ウィズコロナで急増する家庭不和!?今 家族がやってはいけない3か条『主治医が見つかる診療所』

2020/9/10放送『主治医が見つかる診療所』
ウィズコロナの新しい生活スタイルが続く今、コロナ離婚やコロナ別居といった家族間のトラブルが問題となってきています。
今年6月に行われたある調査によると、今離婚も考えていると答えた人の中で新型コロナの感染拡大以降に初めて離婚をを考えたという人が半分近くを占めていました。
長引くことも予想されているウィズコロナの新しい生活の中で、家族間のトラブルを回避するにはどうしたらいいのでしょうか?
心療内科の姫野医師に新しい生活様式で家族内のトラブルを回避するためにいくつかやってはいけないルールを教えていただきます。
- 同じ場所にずっと一緒にいてはいけない
- 最悪のタイミングで決断してはいけない
- 妻が夫に「ちゃんとやって」と言ってはいけない
同じ場所にずっと一緒にいてはいけない
今 家族がやってはいけない3か条の1つ、「長い時間一緒にいてはいけない」。
奥様はご主人が仕事に出て行った後、1人の時間がありました。
これがすごく大事だったのです。
ウィズコロナの新生活によってご主人がずっと一緒に家にいると奥様が自分の時間がなくなってしまいます。
そうすると自分のペースで生活ができない、束縛・拘束されてるという気分になってしまいます。
また、ずっと一緒にいることでそれまで気づかなかった価値観の違いなども見えてきます。
お互いにストレスが溜まってしまうのです。
1人になる時間を作ってリフレッシュする
そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?
夫婦どちらかが必ず1人で散歩や買い物に行くようにすると気持ちがリフレッシュされます。
さらに簡単につけられるロールカーテンを買って部屋を仕切ってしまうことで、1人の空間ができます。
たった1枚のこの仕切りがある、それだけでもプライベート空間ができてお互い気を使わなくても済みます。
そうすると、奥さんの方はリラックスして過ごせるようになります。
最悪のタイミングで決断してはいけない
今 家族がやってはいけない3か条の2つ目は「最悪のタイミングで決断してはいけない」。
新型コロナウイルスという今まで経験したことのない状況が不安に拍車をかけています。
そういうときは正常な判断ができなくなっています。
こういう状況で離婚や別居を決断してはいけません。
感染の不安・将来に対する不安・経済的な不安、全く先の見えない状況で「重大な決断をするな」は鉄則です。
こういったときはまず不安を取り除くことが大切です。
今は外出もできるしネットでエンタメも見れるし友人にも会えます。
今できることは何なのか、これをポジティブに考えることが大事です。
冷静になった段階で本当に今別れるべきか、別れることのメリット・デメリットを考えていくと自ずと別れることはそんなに得策ではないという結論に達するのです。
ということで、ウィズコロナでは重要な決断は一度冷静になってから判断すべきです。
妻が夫に「ちゃんとやって」と言ってはいけない
今家族がやってはいけない3か条の3つ目は「妻が夫にちゃんとやってと言っていけない」。
ご主人はせっかく家に居るようになったので奥様のお手伝いをしなきゃと結構思っています。
ところが、奥様の方は自分なりの家庭のルールがあり、それにご主人が従わない行動に出ると納得がいかないのですね。
夫がルール通りにしないときに妻が言う「ちゃんとやって」は夫にとって強いストレスになるので禁句なのです。
夫婦で一緒に何かをすると良い
そこで夫婦関係を良くするためには愛着ホルモンといわれているオキシトシンの分泌が大切です。
お母さんが母乳をあげるときなどに、お母さんと赤ちゃんの両方に分泌されて親密な関係を育むというオキシトシン。
夫婦の場合は一緒に料理をするなど、一緒に何かをすることでオキシトシンが分泌とされます。
そのときにただ単に「手伝って」というだけだと夫は何していいかよくわからないので、必ず具体的に指示を出した方が良いと思います。
あとがき
確かに四六時中 誰かと一緒にいて1人になる時間がないとストレスが溜まりますね。
わたしは1人の時間を作らないと精神が参ってしまうタイプです。
「最悪の決断を最悪なタイミングでしない」
これは大事だなと思いました。
命に関わることであれば決断せざるを得ないかもしれませんが、漠然とした不安から決断するのは避けたいですね。
気をしっかりと持って前向きに生きていきたいものです。

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