実は怖い!今 気をつけるべき生活習慣病『主治医が見つかる診療所』

2020/11/12放送『主治医が見つかる診療所』


これから冬に向け新型コロナウイルスとインフルエンザの同時感染に警戒が必要になってきます。
さらに寒くなってくれば脳梗塞や心筋梗塞など突然死の危険性が高まります。

そこで今 気をつけなければいけないのが生活習慣病です。
最近 その生活習慣病に関する驚きのニュースがありました。

自粛による運動不足や食生活の変化で痛風を引き起こす生活習慣病高尿酸血症の患者が新型コロナ流行前より3割以上も増加しているのです。

生活習慣病は悪化すると血管にダメージをもたらし突然死のリスクが上昇します。さらに生活習慣病の患者が新型コロナウイルスに感染すると重症化するリスクが高くなるというデータもあります。

生活習慣病とは

改めて生活習慣病とは以下の病気を指します。

  • 糖尿病(2型)
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症
  • 心筋梗塞
  • 脳卒中 など

生活習慣病はその名の通り生活習慣の乱れが原因でなる病気がほとんどです。
逆にいえば生活習慣を正せばこれらの病気の発症をかなり抑えられます。

さらに生活習慣病は新型コロナウイルスに感染したときの血栓のリスクが非常に高くなるといわれてます。

脂質異常症

脂質異常症とは血液中に必要以上の脂質 つまり 脂が溜まっている状態です。
こういう血液の人は血管が狭くなったり血栓ができやすくなったりします。

そのため このまま放っておいて何らかの原因でできた血栓が脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓の血管に詰まれば心筋梗塞を起こして突然死する病気を引き起こしかねません。

脂質異常症の診断基準は、悪玉コレステロールが140以上、善玉コレステロールが40未満、そして中性脂肪が150以上です。
このどれかに当てはまれば脂質異常症と診断されます。

高尿酸血症

高尿酸血症は痛風が代表的な症状として知られる病気です。
尿酸値の基準値は3.4〜7.0で、これを超えると高尿酸血症の疑いがあります。

脂肪肝

γ-GTPの基準値は70以下です。
これを超えると脂肪肝を発症する恐れがあります。

脂肪肝とはその名の通り 肝臓に中性脂肪が溜まり肝臓機能が低下してしまう病気です。
脂肪肝を放っておいて悪化すると肝硬変肝臓がんになるケースもあります。

動脈硬化

コレステロール血液中に悪玉コレステロールが多すぎると血管の壁に入り込み血管が硬く狭くなり動脈硬化を引き起こす原因になります。

悪玉(LDL)コレステロールの基準値は70〜139です。
基準値からわずかに超えてるだけでは重症ではないように見えますが、例えば数年前の悪玉(LDL)コレステロール値が基準値内だったにもかかわらず数年間の間に1.5倍あるいは2倍になって基準値を超えているとなるとこれからさらにどんどん上がっていく可能性があります。

LH比が動脈硬化の進行度合いの判断

悪玉コレステロール値よりも重視したいのがLH比です。
LH比とは、悪玉コレステロール値を善玉コレステロール値で割った値で、悪玉と善玉の比率を表します。

近年では動脈硬化の進行度合いの判断に悪玉コレステロールの数値よりLH比に重きを置く傾向にあります。
LH比が 2.0 を超えると既に動脈硬化が始まっている恐れがあり、 2.5 以上では動脈硬化が進行して血管がすごく狭くなり始めている可能性が高いともいわれています。

肝硬変肝臓癌

アルコールは蓄積毒といわれています。
生涯で分解できるアルコールの量はある程度決まっています。

その量を超えると肝臓の機能が低下して肝硬変肝臓癌のリスクが高まります。
もし毎日飲んでいるワインが3杯だとした場合、14年間毎日飲んだら女性にとっては極量です。

アルコールを飲む日にちを例えば週に何回かにしたり1回の飲む量を少なくしたりする等 考えないいけません。

慢性腎臓病・心不全

クレアチニンの基準値は 0.61 〜 1.08 です。
この基準値を超えると慢性腎臓病の疑いがあります。

慢性腎臓病とは様々な原因によって腎臓がダメージを受けて血液を濾過する機能などが落ちてしまう病気です。
そのまま放っておいて今の生活を続けると、最悪の場合 腎不全を発症して人工透析が必要になるケースも出てきます。

もし人工透析が必要になってしまうと週に3回、1回4〜5時間が透析にかかるため日常生活が制限されてしまうことも多くなります。
しかも人工透析は一生続ける必要があり、その後の人生までも大きく左右することになります。

腎臓はほとんど復元しません。
1度悪くなったら それ以上悪くしないように食い止めるしか方法はありません。

あとがき

わたしは会社に勤めている身なので毎年健康診断を受けています。
しかし ただ受けているだけで診断結果はろくに見もしませんでした。

生活習慣病が何なのか実は良くわかっていませんでした。
運動不足による肥満症程度と考えていました。

しかし、脂質異常症による突然死や高尿酸血症の代表症状である痛風が紹介されて恐ろしくなりました。
そこで去年の診断結果を初めてじっくりと見ました。

なんと「脂質代謝異常が認められる」の文字が打たれていたのです!
データをよくよく見ると3年連続で悪玉コレステロール値が増えていて去年初めて基準値を超えました。

やばいよやばいよ。

去年でこの値なら今年は自粛の影響でさらに悪化している可能性が高いです。
次の健康診断が怖くなりました。

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