よくある体の不調と思ったら大間違い!?医師でも気づきにくい命の危険がある病気『主治医が見つかる診療所』 | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

よくある体の不調と思ったら大間違い!?医師でも気づきにくい命の危険がある病気『主治医が見つかる診療所』

2020/3/12放送『主治医が見つかる診療所』


今知っておきたい令和の新国民病。
突然ですが最近体にこんな変化はありませんか?

  • ちょっとしたことですぐにイライラするようになった
  • 何に対しても気力がなく疲れやすくなった
  • なぜか急に顔が熱くなり汗が止まらないことがある

こうした異変があっても歳のせいや気のせいだと思い病院には行かずに済ましている方も多いのではないでしょうか。
しかし、この体の変化を軽く考えて放置した結果 ある日 突然死するといった最悪の事態を招くこともあります。

実はこの病気は日本人の700万人もが患っているといわれていながら患者の多くが病気だと気付いていません。
しかも医師も見過ごすことがあるという、いわば隠れ国民病なのです。

甲状腺の病気「バセドウ病」

推定患者数700万人といわれている隠れ国民病とは甲状腺の病気「バセドウ病」です。

甲状腺の専門家に話を聞いてみました。
甲状腺の専門病院として年間8万人異常の患者を診ているという金地病院の副院長 小野瀬先生です。

甲状腺は喉仏の下にある臓器です。
体全体の代謝を促し筋肉や内臓などを正常に動かすホルモンを分泌しています。

甲状腺ホルモン異常の原因は自己免疫によるもので、その発症にはストレスが関与するといわれています。
遺伝との因果関係もあるので当院でも親子で受診されているケースもよくみられます。

バセドウ病とは、甲状腺の異常により甲状腺がホルモンを大量に分泌してしまう病気です。
症状があっても気づかず放置する人も多く、知らず知らずのうちに病気を悪化させてしまう恐れがあります。

甲状腺ホルモンの分泌が多くなってしまうバセドウ病になると、脈拍が速くなり心臓に負荷がかかり不整脈を起こします。
常に脈拍が速いことで心臓に負荷がかかり続けた結果、心不全になり命を落とすこともあります。

また、バセドウ病の発症は20〜40代の働き盛りに多く、女性の患者数が男性よりも4倍も多いのが特徴とされています。

バセドウ病の症状

  • 原因不明の微熱と喉の不調
  • 無意識のうちに眠っていた
  • 腹痛・下痢
  • 目が変わったと言われた
  • 突然 激しい動機がする
  • やたらと汗をかく
  • 原因不明の手の震え

これらの不調の原因は甲状腺の病気「バセドウ病」なのです。

バセドウ病は医師でも気付きにくい病気

バセドウ病は大変なことに医師でも気づきにくい病気です。
そこにバセドウ病の症状が大きく関わっています。

甲状腺の病気の症状が体中いたるところで起き、他の様々な病気に似ています
そのため風邪や更年期障害 等 他の病気と勘違いしやすく、病院でも気付かず見落とされてしまうことがあります。

そんなバセドウ病も含め、日本人の甲状腺の病気全体の推定患者数は実に700万人もいます。
知られざる国民病と呼ばれています。

バセドウ病の特徴として患者の約60%の人に甲状腺が腫れるという症状が見られます。
目がパッチリしたように見えるというのもバセドウ病の大きな特徴です。
こちらは全患者の約30%の人で起きているといわれています。

女性は特にバセドウ病に罹りやすい

甲状腺の病気は自己免疫病であり、女性に多い病気です。
母親がバセドウ病の患者の場合 娘さんが発症確率が通常の6〜10倍になります。

他にもバセドウ病はストレスや喫煙で発症するリスクが高まるといいます。
当てはまる方はご注意を。

特に他の病気などの原因がないのに、バセドウ病のような症状が起きる方は一度医師に相談されることをオススメします。

あとがき

甲状腺って臓器の1つだったのですね。
それが筋肉や内臓を正常に動かすホルモンを出していると。

症状が他の病気に似ているから医師でも見つかりにくいって厄介です。
さて、甲状腺の病気って甲状腺専門の病院じゃないと見つからないものなのでしょうか。

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