なんでレモンティーの色は薄いの?『チコちゃんに叱られる』

2020/11/20放送『チコちゃんに叱られる』
奥田民生さんと莉子さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なんでレモンティーの色は薄いの?」

トロンポロンが無色になるから

詳しく教えてくださるのは、物質の化学変化を長年研究している 東邦大学の今井教授です。

ポリフェノールの一種の色素構造が変化

レモンティーの色が薄くなるのは紅茶に含まれている色素の構造が変わったからです。

紅茶に含まれる「ポリフェノール」という物質が鍵を握っています。
ポリフェノールはワインやお茶に含まれている苦みや色素の成分です。

紅茶のポリフェノールの中に「テアフラビン」という色素があり、その色素の中の一部の構造に「トロポロン」という構造があります。
トロポロンは普段赤茶色で紅茶の色の一部になっています。

このトロポロンはレモンに含まれるクエン酸などの酸に触れると構造が変わって無色になります。
レモンティーの場合、クエン酸によって構造の1ヶ所が変化するだけで赤茶色のトロポロンが無色になり、紅茶に含まれる赤い色の成分が少なくなるために色が薄くなるのです。

このように酸やアルカリが加わることによって構造が変わって色素の色が変わることは結構あります。

様々な色に変化する不思議なハーブティー

様々な色に変化する不思議なハーブティーがあります。
「マロウブルー」というハーブティー(紫色)です。

マロウブルーは酸性・アルカリ性・中性のものを混ぜると様々な色の変化が見られます。

マウロブルー+レモン汁(酸性)→ピンク色に変化
マウロブルー+にがり(アルカリ性)→青色に変化
マウロブルー+卵白(にがりより強いアルカリ性)→緑色に変化

マウロブルーは「アントシアニン」という色素の構造が変化します。
アントシアニンは紫キャペツにも含まれています。

アントシアニンは中性だと紫のままですが、酸性だとピンク系に、アルカリ性だと緑やブルー系に濃度によって様々に変化します。

あとがき

無色、すなわち透明の色素が存在することに驚きました。
透明・無色なので色素自体が存在しないものだと思っていました。

不思議ですね。
何もない無を「0(ゼロ)」と定義したのと似たような感じかなと思いました。

わたしは化学が苦手でしたが、色とりどりの変化が目で楽しめる授業だったら化学を好きになっていたかもしれませんね。

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