なぜドーナツには穴があいているの?『チコちゃんに叱られる』

2020/10/30放送『チコちゃんに叱られる』
和田アキ子さん、みやぞんさんをゲストに迎えています。
チコちゃん「なぜドーナツには穴があいているの?」
グレゴリーが舵を手放さなかったから!?
詳しく教えてくださるのは、ドーナツの歴史に詳しい 立教大学の芝垣亮介准教授です。
もともとドーナツに穴はあいてなかった
そもそもドーナツはオランダで作られていた小麦粉・砂糖・卵を混ぜて発酵させてラードで揚げたボール状のお菓子「オリークック」が原型とされています。
1600年代にオランダから渡ってきた人々によってアメリカに伝わりました。
中央にくるみが乗っていたことから、英語では生地という意味の “dough” とクルミなどの木の身の “nuts” をくっつけて “dough-nuts” と名付けられたといわれています。
でもその頃はまだドーナツに穴があいていませんでした。
初めてドーナツに穴をあけたのはハンソン・グレゴリー?
穴のあいていないドーナツに初めてあけたのは誰なのかということをテーマに1941年アメリカ・ニューヨークで大ドーナツ討論会が開かれ、ハンソン・グレゴリーという結論に至りました。
1831年アメリカの最東北部にあるメイン州に生まれたハンソン・グレゴリーですが、彼は船乗りでした。
1847年嵐の中を航海していたグレゴリーは長時間の舵取りでお腹が減って当時 穴のあいてなかったドーナツを食べようとします。
しかし、嵐の中のため舵を手放すことができず、そこで初めて取っ手の部分にドーナツを串刺しにしました。
このことがきっかけで、穴のあいたドーナツが普及したといわれています。
発祥はハンソン・グレゴリーと決められましたが、舵にドーナツを串刺しにしたという話はグレゴリー本人が否定しています。
その代わり 少年時代に母が作った穴のないドーナツが真ん中が生焼けだったため、コショウの缶で穴をあけたと語っています。
ドーナツに穴が開いている理由は諸説あり
ドーナツに穴があいている理由は他にもいろんな説があります。
- 実はアメリカの先住民が弓を放ったところテーブルにあったケーキの真ん中に刺さったという説
- もともと胡桃が乗ったお菓子だったが、胡桃を入手しづらくなって代わりに穴をくり抜いたという説
- ユダヤ人の食べ物の「ベーグル」を真似たという説
どれも確証がなくこれが正解だとはなかなか言えません。
いろんな説がありますが、ドーナツが美味しいということに変わりはないのでその穴についてあれこれ考えてみるのも楽しいんじゃないでしょうか。
あとがき
さわみ、ドーナツが大好きです。
小さい時に何か頑張った褒美にチョコがかかったドーナツをくれました。
良い記憶として残っています。
ドーナツは穴が開いていて当然だと思っていましたが、もともと開いていなかったのですね。
穴が開いてない分たくさん食べられるからそっちの方が良いと考えていましたが、真ん中が生焼けだったから穴を空けて揚げたという説に納得してしまいました。

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