さわみ、塔ノ岳を登る | 頑張ることをやめたら人生楽しくなった

さわみ、塔ノ岳を登る

これまで1人で登山というかハイキングしてきました。
今年3月に友人と山を登る楽しみもコロナ禍で先延ばしにされてしまいました。

そして10月にようやく登山が趣味の友人と登山をしに行きました。
登る山は「塔ノ岳」。

今回はよく分からずに友人について行って塔ノ岳を登って後悔しかなかった思い出話です。

塔ノ岳の思い出

朝8時に渋沢駅集合。
8時10分ぐらいのバスに乗って塔ノ岳の登山口に向かう。

わたしは低山しか登ったことがありません。
塔ノ岳と聞いて何も考えずに二つ返事で出した後に、6時間もかかると知って驚愕しました。
友人は笑って「大丈夫、大丈夫」と言いますが、結果的に大丈夫ではありませんでした。

中山を登るのに必要なものは何か、入念に調べて本に書いてあった通りの荷物をザックに詰め込みました。
それが仇となりました。

大荷物がわたしの体力をどんどん奪っていったのです。
友人のザックの中身はスカスカ。

レインコートも救急セットもトイレットペーパーもいらないと言うのです。
これらは1泊2日の時に持っていくものだそうです。

登り始めて2時間、早くもバテ始めました。
終わりが見えない階段を見て気が滅入りそうになります。

都度休憩を挟んでもらいました。
休憩のたびに「帰りたい」とぼやきました。

その度に友人が「もう少しだよ、がんばろう」となだめます。
「“もう少し”が長い!」とわたしは噛みつきました。

そんなやりとりを繰り返してようやく登頂!
予定より2時間オーバーです。

登頂すると感動して疲れが吹き飛ぶと聞きましたが、全くその気持ちになりませんでした。
「ようやく終わった」これが正直な気持ちです。

予定より2時間遅れの昼食をとり、重い身体を無理やり起こして今度は下山します。
上りより少々楽ではありますが、油断すると怪我につながると本に書いてあったので用心しながら下ります。

予定よりオーバーしたものですから下りきらない中に日が暮れてしまいました。
道が辛うじて見える、そんな状況の中で私たちは黙々と下山しました。

夜の山、こわい!
夜6時すぎに登山口に着き、街灯が見えたときはホッとしました。

そしてこう思いました。

「もう2度と塔ノ岳には来ない!」

装備

  • 30L登山ザック
  • 長袖シャツ
  • フリース
  • 帽子
  • 登山靴
  • 登山用靴下
  • Apple Watch

持ち物

  • 2リットルの水
  • 甘栗
  • スマホ
  • モバイルバッテリー
  • 救急セット
  • お金
  • 保険証
  • ちり紙
  • タオル
  • 梅しば
  • カロリーメイト
  • レインコート
  • 帰り用替えの靴
  • 帰り用着替え
  • おにぎり2個
  • 軍手
  • 折り畳み傘
  • トイレットペーパー

気候

  • 曇り
  • 気温 20度

移動中は暖かく長袖シャツ1枚で十分。山頂は風が強く冷える。フリーズとアウターを着ても寒い。

レベル

中級向け。初心者は登山に慣れている人と一緒に行くべし。

満足度:2
疲労度:MAX

あとがき

塔ノ岳を登っている最中、そして下山直後は「塔ノ岳にもう2度と来るもんか!」と思っていました。
しかし 今となると「体力をつけたらもう一度登ってみようかな」という気持ちになっています。

あんなに辛い思いしてもう2度と登りたくないと思っていたのにまた登りたくなるので不思議なものです。

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