なぜ寝ているときに体がビクッとなるの?『チコちゃんに叱られる』

2020/9/18放送『チコちゃんに叱られる』
萩野目洋子さん、道端淳平さんをゲストに迎えています。
チコちゃん「なぜ寝ているときに体がビクッとなるの?」
「起きる」と「寝る」がせめぎ合うから
詳しく教えてくださるのは、睡眠改善協議会理事長 白川修一郎さんです。
体がビクッとなる現象は「ジャーキング」という
寝ているときに突然 体がビクッとなる現象は「ジャーキング」といい、眠りに入るときに起きる筋肉の一時的な収縮です。
このジャーキングは赤ちゃんから大人まで誰にでも起こる現象で、60〜70%の人が経験している現象です。
ジャーキングは起きている状態から眠りに入る境目に起こります。
このとき脳の活動がとても不安定な状態になっているのです。
人間の脳の中には、体を起こす「覚醒中枢」と眠りを促す「睡眠中枢」があります。
起きたり寝たりを繰り返しているのは、この「覚醒中枢」と「睡眠中枢」が交互に指令を出しているためです。
しかし、眠りに入る境目では「覚醒中枢」と「睡眠球数」が体を起こすか眠らせるかのせめぎ合いを起こしています。
ジャーキングが起こる4つの原因
通常 体が起きているときはオレキシンなどの覚醒物質が分泌されており、覚醒中枢から「起きろ」と信号が出ています。
夜になると、メラトニンなどの睡眠物質が分泌されて睡眠中枢から「静かにしてなさい」と指令が出て眠くなると考えられています。
体内時計などのリズムに合わせて覚醒中枢と睡眠中枢が交互に指令を出して起きたり寝たりを繰り返しています。
しかし、睡眠不足だったり疲れていたりするのに眠れなくて困ってしまうことはありませんか?
このようなときにジャーキングは起こりやすいです。
また、ジャーキングが起こるには4つの原因が考えられます。
- 睡眠不足
- 激しい運動後
- ストレス
- カフェイン過剰摂取
このときに体がビクッとしやすいと考えられています。
脳幹網様体の異常発火
例えば睡眠不足の人が夜遅くまで勉強していたとします。
本当は眠たくなるはずなのに脳の中では興奮状態になります。
本来は睡眠不足なので眠いはずなのに脳が興奮している。
このときに「起きる」と「寝る」のせめぎあいが起こります。
このせめぎ合いの中で何かの拍子で脳から間違った命令が行って体がビクッと動くのです。
この間違った指令を「脳幹網様体の異常発火」といいます。
何の拍子に起こるのかはいまだに解明されていません。
あとがき
子供の頃、激しい運動をした日の夜は「ジャーキング」をよく起こしていました。
筋肉疲労で痙攣しているのだと思っていましたが、脳が間違った命令を出していたのですね。
ジャーキングが身体にもたらす悪影響ってあるのでしょうか?
そもそも激しい運動や睡眠不足が身体に悪いことですね。
どうでも良いことですが、「ジャーキング」をどうしても「シャーマンキング」と読んでしまうさわみでした。

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