レモンの皮を食べて血管年齢が10歳以上若返る!?『主治医が見つかる診療所』
2020/10/1放送『主治医が見つかる診療所』
瀬戸内海に浮かぶ大崎上島は人口が約7300人、島1周約 40km と小さい島です。
島の皆さんは普段からレモンを食べているお蔭で血管年齢が実年齢よりも平均10歳以上若かったのです。
広島県はレモンの生産量が全国1位で6割近いシェアを誇ります。
中でもこの大崎上島は温暖で雨が少ない気候が最適なため品質の良いレモンがたくさん摂れるのです。
毎年1万本の木が増え続けていて通称「レモン島」とも呼ばれています。
では、レモンの何が血管に良いのでしょうか?
レモンの健康効果を研究している県立広島大学の飯田博士にお話を伺いました。
レモンにポリフェノールの一種「エリオシトリン」が含まれている
レモンにはポリフェノールの一種である「エリオシトリン」が含まれています。
エリオシトリンとはレモンの果汁や皮に含まれるポリフェノールの一種です。
強力な抗酸化作用を発揮し動脈硬化の元となる悪玉コレステロールの酸化を抑える効果があるといわれています。
大崎上島を含む周りの島々の住民111人の血圧を6日間調査したところ、1日平均1個ほどのレモンを食べることで血圧が下がる傾向が見られたのです。
大崎上島の方々の健康寿命の平均は80歳で、全国平均より7歳も高いです。
この要因の1つにレモンの健康効果が関係しているかもしれません。
大崎上島にレモンが伝わったといわれる明治後半から島の人たちは知らないうちに健康になっていたのかもしれません。
バリエーション豊かなレモン料理
レモンといえば紅茶に入れるか唐揚げにかけるくらいしか思いつきませんが、島の皆さんはどうやって毎日でも食べているのでしょうか?
- 魚にかける
- 肉にかける
- レモネード
- レモン蜜にする
- 酢の物にレモンを混ぜる
なるほど、なかなかのバリエーションがあります。
飯田先生のオススメのレシピ「レモンラッシー」
レモンラッシーの作り方
- ハチミツ 大さじ1
- レモン汁 大さじ2
- 牛乳 200 ml
これらを混ぜるだけです。
飯田先生も毎日運動後に飲んでいるそうです。
このレモンラッシーは実はレモンの力で牛乳の栄養パワーもアップしてくれるのです。
レモンの特徴でもある酸っぱさのもと「クエン酸」には牛乳に含まれるカルシウムの吸収を促進する効果が期待できます。
そのため骨粗鬆症の予防効果が期待できます。
エリオシトリンはレモンの皮の白い部分に豊富に含まれている
エリオシトリンは果汁より皮の白い部分に多く含まれています。
皮ごと食べることでより高い健康効果が期待できます。
エリオシトリンはレモン果汁 100ミリリットル あたり約 12ミリグラム 含まれています。
皮と白い部分 100グラム あたりだと、約 280ミリグラム 含まれており、実に 23 倍もの差があるのです。
石原先生の誰でも簡単に作れる主治医の3分クッキング
レモンの皮を使った「レモンの皮とホタテのソテー」です。
用意する食材はこちら。
- ホタテ(8〜10個)
- アスパラガス(3本)
- オリーブオイル(大さじ1/2)
- バター(5グラム)
- レモン(1個)
- 皮を使うのでカットする前によく水洗いしてください。
- 続いてレモンの皮を4分の1ほど剥きます。
血管若返り成分「エリシオシトリン」が皮の白い部分に多く含まれているので皮の白い部分まで深く剥くのがポイントです。 - レモンの皮を千切りにします。
- アスパラガスをちょうど良いサイズに切ります。
- ホタテ・アスパラガス・レモンの皮をバターとオリーブオイルで炒めます。
- そして レモン果汁・塩・コショウで味を整えます。
- 最後に残ったレモンの皮を削ってふりかけたら完成です。
石原先生オススメのレモンの皮をふんだんに使った「ほたてとアスパラのソテー」の出来上がりです。
あとがき
レモンを食べるだけで血管が若返るんですって!
でもレモンを食べると想像しただけで既に酸っぱく感じます。
普段なかなかレモンを食す機会がありません。
これからは魚にかけるなり肉にかけるなり少しでも良いから摂る努力をしていきたいと思いました。

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