ホットケーキとパンケーキ なにが違うの?『チコちゃんに叱られる』

2020/11/7放送『チコちゃんに叱られる』
中条あやみさん、高橋英樹さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「ホットケーキとパンケーキ なにが違うの?」

人それぞれ

詳しく教えてくださるのは、お菓子の世界大会で数々の受賞歴を誇るパティシエの吉田菊次郎さんです。

パンケーキの「パン」はフライパン

ホットケーキとパンケーキの違いといえば「薄い」か「厚い」か、「ふわふわ」か「しっとり」か、「喫茶店で食べる」か「おしゃれなカフェで食べる」か、いろんな違いが取り出されいますが、明確な違いはなく同じものだと思います。

そもそもパンケーキの「パン」は食べる「パン」ではなくフライパンの「パン」です。
底が平らでちょっと薄めで片手鍋のことを「フライパン」といいます。

フライパンで焼いたものは全て「パンケーキ」です。
クレープやどら焼き、お好み焼きもパンケーキの一種です。

日本にパンケーキが伝わったのは明治時代

「パンケーキ」という言葉が誕生したのは15世紀頃だといわれており、1560年に描かれた『ザ・パンケーキ・ベーカリー』という絵画には現在のものによく似たパンケーキが描かれています。
そして日本にパンケーキが伝わったのは明治時代です。

文部省が翻訳して出版した『百科全書』という本に「薄餅」という名前でパンケーキのレシピが紹介されています。
明治時代に日本に伝わったとされるレシピは現在のパンケーキよりクレープに近いものでした。

それが今のようにふっくらとしたパンケーキになったのは明治後半です。
その証拠に当時の西洋料理の専門書に書かれたケーキのレシピには生地をふっくらとさせるベーキングパウダーの文字がありました。

レシピもあるように明治時代は「パンケーキ」であり、まだ「ホットケーキ」という言葉はありませんでした。

食べる「パン」と区別するために「ホットケーキ」が生まれた

日本で「ホットケーキ」という呼び名が生まれたのは関東大震災後の1923年です。
東京・日本橋の百貨店の食堂で「ハットケーキ」という名前のメニューが出てきます。

「パンケーキ」というとブレッドの方の「パン」と間違えられやすいのと、焼きたては温かいというところで「PAN」よりも「HOT」のほうが良いと「HOT CAKE(ハットケーキ)」という名前でお客様に案内したようです。

つまり 「ホットケーキ」と「パンケーキ」は同じものを指す言葉であり、そこに違いはありません。
こうして「パンケーキ」が「ハットケーキ」となり、さらに日本人が発音しやすい「ホットケーキ」に変化しました。

それが全国に広まり定着したきっかけが、1957年に発売された「ホットケーキの素」です。
この商品が5年後には多くのメーカーが販売するほどの大ブームとなり、ホットケーキという言葉が全国に定着しました。

15年後にはホットケーキは「小学生が食べたいオヤツ」のNo.1になります。
この頃になると「ホットケーキ」という呼び名が一般的になってきました。

パンケーキ専門店 登場で「パンケーキ」が大ブームになる

しかし2010年にこの立場を逆転させる出来事が起こります。

東京・原宿にハワイ発のパンケーキ専門店ができました。
パンケーキ専門店が「行列ができる店」としてメディアに取り上げられて以来、原宿には次々とパンケーキ店がオープンされました。

若い人たちにとって「ホットケーキ」はレトロなイメージ「パンケーキ」はSNS映えする新しいスイーツというイメージでその頃から別のものとして捉えられるようになったのではないかと思います。

でも、元は一緒ですからどちらを使うかは人それぞれ自由かと思います。

あとがき

わたしは「ホットケーキ」で育ちました。
「パンケーキ」が登場して大ブームになったところに乗っかかって食べたところ、「ホットケーキ」との区別がさっぱりわかりませんでした。

「ホットケーキのほうが少し甘い…?」なんて無理やり違うところを見つけて自分を納得させたものです。
「ホットケーキ」と「パンケーキ」が同じと知りガックリときました。

無理やり違いを見つけて自らを納得させる必要はなかった…。

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