なぜ人間には白目があるの?『チコちゃんに叱られる』

2020/11/20放送『チコちゃんに叱られる』
奥田民生さんと莉子さんをゲストに迎えています。

チコちゃん「なぜ人間には白目があるの?」

狩りが上手になるから

詳しく教えてくださるのは、九州大学大学院で人間の発達と成長について研究している橋彌 准教授です。

人間にとって白目は重要な役割があった

なぜ人間にだけ白目があるかというと、狩りが上手になるからというのも1つの可能性だと思います。
白目があるということが人が進化するのにとても重要な役割を果たしたのではないかと考えられています。

目の真ん中の黒い部分は光を取り込む「瞳孔」です。
瞳孔の周りを囲むのが「光彩」で目に入る光の量を調整します。
白目は「強膜」と呼ばれ、衝撃から目を守る役割などがあります。

強膜(白目)自体は人以外の動物の目にも広く存在します。
白目は犬や猫や馬など多くの生き物にもありますが、普段は隠れていることが多くあまり目立ちません。

動物にとって白目は見えない方が都合が良い

なぜ人間以外の生き物の白目は目立たないのでしょうか?
実は強膜に色がついている生き物にとっては細かい視線を読まれる危険がかなり少なくなります。

例えばチンパンジーの強膜は黒っぽい色をしています。
チンパンジーの場合、この黒っぽい部分が人間でいう白目にあたるのです。

チンパンジーも人間と同じで目をキョロキョロさせますが、胸膜が黒いので人間の目と比べると目の動きはわかりづらくなっています。

ライオンは仮の対象となる動物と距離が近くなっても獲物がライオンを見ているときは攻撃を仕掛けません。
視線が外れた瞬間に襲うのです。

仮に獲物の動物の白目が見えていた場合、顔がライオンの方を向いていても視線が外れたことがばれると襲われる可能性があります。

つまり、獲物となる動物にとっては視線を外さないことは身を守ることに繋がるため、視線が外れたことがばれやすい白目はない方が良いのです。

オーストラリアの大学がアフリカで野生動物と目の関係について こんな実験を行いました。
家畜の牛がライオンに襲われる被害が頻発する地域で牛のお尻に目を描いたところ、お尻に目を描かれた牛は4年間で1頭も襲われなかったそうです。

白目があることでアイコンタクトがとれる

ではなぜ、私たち人間には白目があるのでしょうか?
視線を使うことが人間という生き物にとって重要なものに どこかの時点でなってきたと考えています。

人間は単体としては力が弱く集団で狩りを行ってきました。
そのとき こちらの動きを悟られないために人が編み出したのが目でのアイコンタクトでした。

声で「カモシカいるぞ」と言ったら逃げてしまいます。
白目があることで離れていても相手に視線で合図を送ることができるようになりました。

人間は生きていくために白目を手に入れたというわけです。

あとがき

チコちゃんで視線を外すとライオンに襲われると説明がありました。
熊も遭遇したら視線を外してはいけないといわれていますよね。

その理由が今回でやっとわかりました。
「視線を外すと襲われる」これが自然の摂理なのかなと思いました。

ならば、熊に限らず、どんな動物に遭遇しても視線を外さないように気をつければいいかなと思いました。

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