私達が納めるお金は税金だけじゃない!社会保険料の支払いは国民の義務『池上彰のニュースそうだったのか!!』

2020/11/28放送『池上彰のニュースそうだったのか!!』
私達が納めるお金は税金だけはありません。
働いている人が納める義務がある社会保険料は生涯どのくらい払うのでしょうか?
主な社会保険料はこちらの4つです。
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 介護保険料
ちなみに23歳新卒 年収3000万円、40歳 課長で年収700万円、60歳 部長で1100万円として働いて90歳までに生きた場合 一生でどれくらいの社会保険料を払うのでしょうか?
- 健康保険料:約2110万円
- 厚生年金保険料:約2937万円
- 雇用保険料:約92万円
- 介護保険料:約197万円
年収や家族構成によってもちろん金額が違ってきますが、合計約5336万円もの社会保険料を支払うことになります。
社会保険料はリスクに備えるために納める
そもそも社会保険料は何のために払うのでしょうか?
社会保険料は、保険なのでもし何かあったときのためのリスクに備えて月々納めるものです。
健康保険料は病気になるというリスクに備えて医療費の一部を納めています。
厚生年金は老後や障害・死亡時に年金をもらって生活できるように予め保険がに入っておくというものです。
雇用保険は会社が倒産してしまったりして失業したときに次の仕事を見つけるまでの間にお金をもらえるようにするための財源です。
介護保険料は老後に介護が必要になったときに介護サービスを安く受けられるようにするための財源です。
保険料を支払わなかったら保険証が使えなくなるので医療が全額負担になります。
社会保険料を支払うことは国民の義務なので、納めないと口座を凍結されたりと最近は取り立てが非常に厳しくなっています。
生涯賃金の約3分の1近くが税金と保険料
国民なら誰もが支払う税金と保険料。
生涯賃金 約3億4000万円の場合 約1億1735万円が税金と保険料として支払うことになります。
つまり生涯賃金の約3分の1近くが税金と保険料になるのです。
収入に比例する形で増えますので、もっと納めている、あるいはこれから納めることになるというわけです。
こうやって一生懸命働いて稼いで税金を納めれば社会のために役に立つということです。
だから皆さん、これから社会のために役に立つようにもっともっと働いて稼いでたくさん税金を納めてください。
それによって私たちの社会が成り立っているのです。
あとがき
社会保険料、なぜ支払わなければ?と考えたことがありました。
国民の義務と言われても納得できませんよね。
しかし、支払った社会保険料がどのように使われているのか、巡り巡っって自分にどのような形で返ってきているのか知って少しだけ納得しました。
ただ 税金と保険料を合わせて約1億1735万円とは痛いですね。
自分はきっと部長に昇格することなんてない(なりたくもない)ので実際に生涯に支払う金額はもっと少ないだろうと思います。
でも、痛いですね。

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