
これを食事の前など唾液が必要なときに、1日4〜5回やると良いです。

唾液不足が気になる方耳下腺のセルフマッサージ、ぜひお試しください。

唾液を出すことは肌にも良い効果がある

唾液が出てくるときに一緒に出てくる物質の中に「EFG」というものがあります。
「EGF」は上皮成長因子といって皮膚に良い影響を与えます。

「EGF」は唾液や血液に含まれるタンパク質の一種で肌を修復する働きがあります。

マウス実験で唾液の分泌を抑えた血中のEGFが減少し、皮膚の老化が見られたそうです。
人においても同様の影響があると考えられています。

唾液の質

次は唾液の質についてです。

唾液は99.5%が水分ですが、残りのわずか0.5%の中に私たちの健康に欠かせない様々な成分が含まれます。
そしてその成分のうちの1つが唾液の質の鍵を握っています。

それが「IgA」です。
唾液中には「IgA」という抗体が入っています。

ウイルスや細菌は主に口や鼻から体内へと進入します。
IgAはその際、ウイルスや細菌にくっついて無力化する働きがあります。

つまり、IgAは感染症などから私たちを守る第1の砦というわけです。
IgAの量が少ないと風邪や感染症にかかりやすくなってしまいます。

IgAを下げる1番の要因はストレス

IgAを下げる1番の要因はストレスです。
そして食生活も関係しています。

運動もやりすぎると良くありません。
非常に激しい運動はIgAを下げてしまいます。

IgA的には軽・中等度程度の軽い運動が良いです。
運動が激しすぎるとIgAが減少し、健康になるどころか、免疫力を下げてしまうのです。

唾液の質のセルフチェック

その唾液の質に関してもチェック項目があります。

  • 朝食を抜くことが多い。
  • 肉類を多く食べる。
  • 冷たい飲み物や食べ物をよく摂る。
  • 飲酒の習慣がある。
  • 運動不足である。

こちらのチェック項目も3個以上でアウトです。
実は腸内環境や代謝が悪くなると唾液の質も低下するため、これらの習慣はよくないそうです。

唾液の質を上げるには

食事の内容を意識することでIgAを増やすことができます。
ウイルスなどから私達を守ってくれるIgA、実は近年の研究でその量を増やすものの存在がわかっています。

それが短鎖脂肪酸です。

短鎖脂肪酸は腸内環境が整うと多く生成されます。
腸内のバリア機能を高めると同時に唾液腺にも働きかけてIgAの量を増やしてくれます。

つまり、唾液の質を高めるには腸内環境を整えることが大切です。
そのためには食物繊維発酵食品同時に摂るのが効率的です。

発酵食品に含まれる善玉菌はそれだけでも腸内環境を良くしてくれますが、その餌となる食物繊維を同時に摂るとより活性化します。
腸内環境も良い状態になることが期待されます。

あとがき

唾液の量が大切ということはわかりますが、質も大切だったのですね。
セルフチェックをしたところほとんどの項目に当てはまっていました。完全にアウトです。

しかし、毎日おからパウダーとヨーグルトを合わせて食べているので良い効果は現れているだろうと思うことにしました。
やはり腸内環境を整えることが身体全体を守ることに繋がりますね。

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