指のポキポキはどうして鳴るの?『チコちゃんに叱られる』

2020/11/10放送放送『チコちゃんに叱られる』
この番組は2018年7月13日に放送した番組を再構成したものです。
田中美佐子さん、おぎやはぎの矢作兼さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「指のポキポキはどうして鳴るの?」

泡がはじける音

詳しく教えてくださるのは、千葉大学医学部附属病院 手外科専門医の松浦祐介先生です。

指ポキポキの正体は泡がはじける音

指のポキポキ音は長年の謎でした。
その音の正体は泡がはじける音です。

指の関節は曲げたり伸ばしやすくするために関節の中に滑液という液体が含まれています。
滑液は骨が擦り減るのを防いだり関節の動きを滑らかにしています。

関節を曲げると滑液の中の圧力が変わって中に溶けていた気体が泡になることがあります。
その泡がはじけることで「ポキッ」と音が鳴るのです。

実はMRI画像で指の関節を見てみると泡が現れて消えるのが見えます。

指ポキポキは医学界から放置された謎

指ポキポキの正体は100年以上も前から”多分 泡がはじける音だろう”とはいわれていましたが、科学的には証明されていませんでした。
ところが、2018年3月にその謎がようやく解明されました。

世界的に有名な科学専門誌にポキポキの原因を科学的に証明した論文が掲載されたのです。
発表したのはフランス エコール・ポリテクニーク研究所 アブドウルバラカト教授です。

この研究を始めたのは息抜き程度の興味本位でした。
論文のテーマを考えていた学生がたまたま指をポキポキっと鳴らしていたのがきっかけでその学生と2人で研究を始めました。

実はこの指ポキポキの謎が解明されても医療に全く影響されないため、解明できたとしても役に立たないと医学界から放置されていたのです。
しかし、教授は100年間 誰も取り組まなかった謎としってかせん俄然やる気になったそうです。

たとえ今は役に立たない研究でも今日の無駄が未来を切り開く。
そう信じて教授はこれからも研究を続けます。

おまけ:指を鳴らすと太くなるは嘘!?

「指を鳴らし続けると指が太くなる」とよく言われています。

実はアメリカのトナルド・L・アンガー研究者が60年間 左では指を鳴らし右手は一切鳴らさないという実験を行ったところ、指の太さは変わらなかったという結果が出ました。
関節炎は見られず両手にも変化がなかったそうです。

トナルド・L・アンガー研究者はこの研究で2009年にユニークな研究に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞しました。

あとがき

わたしは指がポキポキ鳴りやすい体質です。
ポキポキ鳴らし過ぎると炎症を起こしてしまうから良くないと聞いており、なるべく鳴らさないように気をつけて生活していました。

何ら影響もないということでこれからは安心してポキポキ鳴らせます。

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